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女と男の名誉 Prizzi’s Honor (1985)

ブルックリンのマフィア”プリッツィ・ファミリー”の幹部である殺し屋が同業者の女性に心を奪われたことから巻き起こるトラブルを描く、監督ジョン・ヒューストン、主演ジャック・ニコルソンキャスリーン・ターナーウィリアム・ヒッキーアンジェリカ・ヒューストン他共演の犯罪コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

ジャック・ニコルソン / Jack Nicholson 作品一覧
ジャック・ニコルソン / Jack Nicholson / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ヒューストン

製作:ジョン・フォアマン
原作:リチャード・コンドン”Prizzi’s Honor”
脚本
リチャード・コンドン

ジャネット・ローチ
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
編集
カジャ・フェア

ルディ・フェア
衣装デザイン:ドンフェルド
音楽
アレックス・ノース

ジャコモ・プッチーニ
ジョアキーノ・ロッシーニ

出演
チャーリー・パルテナ:ジャック・ニコルソン

アイリーン・ウォーカー:キャスリーン・ターナー
エドアルド・プリッツィ:ロバート・ロッジア
アンジェロ”ポップ”パルテナ:ジョン・ランドルフ
コラード・プリッツィ:ウィリアム・ヒッキー
ドミニク・プリッツィ:リー・リチャードソン
メイローズ・プリッツィ:アンジェリカ・ヒューストン
ロザリオ”フィンリー”フィラージ:マイケル・ロンバード
ハンレー警部補:ローレンス・ティアニー
ピーチズ・アルタモント:CCH・パウンダー
マーキシー・ヘラー:ジョセフ・ラスキン
兵士:スタンリー・トゥッチ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1985年製作 129分
公開
北米:1985年6月13日
日本:1985年9月28日
製作費 $16,000,000
北米興行収入 $26,700,000


アカデミー賞 ■
第58回アカデミー賞

・受賞
助演女優賞(アンジェリカ・ヒューストン
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ジャック・ニコルソン
助演男優(ウィリアム・ヒッキー
脚色・編集・衣装デザイン賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨークブルックリン
マフィア、プリッツィ・ファミリーのドン、コラード・プリッツィ(ウィリアム・ヒッキー)の孫娘の結婚式が行われていた。

ファミリーの殺し屋であるチャーリー・パルテナ(ジャック・ニコルソン)は、出席者の女性(キャスリーン・ターナー)に一目惚れしてしまう。

チャーリーは、パーティー会場で女性を見つけてダンスに誘うが、彼女は電話だと言われて姿を消す。

ドンの長男ドミニク(リー・リチャードソン)の娘メイローズ(アンジェリカ・ヒューストン)は、不仲の父親から、妹の結婚式に相応しくない服装だと言って非難され気分を害する。

女性を捜したチャーリーは、彼女が見つからないまま、メイローズと言葉を交わす。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ニューヨークブルックリン
マフィア”プリッツィ・ファミリー”の幹部である殺し屋チャーリー・パルテナ(ジャック・ニコルソン)は、ドン・コラード・プリッツィの孫娘の結婚式で、美しい女性に一目惚れてしまう。
チャーリーは女性を捜し、彼女がカリフォルニアに戻ったことを知り直行する。
愛を語った二人は親密になり、チャーリーは早速、結婚も考える。
そんな時、ファミリーの金72万ドルが奪われる事件があり、裏切った者と仲間と思われる女を追い、後始末を任されたチャーリーは、肩を付けるためにロサンゼルスに向かう。
裏切り者を殺したチャーリーは、共犯と思われる妻を待つのだが、アイリーンが現れたためにチャーリーは驚いてしまう。
そしてチャーリーは、事件に関与していないというアイリーンを信じてしまう・・・。
__________

1982年に発表された、リチャード・コンドンの小説”Prizzi’s Honor”を基に製作された作品。

80歳を目前にした巨匠ジョン・ヒューストンの軽快な演出も光る、豪華キャスティングも話題になった作品。

原作者リチャード・コンドンジャネット・ローチの巧みな脚本も注目で、アレックス・ノースの音楽と共に、ジャコモ・プッチーニの楽曲の挿入の仕方がいい。

第58回アカデミー賞では作品、監督賞以下8部門にノミネートされ、助演女優賞(アンジェリカ・ヒューストン)を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ジャック・ニコルソン
助演男優(ウィリアム・ヒッキー
脚色・編集・衣装デザイン賞

組織の殺し屋であるにも拘らず、魅力的な同業者の女性に翻弄され気味で、仕事はこなすものの、ファミリーの固い誓いを忘れかける主人公を、ジャック・ニコルソンは絶妙に演ずる。
他にも魅力的なスター競演の作品の中で、表情豊かに圧巻の演技を見せてくれる。

妖艶な謎の殺し屋を演ずる、1980年代を代表する女優キャスリーン・ターナーの魅力、父ジョン・ヒューストン作品でアカデミー助演賞を受賞する名誉を得たアンジェリカ・ヒューストンは、自分なりの”決着”の付け方を探る、強かなドンの孫娘役を見事に演じ切った。

ユーモアも交え雰囲気あるファミリーのドンを演ずるウィリアム・ヒッキー、次男のロバート・ロッジア、長男のリー・リチャードソン、主人公の父親ジョン・ランドルフ、銀行の頭取マイケル・ロンバード、これは懐かしい、警部補役のローレンス・ティアニー、メイローズ(A・ヒューストン)の使用人役であるCCH・パウンダー、裏切り者ジョセフ・ラスキン、兵士役でスタンリー・トゥッチが端役出演している。


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