男性ストリプ・クラブのトップ・ダンサーと彼に気に入られた青年の関係と共に華やかな世界を描く、監督、撮影、編集スティーブン・ソダーバーグ、製作、主演チャニング・テイタム、アレックス・ペティファー、マシュー・マコノヒー他共演のコメディ・ドラマ。 |
・スティーヴン・ソダーバーグ / Steven Soderbergh 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作
ニック・ウェクスラー
グレゴリー・ジェイコブズ
チャニング・テイタム
リード・カロリン
脚本:リード・カロリン
撮影:スティーブン・ソダーバーグ
編集:スティーブン・ソダーバーグ
出演
マイケル”マジック・マイク”レーン:チャニング・テイタム
アダム/ザ・キッド:アレックス・ペティファー
ブルック:コディ・ホーン
ダラス:マシュー・マコノヒー
ケン:マット・ボマー
ジョアンナ:オリヴィア・マン
ビッグ・ディック・リッチー:ジョー・マンガニエロ
ティト:アダム・ロドリゲス
ターザン:ケビン・ナッシュ
トバイアス:ガブリエル・イグレシアス
ノラ:ライリー・キーオ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2012年製作 110分
公開
北米:2012年6月29日
日本:2013年8月3日
製作費 $7,000,000
北米興行収入 $113,721,570
世界 $167,221,570
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
6月。
フロリダ州、タンパ。
洗車など複数のビジネスしているマイケル・レーン(チャニング・テイタム)は、建設業のアルバイトもしていた。
ある日マイクは、仕事をクビになった19歳のアダム(アレックス・ペティファー)の車が故障したため家まで送る。
アダムは、仕事を辞めたことを姉ブルック(コディ・ホーン)に話し、実現しそうもない夢ばかりを語る。
その夜、仕事を世話しようとするブルックと出かけたアダムは席を外し、あるクラブの前でマイクを見つけて声をかける。 クラブに入りたいというアダムを、仕方なく連れて店内に向かったマイクは、彼を”ザ・キッド”と呼ぶ。 若い女性に、自分のクラブ”エクスクイジット”のチラシを渡したマイクは、アダムを連れてその場を離れる。 ”エクスクイジット”のオーナー、ダラス(マシュー・マコノヒー)にマイクはアダムを紹介した、彼は雑用係として雇われる。 オーダー家具ビジネスの資金をストリップで稼いでいるマイクは、クラブの看板ダンサーであり、その日もステージで女性達を楽しませる。 ケン(マット・ボマー)やリッチー(ジョー・マンガニエロ)、ターザン(ケビン・ナッシュ)、ティト(アダム・ロドリゲス)らダンサー達にも紹介されていたアダムは、ステージに上がるようマイクに指示されてしまう。 素人丸出しのアダムは女性達に受けて、チップやその日のギャラまで受け取り彼は満足する。 ダラスもアダムを気に入り、マイクは共に夜通し楽しみ家に送る。 医療助手をしているブルックに会ったマイクは、彼女が、弟を連れ回されて気分を害していることを察し、早々に引き揚げる。 その日の午後、ダラスからダンスの指導を受けたアダムは、マイクと衣装を調達する。 帰宅したブルックはその衣装に気づき、アダムがおかしな趣味を持っていると考える。 アダムから”仕事”を知らされたブルックはクラブに向かい、彼のダンスを見ながらマイクに声をかけられ、複雑な気持ちでその場の様子を窺う。 マイクのステージを見たブルックは、過激な内容に驚く。 まとまった資金が用意できたマイクは、家具ビジネスを立ち上げようとして銀行に融資を求めるが、彼の情報を知った銀行側はそれを拒む。 7月。 マイクは、意外にもブルックが、自分達のダンスを否定的に捉えていないことなどを知る。 生甲斐を見つけたようにも感じるというアダムを自分に任せてほしいと、マイクはブルックに伝える。 数日後、アダムを家に送ったマイクは、気になる存在になっていたブルックに恋人がいることを知り、ジョアンナを呼んで愛し合う。 その後、ダラスはホーム・パーティーで、マイアミに新しい店を持つ考えを皆に発表する。 ダラスは、マイクに共同で店を経営することを提案する。 その場にいたノラ(ライリー・キーオ)に誘われたアダムは、ドラッグを受け取り楽しむ。 8月。 警官に扮して大学の女子寮に向かったマイクとアダムは、突然、制服を脱ぎ学生達を驚かせる。 