大ヒットした「ピッチ・パーフェクト」シリーズ第3作である完結編。 ”USO”(米国慰問協会)のイベント参加のために再結成した”バーデン・ベラーズ”が巻き起こす騒動を描く、製作、出演エリザベス・バンクス、監督トリッシュ・シー、主演アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ヘイリー・ステインフェルド、アンナ・キャンプ、ブリタニー・スノウ、ジョン・リスゴー他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:トリッシュ・シー
製作
エリザベス・バンクス
ポール・ブルックス
マックス・ハンデルマン
製作総指揮
ジェイソン・ムーア
スコット・ニーマイヤー
デヴィッド・ニックセイ
原案:ケイ・キャノン
脚本
ケイ・キャノン
マイク・ホワイト
撮影:マシュー・クラーク
編集
クレイグ・アルパート
コリン・パットン
音楽:クリストファー・レナーツ
出演
ベッカ・ミッチェル:アナ・ケンドリック
パトリシア”ファット・エイミー”ホバート:レベル・ウィルソン
オーブリー・ポセン:アンナ・キャンプ
クロエ・ベル:ブリタニー・スノウ
エミリー・ジャンク:ヘイリー・スタインフェルド
ステイシー・コンラッド:アレクシス・ナップ
シンシア=ローズ・アダムス:エスター・ディーン
リリー・オナクラマ:ハナ・メイ・リー
フロレンシア”フロ”フエンテス:クリッシー・フィット
ジェシカ・スミス:ケリー・ジェイクル
アシュリー・ジョーンズ:シェリー・リグナー
カラミティ:ルビー・ローズ
セレニティ:アンディ・アロー
シカゴ:マット・ランター
ファーガス・ホバート:ジョン・リスゴー
テオ:ガイ・バーネット
本人:DJキャレド
ジョン・スミス:ジョン・マイケル・ヒギンズ
ゲイル・アバーナシー=マッカデン=フェインバーガー:エリザベス・バンクス
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2017年製作 93分
公開
北米:2017年12月22日
日本:2018年10月19日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $104,897,500
世界 $185,400,350
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
世界大会で優勝したア・カペラ女子大生チーム“バーデン・ベラーズ”のメンバーは、大会後に卒業して3年が経ち、それぞれが職に就いていた。
ニューヨーク。
音楽プロデューサーになったバーデン・ベラーズのリーダーだったベッカ・ミッチェル(アナ・ケンドリック)は、ア・カペラ大会のコメンテーターのジョン・スミス(ジョン・マイケル・ヒギンズ)とゲイル・アバーナシー=マッカデン=フェインバーガー(エリザベス・バンクス)に未だに追い回されて迷惑に思う。
自分の思うように仕事ができずに辞めてしまったベッカは、親友のパトリシア”ファット・エイミー”ホバート(レベル・ウィルソン)とクロエ・ベル(ブリタニー・スノウ)と共に部屋をシェアするアパートに戻る。
エイミーに仕事を辞めたことを話したベッカは、戻ってきたクロエから、今夜はバーデン・ベラーズの同窓会だと言われる。
水族館の同窓会で、オーブリー・ポセン(アンナ・キャンプ)、ステイシー・コンラッド(アレクシス・ナップ)、シンシア=ローズ・アダムス(エスター・ディーン)、リリー・オナクラマ(ハナ・メイ・リー)、フロレンシア”フロ”フエンテス(クリッシー・フィット)、ジェシカ・スミス(ケリー・ジェイクル)、アシュリー・ジョーンズ(シェリー・リグナー)らに再会したベッカらは大いに盛り上がる。
現役”バーデン・ベラーズ”のリーダー、エミリー・ジャンク(ヘイリー・スタインフェルド)から、招待したのは歌ってもらうためではなかったことを知らされたベッカらは、自分達の歌を聴いてもらいたかっただけだと言われる。 それぞれが素晴らしい仕事を得て、充実した日々を過ごしていると思われたいたベッカらは、現実は全く違っていたために動揺する。 エミリー達の歌を聴いたベッカらは、余計気落ちしてしまう。 バーにいたベラーズの元に向かったエミリーは、彼女らに気を遣う。 そんなことは気にせずに乾杯したベラーズは、オーブリーの提案を聞く。 将軍である父に頼み、DJキャレドが司会をする”USO”(米国慰問協会)のイベントに招待してもらうというオーブリーの考えを聞いたベッカらは、それに賛成する。 