ハウイーに試合を見に行くことを約束したジョージは、車でマンハッタンに向かう。
出社したジョージは、社内が混乱していることに驚き、上司であるCEOのウォルター・バーンズ(トム・アーノルド)から、月曜の朝までに株、証券を全て現金化するよう指示される。
マフィアの絡んだ出資金詐欺をしていたことが暴露されることを知らされたジョージは、財務責任者であるため、その責任を負わされることになってしまう。
アトランタ、地方検事局。
検事のブライアン・シモンズ(タイラー・ペリー)は、ジョージの会社のマネーロンダリングの件を上司のルーカス(ジェフ・ジョスリン)に話し、それを調べる許可を得る。
帰宅したジョージは、ハウイーとの約束を破ったどころの話ではなくなり動揺し、会社のことをケイトに伝えて嘆く。
ジョージア州。
ショッピングセンターで買い物を済ませたメイベル”マデア”シモンズ(タイラー・ペリー)は車に戻り、待ち伏せていた銃を持ったマスクをした男に脅される。
まともに生きるようにと男に説教をしたマデアは、彼が話を聞かないために、車を急発進させて暴走する。
停車したマデアは驚く男のマスクを外し、彼が知人のジェイク・ネルソン(ロミオ・ミラー)であることを確認する。
例の件が間違いなく出資金詐欺であることをルーカスに話したブライアンは、財務責任者のジョージの自宅に捜査官がつく頃だと伝える。
ジョージに証言させようと考えるブライアンは、マフィアより先に捜査官を向かわせるようルーカスから指示される。
ケイトの指示で弁護士を探すものの見つからないジョージは、マフィアの脅しであるネズミの死体を受け取り、現れたFBI捜査官に逮捕されてしまう。
支局に連行されたジョージは、証人保護プログラム下に置かれることになる。
マフィアにジョージのことが気づかれてしまったことをルーカスから知らされたブライアンは、彼を安全な場所で保護するよう指示される。
マデアの家に向かったブライアンは、強盗しようとしたために罰を受けているジェイクから、教会のローンを返済するためにジョージの会社に出資したことを知る。
それが出資詐欺だと知ったジェイクは、凍死した11万4000ドルを必取り戻すことをブライアンに伝え、無理な話だと言われても納得しない。
父ジョー(タイラー・ペリー)と暮らす叔母のマデアに、臨時収入が入ることを話したブライアンは、ある家族5人を数か月の間、家に置いてほしいと伝える。
マデアとジョーは断固としてそれを拒むが、月に4000ドルの報酬が出ると知って態度を一変させる。
現地に着いたジョージと家族はブライアンに迎えられ、マデアの家に向かう。
ジョージらを紹介されたマデアはブライアンと二人で話し、目立ち過ぎる5人を隠すのは無理だと伝える。
家族と対面したジョーも白人だったことに戸惑うが、ブライアンは、父とマデアに、改めてジョージらを紹介する。
不満を訴えるシンディが、父親のジョージを侮辱する言葉と態度を見てマデアは苛立つ。
不安になったケイトはそれをジョージに伝えるが、会話をマデアとジョーに盗み聞きされていることに気づく。
翌朝、食事の支度をするマデアはケイトと話がかみ合わず、まだ寝ているというジョージを起こす。
ハウイーも起こしたマデアは、バーバラにはメイドと間違われる。
口答えして起きようとしないシンディの態度に憤慨したマデアは、彼女にバケツの水を浴びせて怒りを露にする。
牧師である父ネルソン(ジョン・エイモス)と話したたジェイクは、病気の彼が早めに引退を決意し、ローン返済を信者に発表する考えがあることを知る。
ネルソンは、不良だったジェイクが変わり、教会の返済資金を集めたことを誇りに思うと伝える。
真実を話せないジェイクは、心を痛めて気落ちする。
口うるさい隣人のハティー(マーラ・ギブス)を気にしながら、マデアはケイトと子供達を連れて車で出かける。
検事局で取り調べを受けたジョージは、手持ちの資料では協力できることは何もないことをブライアンに伝えて焦る。
自分に色目を使うバーバラと、50年以上前の軍隊時代に会っていたことを思い出したジョーは、それが、ジョージが生まれた前の年だったことを知り、自分達の関係を考える。
検事局に向かったジェイクは、父が、あと3週間で教会のローンの返済を完了させることを発表すると言っているとブライアンに伝える。
真実を話すようにと言われたジェイクは、その場に現れたジョージをニュースで知っていたために、彼に襲い掛かろうとする。
