天才発明家ニコラ・テスラの半生を描く、製作、監督、脚本マイケル・アルメレイダ、主演イーサン・ホーク、イヴ・ヒューソン、エボン・モス=バクラック、ジム・ガフィガン、カイル・マクラクラン他共演の伝記ドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・アルメレイダ
製作
マイケル・アルメレイダ
ユーリ・シンガー
クリスタ・キャンベル
ラティ・グロブマン
アイゼン・ロビンズ
パー・メリータ
製作総指揮
アヴィ・ラーナー
トレヴァー・ショート
ジェフリー・グリーンスタイン
ジョナサン・ヤンガー
ロブ・ヴァン・ノーデン
ドロン・ウェバー
ジェフ・ライス
リー・ブローダ
脚本:マイケル・アルメレイダ
撮影:ショーン・プライス・ウィリアムズ
編集:キャスリン・J・シューバート
音楽:ジョン・パエザーノ
出演
ニコラ・テスラ:イーサン・ホーク
アン・モルガン:イヴ・ヒューソン
J・P・モルガン:ドニー・ケシュウォーズ
ロバート・アンダーウッド・ジョンソン:ジョシュ・ハミルトン
アニタル・シゲティ:エボン・モス=バクラック
キャサリン・ジョンソン:ルーシー・ウォルターズ
バーク・コクラン:ジョン・パラディーノ
チャールズ・ペック:マイケル・マストロ
ミナ・エジソン:ハンナ・グロス
ニコルズ:ピーター・グリーン
ウィリアム・ケムラー:ブレイク・デロング
フランシス・アプトン:カール・ギアリー
アンソニー教授:ジェームズ・アーバニアク
ジョージ・ウェスティングハウス:ジム・ガフィガン
トーマス・エジソン:カイル・マクラクラン
サラ・ベルナール:レベッカ・デイアン
老婦人: ロイス・スミス
アルフレッド・ブラウン:イアン・リスゴー
アメリカ 映画
配給 IFC Films
2020年製作 102分
公開
北米:2020年1月27日
日本:2021年3月26日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $93,150
世界 $459,050
■ ストーリー ■
1884年、ニューヨーク。
ニコラ・テスラ(イーサン・ホーク)はトーマス・エジソン(カイル・マクラクラン)の元で働いていたが、提案した交流の使用を却下され、発明の対価も支払ってもらえない。
直流方式しか認めないエジソンの元を去ったテスラは、投資家で銀行家のアルフレッド・ブラウン(イアン・リスゴー)と弁護士チャールズ・ペック(マイケル・マストロ)に誘導モーターを売り込む。
テスラと助手のシゲティ(エボン・モス=バクラック)のモーターに感心したアンソニー教授(ジェームズ・アーバニアク)は、発明をいくつかの特許に分割することを提案する。
テスラは、アンソニー教授の娘イヴリン、そしてJ・P・モルガン(ドニー・ケシュウォーズ)の娘アン(イヴ・ヒューソン)に出会う。
テスラに会った発明家で実業家のジョージ・ウェスティングハウス(ジム・ガフィガン)は、彼の特許を買い取り、製品化されたもののロイヤリティを支払う契約を結ぶ。
エジソンと組んでいたウェスティングハウスだったが、彼との関係に限界を感じ、優れた直流に対し交流は危険だと主張するエジソンに対抗しようとする。
エジソンは、妻を殺したウィリアム・ケムラー(ブレイク・デロング)の処刑方法としてウェスティングハウスの発明を使い、電気椅子による処刑は失敗して交流の評判を落とす。
その頃テスラは、アンとの親交を深める。
1893年、テスラの発明はシカゴ万国博覧会の電力供給に使用されるが、エジソンは興味を示さない。
ウェスティングハウスは、事業を継続するためにテスラに合併を提案し、それに同意したテスラは契約書を破り捨てる。
女優のサラ・ベルナール(レベッカ・デイアン)は、エジソンの蓄音機で録音を試す。
サラはイベントでテスラと出会うが、2人の関係を気にするエジソンは彼女を引き離す。
その後テスラは、ウェスティングハウスと共にナイアガラの滝の水力発電所の設計を手がける。
J・P・モルガンは、アンとテスラの関係を気にする。
コロラドスプリングスに向かったテスラは、”テスラコイル”を設置し雷雨の力を利用した実験を始めるのだが・・・。
製作、監督、脚本マイケル・アルメレイダ、イーサン・ホーク、イヴ・ヒューソン、エボン・モス=バクラック、ジム・ガフィガン、カイル・マクラクランなどが共演している。
マイケル・アルメレイダとイーサン・ホークは、「ハムレット」(2000)と「アナーキー」(2014)でも組んでいる。
天才発明家ニコラ・テスラの半生を描く伝記ドラマ。
ニコラ・テスラの、よく知られている渡米後の経歴を淡々と描いた内容ではあるが、現代のテクノロジーが違和感なく登場したりするシーンが興味深い。
そんな点を含め、美術を学んだマイケル・アルメレイダらしい映像感覚と共に、自由な発想のファンタジックな雰囲気にも描かれた作品。
主演のイーサン・ホークは、孤独の中で激動の時代を生き抜く天才発明家ニコラ・テスラを好演している。
物語の進行役で、主人公と親交を深めるJ・P・モルガン(ドニー・ケシュウォーズ)の娘アン・モルガンのイヴ・ヒューソン、主人公の友人であるジャーナリスト、ロバート・アンダーウッド・ジョンソンのジョシュ・ハミルトン、その妻ルーシー・ウォルターズ、主人公の助手エボン・モス=バクラック、主人公に投資する弁護士マイケル・マストロと銀行家のイアン・リスゴー、エジソンの2番目の妻ミナ役ハンナ・グロス、電気ショックにより処刑された最初の死刑囚ウィリアム・ケムラーのブレイク・デロング、エジソンの同僚フランシス・アプトン役カール・ギアリー、主人公の発明を評価する教授ジェームズ・アーバニアク、主人公と手を組むジョージ・ウェスティングハウスのジム・ガフィガン、トーマス・エジソンのカイル・マクラクラン、女優サラ・ベルナールのレベッカ・デイアン、テスラの実験を見学する婦人ロイス・スミス他、ジョン・パラディーノ、ピーター・グリーンなどが共演している。