自殺した親友のことで苦悩する女性が実行する復讐劇を描く、製作マーゴット・ロビー、製作、監督、脚本エメラルド・フェネル、製作総指揮、主演キャリー・マリガン、ボー・バーナム、アリソン・ブリー、ジェニファー・クーリッジ、ラバーン・コックス、クリス・ローウェル他共演のスリラー。 |
・マーゴット・ロビー / Margot Robbie / Pinterests
■ スタッフ キャスト ■
監督:エメラルド・フェネル
製作
マーゴット・ロビー
ジョジー・マクナマラ
トム・アカーリー
ベン・ブラウニング
アシュリー・フォックス
エメラルド・フェネル
製作総指揮
キャリー・マリガン
グレン・バスナー
アリソン・コーエン
ミラン・ポペルカ
脚本:エメラルド・フェネル
撮影:ベンジャミン・クラカン
編集:フレデリック・トラヴァル
音楽:アンソニー・ウィリス
出演
カサンドラ”キャシー”トーマス:キャリー・マリガン
ライアン・クーパー:ボー・バーナム
マディソン・マクフィー:アリソン・ブリー
スタンリー・トーマス:クランシー・ブラウン
スーザン・トーマス:ジェニファー・クーリッジ
ゲイル:ラバーン・コックス
アル・モンロー:クリス・ローウェル
フィッシャー夫人:モリー・シャノン
ウォーカー学部長:コニー・ブリットン
ジェリー:アダム・ブロディ
ジョー:マックス・グリーンフィールド
ニール:クリストファー・ミンツ=プラッセ
ウォーラー刑事:スティーヴ・モンロー
ポール:サム・リチャードソン
ジョーダン・グリーン:アルフレッド・モリーナ(クレジット無し)
アメリカ 映画
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ(世界)
フォーカス・フィーチャーズ(北米)
2020年製作 113分
公開
北米:2020年12月25日
日本:2021年7月9日
北米興行収入 $6,460,970
世界 $17,192,840
■ アカデミー賞 ■
第93回アカデミー賞
・受賞
脚本賞
・ノミネート
作品・監督
主演女優(キャリー・マリガン)
編集
■ ストーリー ■
オハイオ州。
医学部を中退した30歳のカサンドラ”キャシー”トーマス(キャリー・マリガン)は、両親と平凡に暮らしながらコーヒーショップで働いていた。
7年前に、キャシーの親友でクラスメートのニーナ・フィッシャーが、同級生のアル・モンロー(クリス・ローウェル)にレイプされる事件が起きた。
大学側はトラブルを避けて事件を隠蔽し、ニーナを自殺に追いやった。
夜な夜なクラブやバーで酔ったふりをするキャシーは、男たちに誘われて部屋に向かい、彼らに制裁を加える日々を送っていた。
キャシーがそんなことをしているとは知らない両親スタンリーとスーザン(クランシー・ブラウン/ジェニファー・クーリッジ)は、娘の将来を心配していた。
ある日キャシーは、大学の同級生で小児科医になったライアン・クーパー(ボー・バーナム)にコーヒーショップで再会する。
学生時代にキャシーに惹かれていたライアンは、彼女と交際しようとするものの断られてしまう。
諦めないライアンから好意を伝えられたキャッシーは、やがて心を開き彼と付き合い始める。
その後、アルがロンドンから戻ることを知ったキャシーは、ある考えが浮かぶ。
もう一人のクラスメイトのマディソン・マクフィー(アリソン・ブリー)にも再会したキャシーは、ニーナがレイプされたことを否定し続けた彼女を泥酔させ、男を雇いホテルの部屋に連れ込ませる。
さらにキャシーは、事件後にニーナの訴えを”証拠不十分”で却下した学部長ウォーカー(コニー・ブリットン)の元に向かい、彼女の娘を利用して脅す。
そんな時キャシーは、いつものように男に制裁を加えようとした現場をライアンに見られてしまい、彼を失望させる。
そしてキャシーは、ニーナの告訴を取り下げさせたアルの弁護士ジョーダン・グリーン(アルフレッド・モリーナ)にも会い、後悔して精神を病む彼の謝罪を受け入れる。
ニーナの母(モリー・シャノン)に、前向きに生きるよう励まされたキャシーは、ライアンにも謝罪して寄りを戻す。
そんなキャシーは、マディソンから、ニーナの事件時を録画してあった携帯電話を渡され、それにアルと共にライアンが映っていたためにショックを受ける。
ライアンの元に向かいその件で脅したキャシーは、結婚するアルのバチェラー・パーティーの場所を聞き出し、最終的な計画を実行するのだが・・・。
女優であるエメラルド・フェネルが、製作と脚本を兼ねた初監督作品。
自殺した親友のことを考え苦悩する女性が実行する復讐劇を描くスリラー。
医学の道を諦めた主人公の自堕落な人生が描かれると思いきや、もう一つの顔を持つ彼女が、女を弄ぶ男たちに制裁を加える理由が明らかになり、さらには殺人事件にまで発展するという内容の異色のスリラー。
物語を考案したエメラルド・フェネルは、マーゴット・ロビーの製作会社”ラッキーチャップ・エンターテインメント”に脚本を売り込み、彼女自身が監督することになった。
ユーモアをまじえたシニカルな内容をエメラルド・フェネルがスリリングに描き、さらには凝った脚本は各方面で絶賛された。
第93回アカデミー賞では作品賞以下5部門にノミネートされ、エメラルド・フェネルが脚本賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演女優(キャリー・マリガン)
編集
主演のキャリー・マリガンは、大胆で挑発的な謎めいた女性を見事に演じ、キャリア最高とも言える演技を見せる。
主人公に再会して恋に落ちるものの、最悪な運命が待ち受けるボー・バーナム、ルームメイトの自殺を認めなかったために主人公に制裁されるアリソン・ブリー、主人公の両親クランシー・ブラウンとジェニファー・クーリッジ、主人公のコーヒーショップの同僚ラバーン・コックス、主人公の親友をレイプした復讐のターゲット、クリス・ローウェル、その友人マックス・グリーンフィールド、主人公の自殺した親友の母親モリー・シャノン、自殺を事件と認めなかったために主人公の復讐に遭う学部長コニー・ブリットン、主人公に近づき制裁を受けるアダム・ブロディ、その友人サム・リチャードソン、同じく制裁を受けるクリストファー・ミンツ=プラッセ、主人公の失踪事件を担当する刑事のスティーヴ・モンロー、主人公の自殺した親友に告訴を取り下げさせたことを後悔する弁護士アルフレッド・モリーナなどが共演している。