反アパルトヘイト活動の指導者ネルソン・マンデラの苦難の人生を描く、監督ジャスティン・チャドウィック、主演イドリス・エルバ、ナオミ・ハリス他共演の伝記映画。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジャスティン・チャドウィック
製作
アナント・シン
デビッド・M・トンプソン
製作総指揮
キャメロン・マクラッケン
フランソワ・イヴェルネル
ジェフリー・ケーナ
バジル・フォード
フィリシウェ・マテトワ
ハーヴェイ・ワインスタイン
スディール・プラグジー
サンジーヴ・シン
原作:ネルソン・マンデラ”Long Walk to Freedom”
脚本:ウィリアム・ニコルソン
撮影:ロル・クロウリー
編集:リック・ラッセル
音楽:アレックス・ヘッフェス
出演
ネルソン・マンデラ:イドリス・エルバ
ネルソン・マンデラ(16~23歳):アタンドワ・カニ
ネルソン・マンデラ(7~9歳):シザ・ピニ
ウィニー・マンデラ:ナオミ・ハリス
デ・コック夫人:ミシェル・スコット
ウォルター・シスル:トニー・キゴロギ
アルベルティーナ・シスル:サンディウェ・クゴロゲ
アーメッド・カトラダ:リアード・ムーサ
レイモンド・ムラバ:ゾラニ・ムキヴァ
アンドリュー・ムランゲニ:シモ・モグワザ
オリヴァー・タンボ:ツァロ・スプトラ・チョクウェ
ゴヴァン・ムベキ:ファナ・モコエナ
ジョージ・ビゾス:ジェームズ・カニンガム
エリアス・モツォアレディ:タペロ・モコエナ
ジェイムズ・グレゴリー:ジェイミー・バートレット
コビー・クッツェー:ディオン・ロッツ
エヴリン・メイス:テリー・フェト
アルバート・ルツーリ:セロ・マーク
F・W・デクラーク:ジス・ドゥ・ヴィリエ
パトリック・レコタ:ゼンゾ・ンゴーベ
ニール・バーナード:カール・ベウクス
ファニー・ファン・デル・メルヴェ:A・J・ファン・デル・メルヴェ
ミリアム・マケバ:ノムフシ・ゴティアナ
ブラム・フィッシャー:アンドレ・ジェイコブス
クアルトゥス・ド・ウェット:ルイ・ファン・ニーケルク
パーシー・ユター:アダム・ニール
ジンジ・マンデラ(28~32歳):リンディウェ・マチキザ
ジンジ・マンデラ(8~12歳):レフィルウェ・チャールズ
ゼナニ・マンデラ(28~32歳):セムレ・シャンガシ
ゼナニ・マンデラ(8~12歳)クンブジレ・マフムロ
アーサー・ゴールドライヒ:ジョン・ハーバート
イギリス/南アフリカ 映画
配給
20世紀FOX(イギリス)
2013年製作 146分
公開
イギリス:2014年1月3日
北米:2013年12月25日
日本:2014年5月24日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $8,323,090
世界 $27,985,790
■ アカデミー賞 ■
第86回アカデミー賞
・ノミネート
歌曲賞
■ ストーリー ■
7歳の少年ネルソン・マンデラ(シザ・ピニ)は、父親から”問題児”という意味の”ロリシュラシュラ”と名付けら、親元を離れて一人前の男になるための生活を始める。
そこで試練を乗り越えて成長したマンデラ(アタンドワ・カニ)は、一人前の男と認められて旅立つ。
1942年、南アフリカ、ヨハネスブルグ。
弁護士となったマンデラ(イドリス・エルバ)は、オリヴァー・タンボ(ツァロ・スプトラ・チョクウェ)と共に事務所を開き、黒人たちのために尽くしていた。
そんなマンデラは、ANC(アフリカ民族会議)のウォルター・シスル(トニー・キゴロギ)に誘われ、会議への参加を求められる。
抗議活動以外の方法で対処しようとするマンデラは、それを断っていた。
ある夜、マンデラの知人ジャクソン・グラダが、酔ってパスを忘れただけで警官に逮捕連行され、暴行を受けて死亡する。
警察側は、ジャクソンの死因を梅毒による病死と発表して事件を隠蔽し、マンデラは抗議するものの無駄だった。
