カリフォルニアに向かう幌馬車隊の先導役に雇われた猟師キット・カーソンと仲間たちの活躍を描く、監督ジョージ・B・サイツ、主演ジョン・ホール、リン・バリ、ダナ・アンドリュース、ウォード・ボンド他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・B・サイツ
製作:エドワード・スモール
原作:イヴリン・ウェルズ
脚本:ジョージ・ブルース
撮影
ジョン・J・メスコール
ロバート・ピタック
編集:ウィリアム F. クラクスト
音楽:エドワード・ウォード
出演
キット・カーソン:ジョン・ホール
ドロレス・マーフィー:リン・バリ
ジョン・C・フレモント大尉:ダナ・アンドリュース
ロペス:ハロルド・フーバー
エイプ:ウォード・ボンド
ミス・ピルチャード:レニー・リアノ
ポール・テリー:クレイトン・ムーア
アリス・テリー:ロウェナ・クック
ジム・ブリッジャー:レイモンド・ハットン
クラナハン軍曹:ハリー・ストラング
ホセ・カストロ将軍:C.ヘンリー・ゴードン
マリアノ・グアダルーペ・バジェホ将軍:ルー・メリル
トーマス・O・ラーキン:スタンリー・アンドリュース
ジョン・サッター:エドウィン・マクスウェル
ジェームズ・キング:ジョージ・リン
ドン・ミゲル・マーフィー:ウィリアム・ファーナム
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1940年製作 97分
公開
北米:1940年8月30日
日本:未公開
■ ストーリー ■
猟師のキット・カーソン(ジョン・ホール)と仲間のエイプ(ウォード・ボンド)とロペス(ハロルド・フーバー)らは、先住民の足跡を見つけ、直後にショショーニ族に襲われる。
何人かの仲間を殺されるものの、カーソン、エイプ、ロペスは、敵を撃退する。
カーソンは、夜になってもショショーニが隠れているため、自分がおとりになり、エイプとロペスを先に逃がす。
ブリッジャー砦。
ジム・ブリッジャー(レイモンド・ハットン)は、友人のカーソンらが戻ったために喜ぶ。
カーソンは、先住民に襲われたことをブリッジャーに話し、彼らが使っていたスペイン製のライフルを見せる。
暫く休暇をとろうとしたカーソンは、ジョン・C・フレモント大尉(ダナ・アンドリュース)と共に西に向かう、ポール・テリー(クレイトン・ムーア)率いる幌馬車隊の先導役を頼まれるものの、それを断る。
その話を、カリフォルニアの大地主の娘ドロレス・マーフィー(リン・バリ)は聞いていた。
出発の準備ができたドロレスはカーソンと話し、金貨で1000ドルと仲間には200ドルずつ払うことを伝えて同行を求める。
それを断ったカーソンだったが、ドロレスらが先住民に襲われる可能性が高いために心配になり、エイプとロペスと共に出発した幌馬車隊を追う。
幌馬車隊はオレゴン・トレイルに沿って進み、カーソンは、ポールに自分がボスになることを伝える。
ドロレスの馬車に乗り込んだカーソンは、それを見て驚くフレモントの部隊に先導され西に向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
劇作家、脚本家、俳優としても知られるジョージ・B・サイツが監督し、主演はジョン・ホール、リン・バリ、ダナ・アンドリュース、ウォード・ボンドなどが共演した作品。
カリフォルニアに向かう幌馬車隊の先導役に雇われた猟師キット・カーソンと仲間たちの活躍を描く西部劇。
主演には、ヴィクター・マクラグレン、ランドルフ・スコット、ジョエル・マクリー、ヘンリー・フォンダら大物名前が上がっていた。
主人公のキット・カーソンを演ずるジョン・ホールは、やや逞しさなどに欠ける雰囲気など、主演は荷が重いという感じだが、それを支える共演人の個性や熱演は見ものだ。
前年、ジョン・フォードの「駅馬車」(1939)で登場したモニュメントバレーが、幌馬車隊の旅シーンで効果的に使われているのも注目だ。
主人公と惹かれ合うようになるカリフォルニアの大地主の娘リン・バリ、主人公の恋敵ではあるが協力し合う、幌馬車隊に同行する部隊の指揮官ジョン・C・フレモント大尉のダナ・アンドリュース、主人公の仲間ハロルド・フーバーとウォード・ボンド、ドロレス(リン・バリ)の付き人レニー・リアノ、幌馬車隊のリーダー、クレイトン・ムーア、その妻ロウェナ・クック、主人公の友人である猟師ジム・ブリッジャーのレイモンド・ハットン、軍曹のハリー・ストラング、カリフォルニアを我がものにしようとするホセ・カストロ将軍のC.ヘンリー・ゴードン、カリフォルニアの政治家マリアノ・グアダルーペ・バジェホ将軍のルー・メリル、アメリカの外交官トーマス・O・ラーキンのスタンリー・アンドリュース、実業家ジョン・サッターのエドウィン・マクスウェル、ヒロインの父親ウィリアム・ファーナム、他ジョージ・リンなどが共演している。