戦争で夫を亡くして3年経ったエレンだったが、心の整理ができないことをショウに伝える。
ピッジに拳銃を買ってあげたショウはエレンに非難され、戦争映画に誘うものの断られる。
電報局。
電報を受け取ったエドはその内容に驚き、緊急事態だと言って、ビーバップ(チャールズ・スミス)を保安官事務所に向かわせる。
戻ってきたエドは、ビーバップを車に乗せてエドの元に向かう。
極秘の内容だったためにビーバップを追い出したエドは、大統領を乗せた特別列車が、午後5時に到着するという電報の内容を伝える。
暗号は”ハングオーバー/二日酔い”で、シークレットサービスのダン・カーニー(ウィリス・ボーシェイ)と共に警護を依頼する内容を知ったショウは、州警察にも同じ報せが届いていることを確認する。
リムジンを手配したショウは駅に向かい、到着したカーニーらを迎える。
カーニーらの身分証を確認したショウは、部下のウィルソン(ケン・ディブス)、ハガティ(クラーク・ハワット)らを紹介される。
付近の店を調べさせたカーニーは、その場から見える丘に建つエレン親子と義父ピーター”ポップ”(ジェームズ・グリースン)の家もチェックしようとする。
その必要はないと言うショウは、ポップはかつてシークレットサービスだったことをカーニーに伝える。
ポップのことを知っていたカーニーは驚き、自分の上司だったとショウに伝えて、それならば心配いらないと言って納得する。
銃のことで機嫌が悪いピッジを部屋に向かわせたエレンは、子供には善悪を教えるべきだとポップから意見される。
エレンから、それを承知で兵士になり戦争で死んでも納得できるのかと言われたポップは、そんな考えでは、国のために死んだピートは妻を恥じると伝える。
理想を唱えるのはかまわないが、国を守る者は必要だとエレンに伝えたポップは、州警察の車両が何台も現れたことをピッジから知らされる。
その頃、ジョン・バロン(フランク・シナトラ)、ベニー・コンクリン(ポール・フリーズ)とバート・ウィーラー(クリストファー・ダーク)は、ある目的のために町に到着する。
保安官事務所に戻ったショウは、大統領が向かうホワイト・スプリングス牧場への道順をカーニーする彼から、よそ者が心配だと言われる。
5時前後には店を閉店させるよう指示されたショウはそれに従い、保安官補のアダムスにも何も知らせず警戒させる。
ベンソン家を訪ねたバロンは、対応したエレンに、FBI捜査官だと伝えて身分証を見せる。
バロンらを歓迎したポップは、自分もシークレットサービスだったと言って、引退するきっかけとなった、銃撃された胸の傷を見せる。
エレンから訪ねて来た理由を訊かれたバロンは、緊急事態なので家の中を調べさせてほしいと伝える。
家の中が問題ないことと駅の警備を確認したバロンは、不審に思う様子のポップとエレンに、普段のように過ごしてほしいと伝える。
納得しないポップに、午後5時に大統領が到着すると伝えたバロンは、態度を変えて驚き喜ぶ彼に、狙撃には最適の家だと話す。
厳重過ぎる警戒態勢を疑問に思うショウは、カーニーから再びよそ者のことを訊かれる。
一昨日、警官が、死にかけていた悪党から暗殺計画を聞いたと話すカーニーは、慎重に行動する必要があるとショウに伝える。
家を詳しく調べるバロンに質問したポップは、暗殺計画があることを知るが、大統領の護衛にはFBIはつかないことを確認する。
総動員だと言うバロンは窓から駅を見て説明し、ポップは、かつての同僚カーニーもいるかもしれないと考える。
そこにショウとカーニーが現れ、ポップは驚く。
カーニーとの再会を喜ぶポップは、エレンとピッジを紹介し、FBIも来ていることを伝える。
バロンを不審に思いバートが銃を向けていることに気づいたカーニーは、皆を助けようとする。
カーニーはバロンに撃たれ、バートを殴り倒したショウはベニーに腕を撃たれる。
