1958年に発表された、リチャード・マシスンの小説”A Stir of Echoes”を基に製作された作品。 催眠術をきっかけにして幻覚を見るようになった男性に襲いかかる恐怖を描く、監督、脚本デヴィッド・コープ、主演ケビン・ベーコン、キャスリン・アーブ、イリーナ・ダグラス、ジェニファー・モリソン、リザ・ワイル、ケヴィン・ダン他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・コープ
製作
ジュディ・ホフランド
ギャヴィン・ポローン
製作総指揮:ミシェル・ワイズラー
原作:リチャード・マシスン”A Stir of Echoes”
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:フレッド・マーフィ
編集:ジル・セイヴィット
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
トム・ウィツキー:ケビン・ベーコン
マギー・ウィツキー:キャスリン・アーブ
ジェイク・ウィツキー:ザカリー・デヴィッド・コープ
リサ:イリーナ・ダグラス
サマンサ・コザック:ジェニファー・モリソン
デビー・コザック:リザ・ワイル
フランク・マッカーシー:ケヴィン・ダン
シーラ・マッカーシー:ルーシア・ストラス
アダム・マッカーシー:シャロン・ウィリアムズ
ハリー・デイモン:コナー・オファレル
カート・デイモン:スティーブ・リフキン
ニール:エディ・ボー・スミスJr.
アメリカ 映画
配給 Artisan Entertainment
1999年製作 100分
公開
北米:1999年9月10日
日本:2005年9月10日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $21,142,910
■ ストーリー ■
シカゴ。
電話配線工のトム・ウィツキー(ケビン・ベーコン)は、妻マギー(キャスリン・アーブ)と、死者と話せる能力がある息子ジェイク(ザカリー・デヴィッド・コープ)と共に暮らしていた。
(トムとマギーはジェイクの能力を知らない)
マギーの姉リサ(イリーナ・ダグラス)から、マギーが妊娠していることを知らされたトムは驚く。
ジェイクを寝かせたトムは、マギーとリサと共に、隣人フランク・マッカーシー(ケヴィン・ダン)の家で開かれるパーティーに向かう。
そこでトムは、超常現象に興味があるリサの話を聞き、自分に催眠術をかけるよう挑発する。
リサは、トムが酔っているためにそれを断るが、仕方なく彼に、”もっと心を開いて”と言いながら催眠術をかける。
目覚めたトムは動揺し、家に戻ってベッドに入るものの眠れず、マギーに迫られて愛し合う。
襲われているような幻覚を見たトムは気分が悪くなり、洗面所に向かうものの、再び奇妙な体験をする。
症状が治まらないトムは、ソファに座る少女(ジェニファー・モリソン)の幻覚を見て動揺し、ジェイクが起きて来たことに気づく。
翌朝、トムはそのことをマギーに話し、仕事の現場でリサに電話をして催眠術のことを聞く。
その夜、トムとマギーは、ベビーシッターのデビー・コザック(リザ・ワイル)を雇い、高校フットボールの試合を見に行こうとする。
トムは、デビーに会った瞬間に何かを感じていた。
デビーは、ジェイクが姉のサマンサ(ジェニファー・モリソン)と話しているのを聴いてしまう。
動揺したデビーは、ジェイクを連れて家を出ようとする。
トムは、ジェイクが危険にさらされていることを察知して家に戻る。
ジェイクがいないことを確認したトムは、戻ったマギーにそれを知らせて、赤いライトに誘われてメトラの駅に向かう。
デビーを見つけたトムは、ジェイクを取り戻す。
取り乱すデビーは、その場が職場だった母親に寄り添われながら、ジェイクが、半年前に行方不明になったサマンサの話をしたことをトムらに伝える。
サマンサの写真を見せられたトムは、それが幻覚の少女だったことに気づき驚くが、その場にいた警備員に知らない人物だと話す。
動揺するトムは、デビーを訴えないことにするとマギーに伝えて、ジェイクと共にその場を去る。
トムは、サマンサが自分が幻覚で見た少女だったとマギーに話し、ジェイクの指示でデビーを雇ったことを知る。
その後トムは、仕事を休み、サマンサが自分の前に現れた理由を知ろうとするのだが・・・。
1958年に発表された、リチャード・マシスンの小説”A Stir of Echoes”を基に製作された作品。
「ジュラシック・パーク」(1993)、「ミッション:インポッシブル」(1996)などの脚本でも知られるデヴィッド・コープが脚本を兼ねて監督し、主演はケビン・ベーコン、キャスリン・アーブ、イリーナ・ダグラス、ジェニファー・モリソン、リザ・ワイル、ケヴィン・ダンなどが共演した作品。
催眠術をきっかけにして幻覚を見るようになった男性に襲いかかる恐怖を描くホラー。
スリリングで緊迫感溢れるデヴィッド・コープの演出と脚本が見どころの作品で、キャリアの中でも最高に近い演技を見せる、異常者に変貌する主人公を演ずるケビン・ベーコンの熱演も注目だ。
主人公である夫の奇行に翻弄されるキャスリン・アーブ、その息子で、死者と話す能力を持つザカリー・デヴィッド・コープ、主人公に催眠術をかける妻の姉イリーナ・ダグラス、主人公の前に現れる行方不明の少女ジェニファー・モリソン、その妹リザ・ワイル、事件に関わった主人公の隣人ケヴィン・ダン、その妻ルーシア・ストラス、その息子で少女を殺害したシャロン・ウィリアムズ、事件に関わった隣人で主人公の家主コナー・オファレル、その息子で犯人だったスティーブ・リフキン、霊能者のエディ・ボー・スミスJr.などが共演している。