ヒット作「リーサル・ウェポン」(1987)の続編でシリーズ2作。 南アフリカ領事館の麻薬絡みの不正に気づいた2人の刑事の戦いを描く、監督リチャード・ドナー、主演メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ジョス・アクランド、パッツィ・ケンジット、ジョー・ペシ他共演の刑事アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・ドナー
製作
リチャード・ドナー
ジョエル・シルバー
原案
シェーン・ブラック
ウォーレン・マーフィー
脚本:ジェフリー・ボーム
撮影:スティーヴン・ゴールドブラッド
編集:スチュワート・ベアード
音楽
マイケル・ケイメン
エリック・クラプトン
デイヴィッド・サンボーン
主題歌:ジョージ・ハリスン”チアー・ダウン”
出演
マーティン・リッグス:メル・ギブソン
ロジャー・マータフ:ダニー・グローヴァー
アージャン・ラッド:ジョス・アクランド
ピーター・ヴォーステッド:デリック・オコナー
リカ・ファン・デン・ヴァールス:パッツィ・ケンジット
レオ・ゲッツ:ジョー・ペシ
エド・マーフィ:スティーブ・カーン
ティム・カヴァノー:ディーン・ノリス
エディ・エステバン:ネスター・セラーノ
トリッシュ・マータフ:ダーレン・ラヴ
リアン・マータフ:トレイシー・ウォルフ
ステファニー・ウッズ:メアリー・エレン・トレイナー
ハンス:マーク・ロルストン
ミーガン・シャピロ:ジェニット・ゴールドスタイン
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1989年製作 114分 DC118
公開
北米:1989年7月7日
日本:1989年10月21日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $147,253,990
世界 $227,853,990
■ アカデミー賞 ■
第62回アカデミー賞
・ノミネート
音響編集賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
市警のマーティン・リッグス(メル・ギブソン)とロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)は、暴走するBMWを追跡する。
何んとかそれを追い詰めた二人だったが、運転していた男ハンス(マーク・ロルストン)には逃げられてしまう。
しかし、トランクから大量の”クルーガーランド”金貨が見つかる。
翌日、相変わらず無鉄砲な行動をとるリッグスに、精神科医のステファニー・ウッズ(メアリー・エレン・トレイナー)は呆れてしまう。
ハンスは、南アフリカ領事館代表アージャン・ラッド(ジョス・アクランド)に呼ばれ、金貨を失った責任を取らされて、秘書官ピーター・ヴォーステッド(デリック・オコナー)に射殺される。
...全てを見る(結末あり)
:参考
・「リーサル・ウェポン」(1987)
・「リーサル・ウェポン2」(1989)
・「リーサル・ウェポン3」(1992)
・「リーサル・ウェポン4」(1998)
*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス市警の刑事マーティン・リッグスとロジャー・マータフは、暴走車を追跡し、その中から”クルーガーランド”金貨を見つける。
麻薬組織の資金洗浄をした証人、ゲッツの護衛を命ぜられたリッグスとマータフは、南アフリカ領事代表ラッドと彼の関係を探り始める。
資金洗浄の黒幕であるラッドは、外交官特権を盾に、現れた両刑事を追い払う。
リッグスは、マータフとその家族に危険が及んだことで、不逮捕特権を無視してラッドを牽制し脅しをかける。
そしてラッドは、秘書官の部下のヴォーステッドを差し向けて、リッグスとマータフの命を狙うのだが・・・。
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前作でついにブレイクしたメル・ギブソンが、妻の死の苦しみを克服して、更に狂暴になるはみ出し刑事を軽快に演ずる、快心作に仕上がっている。
前作の前半では噛み合わない相棒だった、人間味を増したベテラン刑事を演ずるダニー・グローヴァーとの友情も爽やかに描かれ、激しい戦いの後も心地よさが残る、リチャード・ドナーの切れ味のよい演出も冴え渡る。
第62回アカデミー賞では、音響編集賞にノミネートされた。
北米興行収入は約1億4700万ドル、全世界では約2億2800万ドルと、前作をはるかに上回るヒットとなった。
実力派ジョー・ペシの活躍も見もので、主人公二人との相性も抜群であり、次回作にも登場してくれる愛すべきキャラクターを見事に演じている。
外交官の不逮捕特権を悪用する悪の黒幕ジョス・アクランド、その部下デリック・オコナー、殺される秘書パッツィ・ケンジット、主人公の上司の警部スティーブ・カーン、同僚刑事のディーン・ノリス、ネスター・セラーノ、ジェニット・ゴールドスタイン、マータフ(D・グローヴァー)の妻ダーレン・ラヴ、娘トレイシー・ウォルフ、精神科医メアリー・エレン・トレイナー、組織の運び屋マーク・ロルストンなどが共演している。