「マイ・ガール」(1991)の続編。 多感な少女が亡くなった母親の歩んだ人生の探求とひと夏の体験を描く、監督ハワード・ジーフ、主演ダン・エイクロイド、ジェイミー・リー・カーティス、アンナ・クラムスキー、オースティン・オブライエン、グリフィン・ダン、リチャード・メイサー他共演の心温まるドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ハワード・ジーフ
製作:ブライアン・グレイザー
製作総指揮
デヴィッド・T・フレンドリー
ハワード・ジーフ
脚本:ジャネット・コヴァルチク
撮影:ポール・エリオット
編集:ウェンディ・グリーン・ブリックモント
音楽:クリフ・エデルマン
出演
ハリー・サルテンファス:ダン・エイクロイド
シェリー・デヴォート・サルテンファス:ジェイミー・リー・カーティス
ヴェーダ・マーガレット・サルテンファス:アンナ・クラムスキー
ニック・ジグモンド:オースティン・オブライエン
フィル・サルテンファス:リチャード・メイサー
ローズ・ジグモンド:クリスティーン・エバーソール
サム・ヘルバーン:ゲリット・グラハム
スタンレー・ローゼンフェルド:ベン・スタイン
アルフレッド・ビーダーマイヤー:オーブリー・モリス
ピーター・ウェッブ:リチャード・ベイマー
ヒラリー・ミッチェル:ジョディ・マーケル
ジェフリー・ポメロイ:ジョン・デヴィッド・サウザー
マギー・マルドヴァン:アンジェリン・ボール
ダリル・タナカ:キーオニー・ヤング
オウェット:デヴィッド・パーダム
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1994年製作 99分
公開
北米:1994年2月11日
日本:1994年7月
北米興行収入 $17,359,800
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1974年、ペンシルベニア州、マディソン。
13歳のヴェーダ・マーガレット・サルテンファス(アンナ・クラムスキー)は、葬儀社を営む父ハリー(ダン・エイクロイド)と義母シェリー(ジェイミー・リー・カーティス)とで暮らしていた。
ヴェーダには、もうすぐ弟か妹ができることになるのだが、ハリーは、生まれてくる子供のために部屋を譲るよう彼女に強要する。
子供の誕生に浮かれるハリーに、抵抗を見せるヴェーダだったが、結局は部屋を譲ることにする。
思春期のヴェーダは、男の子のことや大人の女性について興味を抱き始める。
そんな時、ヴェーダは学校の課題で、何かを成し遂げた面識のない人物についてのレポートを書くことになる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1974年、ペンシルベニア州、マディソン。
13歳になったヴェーダ・サルテンファスは、思春期を迎えて、父ハリーと義母シェリーの間に生まれる子供のことや、異性のことで戸惑いも感じる毎日を送っていた。
そんな時ヴェーダは、学校の課題で、何かを成し遂げた、面識のない人物についてのレポートを書くことになる。
ヴェーダは、迷わず母親についてを書こうと決心するのだが、母との想い出がほとんどない彼女は悩んでしまう。
シェリーの助言で、母の故郷ロサンゼルスに向かい、ヴェーダはそれについてを調べようとする。
伯父フィルや、恋人ローズの息子ニックの協力で、母親のことを調べ始めたヴェーダがったが、やがて大変な事実を知ることになる・・・。
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地味な作品ながら魅力的なキャスト、特に、主人公のヴェーダを演じるアンナ・クラムスキーの愛らしさが評判になり、思わぬヒットとなった前作から3年、ハワード・ジーフの監督をはじめ、ほぼ同じスタッフとキャストで製作された作品。
大人の女性への好奇心や、ほとんど覚えのない、母親の歩んだ人生の探求に旅立つ、少し大人に近づいた、主人公ヴェーダの再登場を、嬉しく思った前作のファンは多いはずだ。
日米の生活環境の差はあるものの、主人公と同じ世代の自分は、作品の雰囲気で郷愁に誘われ、涙なくして観られない前作同様、しみじみと子供時代を思い出させてくれる作品でもある。
主人公ヴェーダを演ずるアンナ・クラムスキーは、その後、名門シカゴ大学に進学するだけあり、演技の確かさよりも、聡明さを感じる子役だ。
彼女は、その後も女優を続けているが、日本ではほとんど知られていないのは残念だ。
序盤と終盤のみの登場ながら、主人公を支える両親を、実力派らしくきっちりと演じているダン・エイクロイドとジェイミー・リー・カーティス、ヴェーダの案内役で、彼女に恋心を抱く少年オースティン・オブライエン、前作に比べ、かなり重要な役で登場する伯父リチャード・メイサー、その恋人で、サバサバした性格が好印象であるクリスティーン・エバーソール、彼女に言い寄る医師ゲリット・グラハム、母親の同窓生役のベン・スタイン、リチャード・ベイマー、ジョディ・マーケル、ジョン・デヴィッド・サウザー、キーオニー・ヤング、詩の講師役のオーブリー・モリス、そして母親アンジェリン・ボールなど、共演陣がかなり充実しているのも注目だ。