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狂気の行方 My Son, My Son, What Have Ye Done (2009)

作総指揮のデヴィッド・リンチと監督ヴェルナー・ヘルツォーク(脚本兼)が組んだ異色作。
アメリカで実際に起きた母親殺害事件を基に製作された作品。

主演マイケル・シャノンウィレム・デフォークロエ・セヴィニー他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク

製作総指揮
デヴィッド・リンチ

アリ・ロウナギ他
製作:エリック・バセット
脚本
ヴェルナー・ヘルツォーク

ハーバート・ゴールダー
撮影:ペーター・ツァイトリンガー
編集
ジョー・ビニ

オマー・デアー
音楽:エルンスト・ライジハー

出演
ブラッド・マッカラム:マイケル・シャノン

ハンク・ヘイヴンハースト:ウィレム・デフォー
イングリッド:クロエ・セヴィニー
テッド:ブラッド・ドゥーリフ
ヴァーガス:マイケル・ペーニャ
リー・マイヤーズ:ウド・キア
ロバーツ夫人の娘:ロレッタ・デヴァイン
マッカラム夫人:グレイス・ザブリスキー
ロバーツ夫人:イルマ・P・ホール

アメリカ/ドイツ 映画
配給 IFC Films

2009年製作 91分
公開
北米:2009年12月11日
日本:未公開


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
サンディエゴ
ハンク・ヘイヴンハースト(ウィレム・デフォー)とヴァーガス(マイケル・ペーニャ)の両刑事は、事件連絡を受けて現場に向う。

閑静な住宅街の、ある家に着いたヘイヴンハーストは、奇妙なことを話す長身の白人男性(マイケル・シャノン)に声をかけられる。

その後、ヘイヴンハーストとヴァーガスは、殺人現場の死体を確認して現場検証を始める。

そして、ヘイヴンハーストは、自分に声をかけた男ブラッド・マッカラムが、殺人の容疑者だと知らされ、事件の目撃者、で家主のロバーツ夫人(イルマ・P・ホール)から、彼が犯人だと知らされる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
サンディエゴ
ハンク・ヘイヴンハーストとヴァーガス両刑事は事件連絡を受け、女性の殺害現場を調べ始める。
向かいの家の住人ブラッド・マッカラムが容疑者だと分かり、人質二人と銃を持って立てこもった彼を、ヘイヴンハーストが説得し始める。
意味不明な言動を繰り返すブラッドだったが、ペルーから戻った頃から、挙動がおかしくなったらしい。
そこにブラッドの婚約者イングリッドが現われ、彼が神を見たなどという話を始める。
結婚しようかという息子に付きまとうブラッドの母親の話なども語るイングリッドは、被害者が隣人ではなく、その母親だと知り驚いてしまう。
その後、役者でもあるブラッドとイングリッドの知人で演出家、マイヤーズも現われる。
そしてマイヤーズも、最近のブラッドの言動に異常を感じていたことを語り始める・・・。
__________

閑静な住宅街で起きる、無残な女性殺人事件、容疑者は特定され逮捕は必至なのだが、人質を取った立てこもりという、序盤は緊張感溢れる展開で進む。

しかし、単純明快な事件に見えるドラマは、容疑者の意味不明な言動と、婚約者や知人の証言により、担当刑事がというよりも、観客が混乱してしまうというところがポイントだ。

結局は、人質たてこもり事件自体は、子供のイタズラのような結末を見せるが、早朝に、実の子が、隣人の目の前で母親を殺害するという事実があったことを考えると恐ろしい物語であり、さらに謎めいたて終わるラストも興味深い。

正に異常者の表情、個性際立つ主人公を熱演するマイケル・シャノン、冷静に事件に対処する刑事ウィレム・デフォー、同僚マイケル・ペーニャ、主人公の婚約者のクロエ・セヴィニー、おじブラッド・ドゥーリフ、演出家役のウド・キア、主人公の母親グレイス・ザブリスキー、殺人の目撃者で隣人のイルマ・P・ホール、その娘役ロレッタ・デヴァインなどが共演している。


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