黒人のための法律がないことを不満に思うマンデラは、シスルやアーメッド・カトラダ(リアード・ムーサ)らと協議しANCに加わる。
その後、エヴリン・メイス(テリー・フェト)と結婚したマンデラは、シスルから、バス料金値上げの抗議活動バスボイコットを行うことを知らされる。
ANCの活動に没頭するマンデラは、それを心配するエヴリンの意見を聞き入れない。
そして、マンデラは、シスルらと共にバスボイコットを実行する。
1948年、ソウェト。
マンデラとエヴリンは、幼い息子テンビと共に引っ越し、白人政権がアパルトヘイトを強力に推し進める時代に突入する。
活動で忙しいマンデラは、家族と過ごさない時間が増え、ある日、演説後に知り合った女性と関係を持つ。
帰宅したマンデラは、不満が鬱積したエヴリンと激しく対立し離婚を決意する。
その後、人々を扇動したマンデラは、政府に抗議して駅に押し入り、白人専用の車両に乗り込む。
逮捕された後に釈放されたマンデラはテンビと会い、故郷に向かい母親と話をする。
その後、マンデラは病院で働くソーシャルワーカーのウィニー(ナオミ・ハリス)と出会い結婚する。
1960年3月21日、シャープヴィル。
白人至上主義を守ろうとする政府に抗議する黒人たちは、警察側に発砲されて多くの死傷者を出す。
非暴力を貫き運動していたマンデラは激怒し、暴力を伴う行動をとることを決意するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1994年に発表された、ネルソン・マンデラの自伝”Long Walk to Freedom”を基に製作された作品。
「ブーリン家の姉妹」(2008)などのジャスティン・チャドウィックが監督し、主演はイドリス・エルバ、ナオミ・ハリスなどが共演した作品。
高尚過ぎるような内容や、マッチョなイドリス・エルバが適役だったかはさて置き、ネルソン・マンデラの生き方を知る上では十分な仕上がりと言える作品。
第86回アカデミー賞では、歌曲賞(U2/”オーディナリー・ラヴ”)にノミネートされた。
ネルソン・マンデラを演ずるイドリス・エルバは、激動の時代に生きる主人公を圧倒的な存在感で熱演している。
夫と上回る精神力で闘うマンデラの妻ウィニー・マンデラ役ナオミ・ハリス、ネルソン・マンデラ(16~23歳)のアタンドワ・カニ、(7~9歳)シザ・ピニ、メイドを訴える婦人ミシェル・スコット、主人公と共に活動するANCのウォルター・シスル役トニー・キゴロギ、その妻アルベルティーナ・シスル役サンディウェ・クゴロゲ、ANCの活動家アーメッド・カトラダのリアード・ムーサ、レイモンド・ムラバのゾラニ・ムキヴァ、アンドリュー・ムランゲニのシモ・モグワザ、オリヴァー・タンボのツァロ・スプトラ・チョクウェ、ゴヴァン・ムベキのファナ・モコエナ、人権弁護士ジョージ・ビゾスのジェームズ・カニンガム、活動家エリアス・モツォアレディのタペロ・モコエナ、刑務官ジェイムズ・グレゴリーのジェイミー・バートレット、弁護士コビー・クッツェーのディオン・ロッツ、主人公の最初の妻エヴリン・メイス役テリー・フェト、ANCのアルバート・ルツーリ役セロ・マーク、南アフリカ大統領F・W・デクラークのジス・ドゥ・ヴィリエ、パトリック・レコタのゼンゾ・ンゴーベ、国家情報局長官ニール・バーナードのカール・ベウクス、歌手ミリアム・マケバのノムフシ・ゴティアナ、弁護士ブラム・フィッシャーのアンドレ・ジェイコブス、判事クアルトゥス・ド・ウェットのルイ・ファン・ニーケルク、検察官パーシー・ユターのアダム・ニール、主人公の娘ジンジ・マンデラ(28~32歳)のリンディウェ・マチキザ、(8~12歳)レフィルウェ・チャールズ、ゼナニ・マンデラ(28~32歳)のセムレ・シャンガシ、(8~12歳)クンブジレ・マフムロ、抽象画家アーサー・ゴールドライヒのジョン・ハーバートなどが共演している。