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ヨットの建造を夢見る男性と幼い息子を育てる戦争未亡人の恋を描く、製作、監督ドン・ハートマン、主演ロバート・ミッチャム、ジャネット・リー、ウェンデル・コーリー、ゴードン・ゲバート他共演のロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ドン・ハートマン
製作：ドン・ハートマン
原作：ジョン・Ｄ・ウィーヴァー”Christmas Gift”
脚本：イソベル・レナート
撮影：ミルトン・クラスナー
編集：ハリー・マーカー
音楽：ロイ・ウェッブ
出演
スティーヴ・メイソン：ロバート・ミッチャム
コニー・エニス：ジャネット・リー
カール・デイヴィス：ウェンデル・コーリー
ティミー・エニス：ゴードン・ゲバート
エニス：グリフ・バーネット
エニス夫人：エスター・デイル
クラウリー：ヘンリー・オニール
警部補：ハリー・モーガン
私服警官：ラリー・J・ブレイク
エミリー：ヘレン・ブラウン
メアリー：フランシス・モリス（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 RKO
1949年製作 87分
公開
北米：1949年12月24日
日本：1951年6月12日
■ ストーリー ■
ニューヨーク、クリスマス・シーズン。
南カリフォルニアでヨットの建造を夢見る退役軍人のスティーヴ・メイソン（ロバート・ミッチャム）は、デパート”クラウリーズ”でおもちゃの販売員として働いていた。
戦争未亡人のコニー・エニス（ジャネット・リー）は、スティーヴの説明も聞かずに高価な鉄道模型セットを購入する。
クラウリーズのライバル店の競合店調査員だったコニーは、その場の公衆電話から、店の様子を会社に報告する。
その後コニーは、仕事で使う目的で、模型セットを持参してアパートに戻る。
コニーの6歳の息子ティミー（ゴードン・ゲバート）は、コニーが持ち帰った箱が自分へのプレゼントだと思う。
ティミーは、コニーが夕食の準備をしている間に、箱の中に入っていた鉄道模型を見て喜ぶ。
しかしトミーは、持ち帰った箱は仕事で使うことをコニーから知らされて残念に思う。
その後、コニーの恋人で弁護士のカール・デイヴィス（ウェンデル・コーリー）が訪ねて来る。
カールからプロポーズされたコニーだったが、ティミーのこともあり即答はしなかった。
コニーから求婚されたことを聞いたティミーは、今のままがいいと彼女に伝える。
翌日コニーは、息子が欲しいものと違っていたという理由で、スティーヴに鉄道模型を返品する。
説明も聞かず支払い金額を用意していたことなど、最初からコニーを疑っていたスティーヴは、警備員に通報すると彼女に伝える。
コニーは、戦争未亡人で息子を養わなければならないとスティーヴに説明する。
コニーに同情して後悔したスティーヴは返金に応じるが、そのせいで解雇されてしまう。
別の売り場にいたコニーを見つけたスティーヴは、解雇されたことを伝えて、彼女をランチに誘いセントラルパークに向かう。
スティーヴは、ホットドッグを食べながら、ヨットを建造する夢などをコニーに話し、買い物にも付き合う。
その後、人混みの中で2人はぐれてしまったが、スティーヴは、コニーの住所を調べてアパートに向かう。
コニーは、訪ねて来たスティーヴを戸惑うカールに紹介するのだが…。
■ 解説 評価 感想 ■
ジョン・Ｄ・ウィーヴァーの短編”Christmas Gift”を基に製作された作品。
脚本家としても知られるドン・ハートマンが製作を兼ねて監督し、主演はロバート・ミッチャム、ジャネット・リー、ウェンデル・コーリー、ゴードン・ゲバートなどが共演した作品。
ヨットの建造を夢見る男性と幼い息子を育てる戦争未亡人の恋を描くロマンチック・コメディ。
クリスマス・イヴに公開された、どこか古風なハートウォーミングな内容の本作は、前年にマリファナ所持容疑で逮捕されたロバート・ミッチャムが、それまでの作品で演じた役柄から離れることで、彼のイメージを回復させる意図があったと言われている。
とは言え、他の作品同様、ヨット建造を夢見るロマンチストであり、周囲に左右されないタフガイ・タイプの男性を演じるロバート・ミッチャムは、持ち味を活かして好演している。
ロイ・ウェッブの軽快な音楽も印象に残る。
婚約者との結婚が決まりながら、主人公に惹かれる戦争未亡人を魅力的に演ずるジャネット・リー、彼女の恋人である弁護士ウェンデル・コーリー、コニー（ジャネット・リー）の息子を好演するゴードン・ゲバート、その祖父グリフ・バーネット、その妻エスター・デイル、主人公が働いていたデパートのオーナー、ヘンリー・オニール、その秘書ヘレン・ブラウン、警部補のハリー・モーガン、私服警官のラリー・J・ブレイク、コニーの家政婦フランシス・モリスなどが共演している。