駅の警官が気づいていないことを確認したバロンは、カーニーの死体を地下室に運ばせる。
意識を失ったエレンを介抱するようショウに指示したバロンは、彼女が騒いだら子供を殺すと言って脅す。
目覚めて動揺するエレンを落ち着かせたショウは、彼女ととポップに腕を手当てしてもらう。
バロンは、ベニーとバートに狙撃の準備をさせる。
対策を考えるショウは、ポップが銃を隠してあることを知る。
金属のテーブルが銃撃の反動で動かないようにするために、バロンはベニーとバートに固定させる。
自分を非難し臆病者呼ばわりするピッジに、戦争で”シルバースター”をもらったことを話したバロンは、1人で27人を殺したと伝える。
勲章は盗んだと言われたバロンは、ピッジを殴り倒す。
ショウらを居間に戻したバロンは、パトカーがそのまま止まっていることに気づき、バートに移動させる。
普段の土曜の夕方のパターンをポップに聞いたバロンは、誰も来ないことを確認する。
ショウから、計画実行後に自分たちを殺す気だと言われたバロンは、心配するエレンに殺さないと伝える。
駅で誰かが気づいているはずだと考えるバロンは、保安官は別の場所に行ったと話すようエレンに指示する。
ショウとポップから、大統領の命を狙った犯人の末路の話をされたバロンは、間抜けな奴らと自分は違うと伝える。
様子を見にベニーを駅に向かわせたバロンは、銃を固定したバートに、最高の眺めだと伝える。
狙撃をやめさせようとするエレンに駅の様子を見させたバロンは、ポップから捕まると言われる。
ポップを黙らせたバロンは、彼が正しいと考えるバートから、大統領の暗殺は大事だと言われたため、初めての経験だと伝える。
そこに、テレビの修理を頼んだジャドが現れ、バロンはポップに対応させる。
バロンの性格などを観察していたショウは、彼と話を続ければ油断するとエレンに伝える。
ジャドに銃を向けたバロンは、おとなしくしていろと伝える。
その頃ウィルソンらは、カーニーが遅いことが気になる。
エレンをキッチンに連れて行きサンドイッチを食べたバロンは、ピッジが部屋に向かったことを知らされる。
銃を構えて出てきたピッジは、ポップとショウにおもちゃだと言われ、バートがそれを奪う。
バートをからかいながら、本物のような銃をピッジに返したバロンは、自分たちが何をしに来たのか気にするジャドに、テレビの修理をさせようとする。
ショウから大統領の暗殺計画を聞いたジャドは信じようとしないが、窓際の銃を見て納得する。
正気ではないと言うジャドを黙らせたバロンは、ショウから黒幕が誰かを訊かれる。
自分は1人で27人殺し”シルバースター”をもらったとショウに話すバロンは、大統領が憎いのではなく、金のためにやると伝える。
戦後、戦争の評判により仕事が入るようになりどんなことでもしたと言うバロンは、自分には、大統領が無税の50万ドルにしか見えないと話す。
頭がおかしいと言うジャドを脅したバロンは、ショウから50万ドルのことを訊かれ、半額は受け取り残りも必ず手に入れると伝える。
そこに電話がかかり、エレンに対応させたバロンは、ベニーだったために代わる。
列車は時間通りに到着し、リムジンはこちら向きに停まることを知らされたバロンは電話を切る。
アダムスに呼び止められて質問されたベニーは焦り、彼を銃撃して逃げるものの、背後から撃たれる。
バロンらは銃撃戦の音に気づく。
アダムスは意識を失い、その場から逃げようとするベニーは、駆け付けた警官に射殺される。
犯人から話が聞けなくなり、撃った警官を責めるウィルソンは、ハガティに連絡して、カーニーがいるはずの家に向かうよう指示する。
ベニーが死んだと考えるバロンは、エレン以外を地下室に向かわせる。
カーニーを捜しに来る者を家に入れるなとエレンに伝えたバロンは、彼らはここに来て、ポップとピッジを連れて3時にホワイト・スプリングスに向かったことにする。
