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都会に憧れる女性と成り行きで結婚してしまった医師との恋を描く、監督ウィリアム・A・ウェルマン、ロバート・Z・レナード、主演ジャネット・ゲイナー、ロバート・テイラー、ジェームズ・スチュワート、ビニー・バーンズ、アンディ・ディヴァイン、ルイス・ストーン他共演のロマンチック・コメディ。 |
・ジェームズ・スチュアート / James Stewart / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督
ウィリアム・A・ウェルマン
ロバート・Z・レナード(クレジットなし)
製作:ハント・ストロンバーグ
原作:ベン・エイムズ・ウィリアムズ”Small Town Girl”
脚本
ジョン・リー・マヒン
フランシス・グッドリッチ
アルバート・ハケット
イーディス・フィッツジェラルド
撮影
オリヴァー・T・マーシュ
チャールズ・ロッシャー
編集:ブランシュ・シーウェル
音楽
ハーバート・ストットハート
エドワード・ワード
出演
キャサリン・ブランナン:ジャネット・ゲイナー
ロバート・デイキン医師:ロバート・テイラー
プリシラ・ハイド:ビニー・バーンズ
ジョージ・ブランナン:アンディ・ディヴァイン
デイキン医師:ルイス・ストーン
ブランナン夫人:エリザベス・パターソン
ブランナン:フランク・クレイヴン
エルマー・クランペット:ジェームズ・スチュワート
エミリー・ブランナン:イザベル・ジュエル
ネッド・ファーブル医師:チャーリー・グレープウィン
ダキン夫人:ネラ・ウォーカー
チルダーズ:ロバート・グレイグ
マック船長:エドガー・ケネディ
ソー=ソー:ウィリー・フォン
アメリカ 映画
配給 MGM
1936年製作 106分
公開
北米:1936年4月10日
日本:1936年10月
製作費 $760,000
■ ストーリー ■
カーヴェル。
イェール大学とハーバード大学のフットボール試合のために、選手や関係者が押し寄せて町は交通渋滞になる。
キャサリン・ブランナン(ジャネット・ゲイナー)は、兄ジョージ(アンディ・ディヴァイン)やその妻エミリー(イザベル・ジュエル)の食料品店を手伝っていた。
都会に憧れるキャサリンは、町を訪れた選手たちを興味深く見つめる。
キャサリンは、今後の人生を考えると不安になり、家族やボーイフレンドのエルマー・クランペット(ジェームズ・スチュワート)との関係にも限界を感じていた。
そんなキャサリンは、ボストンの脳外科医ロバート・デイキン(ロバート・テイラー)と通りで出会い、酒場の場所を訊かれて、その場に案内することになる。
酒場に着いたロバートは、帰ろうとするキャサリンを誘い楽しむ。
酔ったロバートは、キャサリンを連れて店を出て治安判事の元に向かい、結婚すると言い出す。
戸惑うキャサリンは、退屈な日々から逃れたい一心で、それに同意して結婚してしまう。
酔いが醒めないロバートは、車で移動中に小川に突っ込んでしまう。
キャサリンはどうすることもできず、ロバートはその場で眠ってしまう。
ようやく酔いが醒めたロバートは、昨夜のことをキャサリンから聞き、結婚したことを知り、弁護士に取り消しさせるつもりだった。
ところがロバートは、治安判事が新聞社に話してしまったことをキャサリンから知らされる。
仕方なくボストンに戻ったロバートは、両親(ルイス・ストーン/ネラ・ウォーカー)にキャサリンを紹介する。
デイキン夫妻に挨拶したキャサリンは、ロバートには婚約者プリシラ・ハイド(ビニー・バーンズ)がいることを知る。
キャサリンは、ロバートが席を外している間に、彼が2週間後に結婚することを知る。
動揺するキャサリンは、昨夜、自分とロバートが結婚したことを、デイキン夫妻に正直に話す。
ロバートは、スキャンダルを避けるために、6ヶ月間幸せな結婚生活を装い、その後ひっそりと離婚することをキャサリンに提案するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
「つばさ」(1927)、「民衆の敵」(1931)などのウィリアム・A・ウェルマンと「ダンシング・レディ」(1933)などのロバート・Z・レナードが監督し、主演はジャネット・ゲイナー、ロバート・テイラー、ジェームズ・スチュワート、ビニー・バーンズ、アンディ・ディヴァイン、ルイス・ストーンなどが共演した作品。
都会に憧れる女性と成り行きで結婚してしまった医師との恋を描くロマンチック・コメディ。
序盤はコメディタッチで進行するものの、医師と結婚してからは、富豪夫人にはなるものの満ち足りることなく過ごさなくてはならない主人公の苦悩が描かれる、メロドラマタッチに変貌する内容が注目だ。
主演のジャネット・ゲイナーは、都会生活に憧れ、医師と結婚して夢を掴んだかに見えるが、不幸とは言えないまでも、満足できない日々に苦悩する女性を好演している。
酒に酔い成り行きで主人公と結婚する身勝手な医師ロバート・テイラー、彼の婚約者ビニー・バーンズ、主人公の兄アンディ・ディヴァイン、その妻イザベル・ジュエル、主人公の母親エリザベス・パターソン、その夫フランク・クレイヴン、ロバート(ロバート・テイラー)の思慮深い両親ルイス・ストーンとネラ・ウォーカー、主人公のボーイフレンド、ジェームズ・スチュワート、ロバートの上司である医師チャーリー・グレープウィン、デイキン家の執事ロバート・グレイグ、デイキン家のヨットの船長エドガー・ケネディ、デイキン家の使用人ウィリー・フォンなどが共演している。