ジョージとジェイクは言い合いになり、ブライアンに制止される。
ジェイクが自社に投資して詐欺に遭ったことをブライアンから知らされたジョージは、彼を気の毒に思う。
ジョージは、納得いかないジェイクと再び言い合いになる。
二人を落ち着かせたブライアンは、父に正直に話すべきだとジェイクに伝える。
その夜、ジョージと話し様々なことをチェックしたジョーは、自分が彼の父親であると判断する。
シンディの態度が気になるマデアは、ケイトから、自分が原因で両親が離婚したとシンディが思い込んでいると言われる。
マデアは、反抗的な態度にはそれなりの言い聞かせ方が必要だとケイトに助言する。
翌日、いくら資料をチェックしても何も得られないジョージは、8年後には引退して、家族と過ごすことが希望だったとブライアンに話して嘆く。
その気になれば道は開けると言って、ブライアンはジョージを励ます。
学校から戻ったハウイーと話したジョーは、彼が野球のグラブとボールを持っていたために、自分が”ニグロ・リーグ”の選手だったことを伝えて親交を深める。
ジョージは、バーバラから一日中”弟”と過ごしていたのかと訊かれ、ブライアンといたと答える。
シンディと言い争ったケイトは、我慢の限界であることをジョージに伝える。
平凡な生活を送りたいと言うケイトは、事態を改善させようとしないジョージに対し、マデアの助言に従い怒りをぶちまける。
翌日、マデアは学校から戻ったシンディに、家族が事故で死んだことを伝える。
悲しむシンディはジョージらが戻ってきたために驚き、マデアは、シンディが家族を嫌っていたのは本心ではなかったことを理解させる。
シンディは今までの態度を家族に謝罪し、マデアは、少しやり過ぎではないかと言うジョージを黙らせる。
翌朝、黒人の歌が聴こえると言うバーバラの様子がおかしいことを知ったマデアは、それが教会の黒人霊歌だと分かる。
バーバラを伴い教会に向かったジョージは、ネルソン牧師の話を聞く。
引退することを伝えたネルソンは、教会のローンが完済したことを発表する。
自分の投資のお陰だと言われたジェイクは、複雑な思いのまま皆に紹介され、その様子を見ていたジョージは驚く。
ネルソンが口にした”プレシャス”と言う言葉で閃いたジョージは、全てを話そうとするジェイクのスピーチを遮り、席を立って興奮する。
ジェイクと共にブライアンと話したジョージは、上司のウォルターといつも話していた”プレシャス・ジャクソン”という女性の名が暗号になっていることを伝える。
6億ドルの10%が、”プレシャス・ジャクソン”の口座に記帳されることをジョージから知らされたブライアンは、それを凍結させようとする。
その金を被害者に戻す方法があると言うジョージだったが、話は聞かなかったことにすると伝えたブライアンはその場を去る。
これで諦めるつもりはないとジェイクに伝えたジョージは、投資した複数のチャリティー団体のために金を取り戻すことを約束して、彼に協力させる。
今回の件をやり遂げるとケイトに興奮しながら話すジョージは、彼女との愛を確かめる。
ジョーと子供達が観ていた「ゴースト/ニューヨークの幻」のシーンであることを思いついたジョージは、マデアをニューヨークの銀行に向かわせて、”プレシャス・ジャクソン”の名義で金を送金させることを考える。
映画のウーピー・ゴールドバーグは、幽霊のパトリック・スウェイジの協力を得ていたと言う不安そうなマデアに、ジョージは自分が変装して付いて行くことを伝える。
仕方なく指示に従うことになったマデアは、ケイトらの協力で都会的な服を用意し、変装したジョージとジェイクと共に空港に向かう。
機内で落ち着かないマデアは、騒ぎを起こしながらニューヨークに到着してホテルにチェックインする。
銀行に向かったマデアは、”プレシャス・ジャクソン”を名乗り、連絡してあったゴールデンバーグに会い、送金先の13の口座番号を教える。
全て指示通りに済ませたマデアは、ジョージとジェイクと共にジョージアに戻る。
今回の件を知らなかったブライアンは戸惑うが、多くのチャリティー団体から感謝の電話が入っていることをジョージに伝える。
十分に協力してくれたジョージに起訴しないと伝えたブライアンは、彼から感謝される。
ジョージと家族はマデアとジョーとの別れを惜しみ、霊歌が聴こえる教会に向かう。
教会のローンは完済され、ネルソンは、ジェイクや信者達、そしてジョージの家族と共に喜ぶ。