ステイシーが妊娠していることを知ったベッカは、代役にエイミーを指名し、メンバーはその準備を始める。 スペイン、ロタ海軍基地。 ベラーズは、その場に現れた案内役の兵士シカゴ(マット・ランター)に歓迎され、クロエは彼に惹かれてしまう。 イベント会場の格納庫に案内されたベラーズは、バンド”サンドアップ”、”スパロー&DJドラゴン”、そして”エヴァーモイスト”が演奏することを知る。 エヴァーモイストのカラミティ(ルビー・ローズ)とセレニティ(アンディ・アロー)と話したクロエらは、今回のイベントが大会であることを知る。 オリジナル曲もなく、親のコネで参加したと言われたベラーズは、”Riff-Off”で勝負すると言って、それを説明してカラミティらを牽制する。 音響チェックが始まり、楽器を使わないベラーズはその場を去る。 ベラーズはホテルに案内され、クロエはシカゴと話をする。 個室だったものの一部屋に集まったメンバーは、楽器を使ったバンドとの対決について話し合い、クロエは、気に入られればツアーに同行できるようになると考える。 自分の部屋のトイレに行こうとしたエイミーは、ベッドに置いてあったウサギのぬいぐるみを見て、父ファーガス・ホバート(ジョン・リスゴー)が来たと考える。 窓の外を見たエイミーは、父と思える男性が去っていくのの確認する。 夜になりイベントが始まり、DJキャレドの音楽プロデューサーのテオ(ガイ・バーネット)に話しかけられたベッカは、ベラーズに興味があると言われる。 スパロー&DJドラゴン、サンドアップに続きエヴァーモイストの演奏が始まり、会場は大いに盛り上がる。 紹介されたベラーズは、”YouTube”では有名だったものの、観客の反応は鈍かった。 歌い始めたベラーズはうけるものの、突然、鳴った”葬送ラッパ”でイベントは中断されてしまう。 名誉挽回のためにDJキャレドに会いに行ったベラーズは、カジノに向かう。 エイミーは、案内されたテーブルにファーガスが現れたために焦る。 テオとシカゴを見かけたベッカとクロエらは、二人の後を追う。 家出した理由をファーガスに訊かれたエイミーは、犯罪者の父を警戒してその場を去ろうとする。 一緒に暮らしたいと言ってベッカを引き留めようとしたファーガスは、ステージに上がり彼女のために歌う。 ある場所に向かったベラーズは、その場にいたテオからDJキャレドのスイートルームだと言われる。 テオに誘われたベッカは、その場にあった機材で即興の曲を演奏し、それを聴いた彼は感心する。 エイミーに理解してもらえたファーガスは、ヨットで世界のどこにでも連れて行くと伝える。 父が来られないことを部下である大佐から知らされたオーブリーは残念に思い動揺し、ロウソクの代を倒してしまう。 火がカーテンに燃え移り大混乱になり、その場にあった蜂の巣箱が壊れてパニックになる。 ヘッドホンをしていたベッカは、騒ぎにまったく気づかない。 エヴァーモイストのメンバーと共に現れたDJキャレドは、その惨状を見て驚く。 翌日、追放を覚悟するベラーズは、カラミティらにからかわれる。 大騒動の間にどこにいたか訊かれたエイミーは、父に見つかってしまったと答えて、今まで逃げていたのは父が犯罪者だからで、18歳の時に家出したことを皆に話す。 そこにステイシーから電話があり、女の子が生まれ、ベラと名付けたことを知り、ベッカらは喜ぶ。 現れたシカゴから、イタリアなど各国を回り、DJキャレドがフランスで勝者を決めると言われたベラーズは、それに加わる。 ベラーズは各国のステージを楽しみ、ジョンとゲイルも取材を続ける。 南フランス。 ここにも父が来てくれなかったと言って悲しむオーブリーの話を聞いていたエイミーは、海上に浮かぶ父ファーガスのヨットが見えたために喜ぶ。 テオに案内されてDJキャレドに会ったベッカは、前座を任せると言われて喜び、ベラーズに知らせようとする。 DJキャレドからソロで成功できると言われたベッカは戸惑い、仲間を裏切れないと言ってテオにそれを断る。 市場でファーガスと会ったエイミーは、明日の本番後にヨットで旅立つことで意見が一致する。 ケイマン諸島に行くと言われたエイミーは、自分のステージを見ていなかったファーガスの目的が、母親が自分のために開いた口座の現金1億8000万ドルだったことを知る。 憤慨したエイミーは、絶交だと言って去ろうとするが、ファーガスから現金を引き出してからだと言われる。 そこに現れたシカゴから声をかけられたエイミーは彼と共に去り、ファーガスは諦めないと言って彼女を脅す。 