マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズによるコミック”The Secret Service”(2012)を基に製作された2014年公開「キングスマン」の続編。 英米の秘密諜報組織が手を組み世界最大の麻薬組織に戦いを挑む姿を描く、製作、監督、脚本マシュー・ヴォーン、主演コリン・ファース、タロン・エガートン、ジュリアン・ムーア、マーク・ストロング、ハル・ベリー、ペドロ・パスカル、エドワード・ホルクロフト他共演のスパイ・アクション。 |
・ジュリアン・ムーア / Julianne Moore / Pinterest
・マーク・ストロング / Mark Strong / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:マシュー・ヴォーン
製作
マシュー・ヴォーン
デヴィッド・リード
アダム・ボーリング
製作総指揮
マーク・ミラー
デイヴ・ギボンズ
スティーヴン・マークス
クラウディア・シファー
ピエール・ラグランジェ
原作
”The Secret Service”
マーク・ミラー
デイヴ・ギボンズ
脚本
ジェーン・ゴールドマン
マシュー・ヴォーン
撮影:ジョージ・リッチモンド
編集:エディ・ハミルトン
音楽
ヘンリー・ジャックマン
マシュー・マージェソン
出演
ゲイリー”エグジー”アンウィン/ガラハッド:タロン・エガートン
ハリー・ハート/ガラハッド:コリン・ファース
ポピー・アダムズ:ジュリアン・ムーア
マーリン:マーク・ストロング
ジンジャー:ハル・ベリー
ウイスキー:ペドロ・パスカル
チャーリー・ヘスケス:エドワード・ホルクロフト
ティルデ王女:ハンナ・アルストロム
フォックス首席補佐官:エミリー・ワトソン
ロクサーヌ・モートン/ランスロット:ソフィー・クックソン
本人:エルトン・ジョン
テキーラ:チャニング・テイタム
シャンパン:ジェフ・ブリッジス
チャールズ:キース・アレン ポピーの部下になる殺される
アメリカ合衆国大統領:ブルース・グリーンウッド
アーサー:マイケル・ガンボン
リアム:トーマス・ターグーズ
ブランドン:カルバン・デンバ
ジャマール:トビー・バカレ
クララ:ポピー・デルヴィーニュ
ミシェル:サマンサ・ウーマック
スウェーデン国王:ビヨルン・グラナート
スウェーデン王妃:レナ・エンドレ
イギリス/アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2017年製作 141分
公開
イギリス:2017年9月20日
北米:2017年9月22日
日本:2018年1月5日
製作費 $104,000,000
北米興行収入 $100,234,840
世界 $410,902,660
■ ストーリー ■
ロンドン。
リッチモンド・バレンタインを倒してから1年後。
ゲイリー”エグジー”アンウィン/ガラハッド(タロン・エガートン)は、亡き師ハリー・ハート(コリン・ファース)から”ガラハッド”の名を受け継ぎ、正式に諜報組織”キングスマン”に加わる。
本部を出たエグジーは、恋人となったスウェーデン王女ティルデ(ハンナ・アルストロム)を迎えに行き、友人ブランドン(カルバン・デンバ)の誕生パーティーに向かおうとしていた。
バレンタイン事件で腕と声帯を失いながらも生き延びた、元キングスマン訓練生で失格者のチャーリー・ヘスケス(エドワード・ホルクロフト)は、エグジーを待ち伏せる。
襲われたエグジーは対抗してチャーリーを叩きのめし、マーリン(マーク・ストロング)に連絡をとりながら追っ手を撃退する。
しかし、切断されたチャーリーのサイバネティック・アームが、エグジーの車からキングスマンのデータベースに侵入する。
翌日、本部に着いたエグジーは、リーダーのアーサー(マイケル・ガンボン)と新人ロクサーヌ・モートン/ランスロット(ソフィー・クックソン)と共に、マーリンからチャーリーについての報告を受ける。
ランスロットは、チャーリーの仲間の遺体から、彼らがある組織の一員だったことが分かったと皆に話す。
チャーリーは、その情報を世界最大の麻薬カルテル”ゴールデン・サークル”のリーダー、ポピー・アダムズ(ジュリアン・ムーア)に渡す。
