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セント・アイブス St. Ives (1976)

富豪から現金の運び屋を頼まれた小説家が警察が絡む殺人事件に巻き込まれる・・・。
監督J・リー・トンプソン、主演チャールズ・ブロンソンジャクリーン・ビセットジョン・ハウスマンマクシミリアン・シェル他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:J・リー・トンプソン

製作
パンチョ・コーナー
スタンリー・カンター
原作:ロス・トーマス”The Procane Chronicle”
脚本:バリー・ベッカーマン
撮影:ルシアン・バラード

編集:マイケル・F・アンダーソン
音楽:ラロ・シフリン

出演
チャールズ・ブロンソン:レイモンド・セント・アイブス
ジャクリーン・ビセット:ジャネット・ホイッスラー
ジョン・ハウスマン:アブナー・プロケイン
ハリー・ガーディノ:ディール刑事
マクシミリアン・シェル:コンステイブル博士
ハリス・ユーリン:オラー刑事
ダナ・エルカー:チャーリー・ブラント
マイケル・ラーナー:マイロン・グリーン
エリシャ・クックJr.:エディ
バー・デベニング:フラン
ダニエル・J・トラヴァンティ:ジョニー・パリシ
ジェフ・ゴールドブラム:暴漢
ロバート・イングランド:暴漢

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1976年製作 93分
公開
北米:1976年9月1日
日本:1976年7月31日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロサンゼルス
新聞記者から小説家に転身したレイモンド・セント・アイブス(チャールズ・ブロンソン)は、彼の弁護士のマイロン・グリーン(マイケル・ラーナー)に儲け話を持ちかけられる。

大富豪のアブナー・プロケイン(ジョン・ハウスマン)が、金庫から盗まれた物と交換に現金を要求され、その運び屋で現金1万ドルが稼げるという話だった。

ブロイケンの屋敷に向かったセント・アイブスは、日誌を盗んだ犯人が自分を指名し、10万ドルを要求してきていることを、居合わせた女性ジャネット・ホイッスラー(ジャクリーン・ビセット)から聞かされる。

セント・アイブスは、コインランドリーに来るようにと犯人から連絡を受けるが、そこには死体があり、通りがかりの警官フラン(バー・デベニング)に尋問される。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
新聞記者から小説家に転身したレイモンド・セント・アイブスは、大富豪のプロケインが、金庫から盗まれた日誌で現金を要求されたため、報酬1万ドルでその運び屋を頼まれる。
ブロイケンの屋敷で、犯人が自分を指名し10万ドルを要求していることを、居合わせた女性ジャネットからセント・アイブスは知らされる。
犯人の指定場所に向かったセント・アイブスは、そこで死体を見つけ、ディールとオラー刑事に署に連行され尋問を受ける。
釈放されたセント・アイブスだったが、事件に裏があると考え独自に調査を進め、やがて日誌を盗んだ犯人を突き止める。
セント・アイブスは、その男の元に向かうが、男が死んでいることを知り、再びディールらに捕まってしまう・・・。
__________

1971年に発表された、ロス・トーマスの小説”The Procane Chronicle”の映画化。

野性的な魅力のチャールズ・ブロンソンと、「ナバロンの要塞」(1961)などアクションも得意とするJ・リー・トンプソンが組んだ、豪華キャストによる作品で、ストーリー展開にご都合主義的なシーンも多々あるが、肩が凝らずに観られる作品。

J・リー・トンプソンブロンソンは、翌年「ホワイト・バッファロー」(1977)でも組むことになる。

ダーティーハリー」(1971)風のラロ・シフリンの軽快な音楽もファンには嬉しい。

記者から小説家になったということで、それほど体を張った演技を見せるわけではないチャールズ・ブロンソンだが、厚い胸板と背筋を伸ばした堂々とした物腰は貫禄十分で、苦虫を噛み潰したようなお馴染みの表情で、画面に登場してくれているだけで満足感が味わえる。

間違いなく裏がありそうな雰囲気の、妖艶な女性ジャクリーン・ビセットが、最後までその魅力を武器に、警部を誘惑する粋なラストもなかなかいい。

謎の富豪、結局は遊び心で犯罪計画を練るジョン・ハウスマン、彼の日誌を狙い現金強奪を画策する刑事ハリー・ガーディノハリス・ユーリン、彼にしては今一存在感に欠ける役の事件の黒幕のマクシミリアン・シェル、主人公に協力する警部役のダナ・エルカー、弁護士役のマイケル・ラーナー、ホテルのフロント係エリシャ・クックJr.、同じブロンソン作品「狼よさらば」(1974)に続き、同じ暴漢で登場のジェフ・ゴールドブラムロバート・イングランドも端役で登場する。


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