しかし、アダムが一人の学生にドラッグを飲ませてしまい、男子学生と殴り合いになる。 アダムを連れてその場を逃れたマイクは、学生にドラッグを飲ませた彼を非難する。 荷物を忘れてしまったアダムは、トバイアス(ガブリエル・イグレシアス)から預かったドラッグを置いてきてしまったことを話す。 マイクは、置き忘れたドラッグの代金をトバイアスに払うようアダムに指示する。 その後、ジョアンナに会ったマイクは、彼女の婚約者を紹介されてショックを受ける。 クラブに向かったマイクとアダムは、金を受け取れなかったことなどをダラスに話す。 マイクの口の利き方が気に障ったダラスは、彼に意見する。 アダムは、トバイアスにドラッグをなくしたことを伝え、何とかすると言ってその場をやり過ごす。 その夜のステージで、新しい出し物を見せてダラスを納得させたマイクは、ドラッグを手に入れてアダムと共に羽目を外す。 翌朝、ブルックが訪ねてきたために目覚めたマイクは、アダムとノラが意識を失っていることに気づく。 ブルックは激怒してマイクを罵倒し、アダムを家に連れ帰る。 その後、トバイアスが家に侵入したことに気づいたマイクは、1000ドル程度だと思っていたドラッグが、実は1万ドル分だったことを知り、仕方なく彼に現金を渡す。 アダムが電話に出ないため家に向かったマイクは、ブルックに謝罪する。 このまま関係を終わらせたくないマイクは、ブルックに自分の気持ちを伝えるが、彼女は納得しない。 アダムは、ドラッグの現金の件と、自堕落な生活を送っていた自分を救ってくれたマイクに感謝する。 その夜、ダラスは客達に別れを告げパフォーマンスで大いに盛り上がるが、マイクはその場を去る。 ダラスは、マイクが出て行ったことを知り、アダムにステージを任せる。 ブルックの元に向かったマイクは、マイアミ行きをやめたことを伝える。 マイクの考えを理解したブルックは彼を食事に誘い、恋人とは別れたことを伝える。 朝食まで時間があるため、二人は何をするかを考える。
...全てを見る(結末あり)
ダラスやストリッパーとのパーティーにブルックを誘ったマイクは、公私ともに深い関係のジョアンナ(オリヴィア・マン)を彼女に紹介する。
マイクは、ブルックとの距離を徐々に縮め親交を深める。
参考:
・「マジック・マイク」(2012)
・「マジック・マイクXXL」(2015)
*(簡略ストー リー)
フロリダ州、タンパ。
男性ストリップ・クラブ”エクスクイジット”のトップ・ダンサーであるマイケル・レーンは、ビジネス資金を稼ぎ独立を考えていた。
ある日マイクは、建設現場を解雇されたアダムと知り合い、彼をクラブに連れて行く。
オーナーのダラスにアダムを紹介したマイクは、彼をステージに立たせてしまう。
素人のアダムは意外にも受けて、彼が気に入ったダラスはダンサーとして雇う。
自堕落な生活をしていたアダムは、生甲斐を感じて仕事に励むのだが、彼の仕事を知った姉のブルックは戸惑う。
そんなブルックに心惹かれるようになったマイクは、アダムのことを任せてほしいと言って彼女を安心させるのだが・・・。
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ド派手な作品かと思いきや、人情や淡い恋心などが絡む意外にあっさりとした内容で、ストリップ・シーンなどはパワフルでもあり、メリハリが利いていて楽しめる。
スティーブン・ソダーバーグが監督、撮影、編集を担当しているのだが、ストリップ・ダンサーの経験が実際にある製作にも参加したチャニング・テイタムの意欲が窺える作品で、彼のダンスは確かにプロと言える素晴らしさだ。
北米興行収入は約1億1400万ドル、全世界では約1億6700万ドルのヒットとなった。
2015年に続編「マジック・マイクXXL」が公開された。
自堕落な若者との出会いをきっかけに人生を考える、年齢的にも落ち着くべきである男性を好演するチャニング・テイタムはあまりにも魅力的で、肉体美も披露する存在感抜群のクラブ・オーナー、マシュー・マコノヒーの怪演も注目だ。
浮ついた気持ちで異様な世界に飛び込むものの順応してしまうアレックス・ペティファー、その姉で、素人ぽい表情が実にいいコディ・ホーン、ダンサーのマット・ボマー、ジョー・マンガニエロ、アダム・ロドリゲス、ケビン・ナッシュ、ドラッグの売人役のガブリエル・イグレシアス、主人公の恋人オリヴィア・マン、アダム(A・ペティファー)と付き合うライリー・キーオなどが共演している。