ポピーは、ミサイル攻撃でエグジーのアパートやキングスマンの本部などを破壊する。
エグジーとマーリン(マーク・ストロング)以外のエージェントは殺され、ポピーは、チャーリーに新しい強力なアームを渡す。
エグジーは、マーリンから、チャーリーのアームによる遠隔操作ですべてが破壊されたことを知らされ、アパートにいたブランドンやランスロットも死んだことで動揺する。
エグジーとマーリンは、緊急指令”最後の審判の日”を実行するが、指令があるはずの金庫には、”ステイツマン”という銘柄のウイスキーが入っていただけだった。
2人は、アーサーらの死の悼みその酒を飲み、酔ったエグジーは、ラベル裏のケンタッキーの”K”の文字が、キングスマンのシンボルマークだと気付く。
アメリカに向かったエグジーとマーリンは、ケンタッキー州にある、バーボンウイスキー蒸留所を装った民間諜報機関”ステイツマン”の内部に入る。
エグジーとマーリンは、その場にいたステイツマンのメンバー、テキーラ(チャニング・テイタム)に疑われて叩きのめされる。
拘束されたエグジーとマーリンは、その場にハリー(コリン・ファース)がいたために驚き、生きていたことを知る。
現れた戦略責任者ジンジャー(ハル・ベリー)は、2人がキングスマンのメンバーであることをテキーラに知らせる。
拘束を解かれたエグジーとマーリンは、ナノテクノロジーにより生き延びたハリーが、記憶喪失であることを知る。
エグジーは、ステイツマンのリーダーであるシャンパン(ジェフ・ブリッジス)に会い、ゴールデン・サークルとチャーリーについての情報収集を約束してもらい、ニューヨークのメンバー、ウイスキー(ペドロ・パスカル)らと共に、ゴールデン・サークルを壊滅させようとするのだが・・・。
参考:
・「キングスマン」(2014)
・「キングスマン:ゴールデン・サークル」(2017)
・「キングスマン:ファースト・エージェント」(2021)
製作と脚本を兼ねるマシュー・ヴォーンが前作に続き監督し、主演はタロン・エガートン、コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、マーク・ストロング、ハル・ベリー、ペドロ・パスカル、エドワード・ホルクロフトなどが共演した作品。
英米の秘密諜報組織が手を組み、世界最大の麻薬組織に戦いを挑む姿を描くスパイ・アクション。
製作費は1億ドルを超え(前作8100万ドル)、北米興行収入は約1億ドル、全世界では約4億1000万ドルのヒットとなり、前作とほぼ同じ記録を残した。
本部を破壊され仲間を殺された主人公らが、アメリカの秘密諜報機関と手を組む内容など、英米のお国柄の違いなどが興味深く描かれている。
マシュー・ヴォーンのスタイリッシュな演出と、豪華スター競演は見ものだが、ストーリーに深味もなくアクションなどは平凡で、批評家、一般の評価も低かった。
正式にキングスマンの一員となるものの、いきなり最大の危機に直面するタロン・エガートン、ナノテクノロジーにより生き延びていたコリン・ファース、麻薬を合法化させようとする世界最大の麻薬組織のリーダー、ジュリアン・ムーア、主人公と共に悪に立ち向かうマーク・ストロング、アメリカの民間諜報機関”ステイツマン”のメンバー、ハル・ベリー、ペドロ・パスカル、チャニング・テイタム、組織のリーダー、ジェフ・ブリッジス、麻薬組織と手を組むキングスマンの元訓練生エドワード・ホルクロフト、主人公の恋人であるスウェーデン王女ハンナ・アルストロム、アメリカ合衆国大統領ブルース・グリーンウッド、首席補佐官のエミリー・ワトソン、キングスマンのメンバー、ソフィー・クックソン、ゴールデン・サークルに拉致される本人役のエルトン・ジョン、ゴールデン・サークルのメンバーになろうとする男キース・アレン、キングスマンのリーダー、マイケル・ガンボン、主人公の友人トーマス・ターグーズ、カルバン・デンバ、トビー・バカレ、チャーリー(エドワード・ホルクロフト)の恋人ポピー・デルヴィーニュ、主人公の母親サマンサ・ウーマック、スウェーデン国王のビヨルン・グラナート(遺作)、王妃のレナ・エンドレなどが共演している。