1984年に発表された、ウォーレン・アドラーの同名小説を基に製作された作品。 内務捜査課の刑事と下院議員候補の関係を描く、製作、監督、出演シドニー・ポラック、主演ハリソン・フォード、クリスティン・スコット・トーマス、チャールズ・S・ダットン、ボニー・ハント、リチャード・ジェンキンス他共演のドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:シドニー・ポラック
製作総指揮
ウォーレン・アドラー
ロナルド・L・シュワリー
製作
シドニー・ポラック
メアリーケイ・パウエル
原作:ウォーレン・アドラー
脚本:カート・リュードック
撮影:フィリップ・ルースロ
編集:ウィリアム・スタインカンプ
音楽:デイヴ・グルーシン
出演
ウィリアム”ダッチ”ヴァン・デン・ブロック:ハリソン・フォード
ケイ・チャンドラー:クリスティン・スコット・トーマス
アルシー:チャールズ・S・ダットン
ウェンディ・ジャッド:ボニー・ハント
ジョージ・ビュフォート:デニス・ヘイスバート
カール・ブローマン:シドニー・ポラック
トルーマン・トレイナー:リチャード・ジェンキンス
ディック・モントーヤ:ポール・ギルフォイル
カレン・チャンドラー:ピーター・コヨーテ
フィリーズ・ボナパルト:リネ・シグペン
リチャード・ジャッド:ディラン・ベイカー
ペイトン・ヴァン・デン・ブロック:スーザン・トンプソン
ジェシカ・チャンドラー:ケイト・マーラ
モリー・ロール:スーザン・フロイド
マービン:ビル・コッブス
シャラ・マムフォード:アリーナ・トーマス
アメリカ 映画
配給コロンビア・ピクチャーズ
1999年製作 132分
公開
北米:1999年10月8日
日本:1999年12月18日
製作費 $64,000,000
北米興行収入 $31,054,920
世界 $74,608,600
■ ストーリー ■
ワシントンD.C.。
内務捜査課の刑事ウィリアム・ヴァン・デン・ブロック(フォード)の妻と下院議員候補チャンドラー(クリスティン・スコット・トーマス)の夫が、不倫関係だということを匂わせたまま墜落した事故機で遺体で発見される。
選挙や娘への影響を考え、スキャンダル発覚を恐れるチャンドラーは、夫の不祥事をそれ以上追求しようとしない。
しかし、やがてブロックとチャンドラーには愛情が芽生え、彼女は、それが新たなスキャンダルになりかねない事態になってしまう・・・。
妻と夫を失った男女が、心の傷を乗り越えようとして、愛し合うようになるラブストーリーと言えば聞こえはいいが、悪く言うと、いかにもご都合主義のやらせドラマのような展開には、頭を傾げてしまう人も多いはずだ。
しかも、ハリウッドを代表するスタッフと魅力的な豪華キャストでありながら、 批評家や一般の評価もかなり低く、興行的にも成功しなかった作品でもある。
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製作費 $64,000,000
北米興行収入 $31,054,920
世界 $74,608,600
主人公の二人が愛し合うようになるのは、当然のごとく予想できるのだが、マイアミから戻った空港の駐車場で、突然求め合うシーンには絶句してしまう。
ロマンスか、サスペンスなのか・・?
的を得ないシドニー・ポラックの演出も、ややちぐはぐな感じがする。
主演の二人は、実力派らしく存在感は発揮し、いつもながらアメリカ人らしいタフな刑事を演ずるハリソン・フォード、実は彼とは親子ほど歳が違うクリスティン・スコット・トーマスの、清楚で30代には思えない落ち着いた雰囲気は貫禄さえ感じる。
主人公の同僚チャールズ・S・ダットン、議員候補の友人で夫の浮気相手の一人ボニー・ハント、その夫ディラン・ベイカー、汚職警官のデニス・ヘイスバート、選挙参謀役でシドニー・ポラックとリチャード・ジェンキンス、航空会社職員ポール・ギルフォイルとリネ・シグペン、議員候補の夫で端役程度が寂しいピーター・コヨーテ、その浮気相手で主人公の妻スーザン・トンプソン、議員候補の娘役ケイト・マーラ、主人公の妻の同僚スーザン・フロイド、殺される証人役ビル・コッブスなどが共演している。