現われたハガティと話したエレンは、バロンに指示されたように伝える。
確認に来ただけだと言うハガティはその場を去り、エレンは家の中に戻る。
バートに大丈夫だと伝えたバロンは、エレンから、チャンスがあれば殺すと言われる。
バロンから銃を渡されたエレンは、ピッジのことを考えろと言われ、動揺して涙しながら銃を捨てる。
ショウらを居間に戻したバロンは、ジャドにテレビの修理をさせる。
銃にスコープをセットしたバロンは、ショウから戦った場所を訊かれ、北アフリカ戦線の”カセリーヌ峠”だと答える。
捕虜を殺したのではないかと伝えたショウは、殺人は女よりも楽しくスリルを味わえると言ってバロンを挑発する。
ノルマンディーに上陸したショウは、ドイツには行っていないと言うバロンと、軍や戦地での話を始め、脱走兵か兵士不適合だったのではないかと言って彼を動揺させる。
苛立つバロンは、ショウの腕を蹴って黙らせる。
真空管が原因だったと言うジャドに、金属のテーブルをアースに使えば画像の乱れが直りそうだと伝えたポップは、それで感電させる考えをジャドに理解させる。
心臓が痛むように見せかけたポップは、ピッジに引き出しの薬を取りに行かせる。
引き出しの中にあった拳銃を手にして自分のおもちゃをしまったピッジは、それと薬を居間にに持って行く。
ポップとショウは、銃が本物だと気づく。
計画は失敗して必ず捕まると言うショウは、今ならまだ逃げられるとバロンに伝え、バートはもっともな意見だと考える。
バロンに臆病者呼ばわりされたバートは、依頼主からも追われると言うショウの言葉を聞き動揺する。
ショウから、結局はどちらに転んでも一生逃げ回ることになると言われたバロンは、決して捕まらないとバートに伝えて安心させる。
ポップから病気だと言われ、ショウからは銃があれば神かと言われたバロンは、その通りであり、銃にはそのパワーがあると伝える。
銃を持てば戦場と同じで、なければただの人間だと言うバロンは、ピッジもおもちゃの銃で自信が持てると話す。
ポップの合図で、ジャドはテーブルの脚にケーブルをつなぐ。
銃を持っているのは自分は神だと言うバロンは、テレビの電源を入れたジャドに音を消させる。
立ち上がったポップは、薬を飲んだコップをテーブルに置こうとして床に水をこぼしてしまう。
銃があれば自分に気づきもしないが、あれば死ぬまで忘れないだろうとショウに伝えたバロンは、狙撃の銃に近づき構える。
到着する列車の警笛を聴いたバロンは、バートに狙撃の準備をさせる。
感電したバートは銃を乱射してしまい、ウィルソンと警官らに反撃される。
テーブルのコードに気づいたバロンは、ジャドを銃撃する。
列車が近づき、死んだバートをどかし銃を構えようとしたバロンは、ショウに背後から灰皿をぶつけられ、襲い掛かってきたポップを殴り倒す。
銃を手にしたピッジに発砲されたバロンは反撃し、ショウがピッジを助ける。
列車は停車せずに通過してしまい、銃を拾ったエレンは、動揺するバロンを銃撃し、ショウがその銃で止めを刺す。
その後、傷の手当てをされたポップはウィルソンに感謝され、暗殺計画を知り専用列車は予定を変更したことを知らされる。
ウィルソンに別れの挨拶をしたピッジは、ポップにシークレットサービスになることを伝える。
ポップは、大統領になれば警護官を付けられるとピッジに伝える。
病院の前で待つエレンは、出てきたショウから、ジャドが亡くなり、アダムスは重傷だが助かることを知らされる。
ポップが話していた、生きるための考えについて勘違いしていたようだとショウに伝えたエレンは、保安官事務所に向かう彼に、誘われていた明日の教会に行くことを伝えてその場を去る。
ドライバーからスリースバーズへの道を訊かれたショウはそれを教え、町の名前も訊かれたために”サドンリー/突然”だと答える。
変わった名だと言うドライバーは走り去る。
そうでもないとつぶやきながら、ショウは保安官事務所に向かう。