シカゴが手配した歓迎会の迎えの男の車に乗ったベラーズは、拉致されて車ごとファーガスのヨットに連れて行かれる。 部屋に戻ったエイミーは、ウサギのぬいぐるみがあったために苛立ち、ファーガスからの電話でベラーズが人質に取られていることを知る。 従わなければベラーズのメンバーを殺すと言われたエイミーは、対抗することをファーガスに伝えて電話を切る。 現れたベッカからベラーズは選ばれなかったことを知らされたエイミーは、それどころではないと言って、彼女と共にヨットに向かう。 エイミーと共にヨットに侵入したベッカは、最初からベラーズといたように見せかけ、人生の最後が迫るなら一曲歌いたいと言って仲間達を説得する。 ファーガスがベラーズに好きにさせている間、エイミーは男達を次々と倒す。 ベラーズのパフォーマンスに感心するファーガスの前に現れたエイミーは、消火器で彼に襲い掛かる。 その隙にベラーズは海に飛び込み、彼女らは現れたヘリコプターなどに救助され、軍警察がファーガスを逮捕する。 エイミーは、DJキャレドがベラーズではなくベッカだけを選んだことを皆に話す。 裏切れないので断ったと伝えたベッカだったが、皆からチャンスなのでやるべきだと言われる。 それぞれが自分の道を歩むことで意見が一致したメンバーは、ジョンとゲイルが実況中継する、結果発表が行われる会場に向かう。 DJキャレドが登場し、契約したベッカを紹介する。 ステージに上がり歌い始めたベッカは、客席最前列にいたベラーズのメンバーを呼び寄せる。 皆に見守られて熱唱したベッカは、喝采を受ける。 エンディングを伝えるゲイルだったが、彼女に指摘されたジョンは、録画していたはずのカメラのスイッチがオフになっていたことに気づく。 父が来てくれたことに気づいたオーブリーは喜ぶ。 クロエはシカゴの心を捉え、テオはベッカのボスになる。 ゲイルに愛を伝えたジョンだったが、二人は思わず笑ってしまう。
...全てを見る(結末あり)
現地に到着したベッカらは、ジョンとゲイルが密着取材することを知る。
シカゴと話したクロエは、ベラーズのために親切にしてくれたことに感謝する。
参考:
・「ピッチ・パーフェクト」(2012)
・「ピッチ・パーフェクト2」(2015)
・「ピッチ・パーフェクト ラストステージ」(2017)
*(簡略ストー リー)
世界大会で優勝したア・カペラ女子大生チーム“バーデン・ベラーズ”のメンバーは、大会後に卒業して3年が経ち、それぞれが職に就いていた。
同窓会で再会したベッカやエイミーらメンバーは、オーブリーの提案で、将軍である父に頼み”USO”(米国慰問協会)のイベント参加することになる。
スペインに向かったベラーズは、他のバンドと共にDJキャレドの前座を争うことになり張り切る。
ところが、犯罪者であるエイミーの父親ファーガスが現れ、彼女との再会を喜ぶふりをして隠し財産を奪おうとする・・・。
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大ヒットした「ピッチ・パーフェクト」シリーズの第3作であり完結編。
”USO”(米国慰問協会)のイベント参加のために再結成した”バーデン・ベラーズ”が巻き起こす騒動を描く爆笑コメディ。
社会人にはなったものの、学生時代のような充実感もなかったメンバーが再結成し、軍の慰問ツアーに参加して各国を回る様子がコミカルに描かれている。
家出していたエイミーの過去がベラーズに大きな影響を及ぼす内容であり、歌のパフォーマンスよりも、彼女の父である犯罪者の陰謀に巻き込まれ、それに対抗するメンバーの活躍が見所の作品。
前作には及ばなかったものの、北米興行収入は1億ドルを突破し、全世界では約1億8500万ドルのヒットとなった。
再結成したメンバーと共に奮闘し大きなチャンスをつかむことができるアナ・ケンドリック、犯罪者の父(ジョン・リスゴー)の陰謀に利用されそうになるレベル・ウィルソン、ベラーズのメンバー、アンナ・キャンプ、ブリタニー・スノウ、妊娠したアレクシス・ナップの代わりに現役メンバーからツアーに参加するヘイリー・スタインフェルド、メンバーのエスター・ディーン、ハナ・メイ・リー、クリッシー・フィット、ケリー・ジェイクル、シェリー・リグナー、ツアーに参加するバンドのメンバー、ルビー・ローズとアンディ・アロー、ベラーズの案内係の兵士マット・ランター、DJキャレドの音楽プロデューサー、ガイ・バーネット、そしてツアーを取材するジョン・マイケル・ヒギンズとエリザベス・バンクスがお馴染みの役で登場する。