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フーリガン Green Street (2005)

サッカーの母国イングランドで”フーリガン”の世界に魅せられるアメリカ人青年の戦いと成長を描く、製作ジョン・ファヴロー、原案、監督、脚本レクシー・アレクサンダー、主演イライジャ・ウッドチャーリー・ハナムクレア・フォーラニマーク・ウォーレン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:レクシー・アレクサンダー

製作
ジジ・プリッツカー
デボラ・デル・プレト
ドナルド・ザッカーマン
製作総指揮
レクシー・アレクサンダー
ビル・アラン
ジョン・ファヴロー
パトリック・アルイーズ
トム・ハルム
ポール・シフ
原案
レクシー・アレクサンダー
ドゥージー・ブリムソン
脚本
レクシー・アレクサンダー
ドゥージー・ブリムソン
ジョシュア・シェローヴ
撮影:アレクサンダー・ブオーノ
編集:ポール・トレホ
音楽:クリストファー・フランケ

出演
マシュー”マット”バックナー:イライジャ・ウッド
ピーター”ピート”ダナム:チャーリー・ハナム
シャノン・ダナム:クレア・フォーラニ
スティーヴン”スティーヴ”ダナム:マーク・ウォーレン
ボヴァー:レオ・グレゴリー
キース:クリストファー・ヒアー
デイヴ・ジョーノ:ロス・マッコール
スウィル:レイフ・スポール
トミー・ハッチャー:ジェフ・ベル
アイク:キーラン・ビュー
ネッド:フランシス・ポープ
カール・バックナー:ヘンリー・グッドマン
ジェレミー・ヴァン・ホールデン:テレンス・ジェイ

イギリス/アメリカ 映画
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ(イギリス)
フリースタイル・リリーシング(北米)
2005年製作 109分
公開
イギリス:2005年9月9日
北米:2005年9月9日
日本:2006年6月17日
北米興行収入 $344,100
世界 $3,154,350


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロンドン
プレミアリーグウェストハム・ユナイテッド”の熱狂的サポーターであるフーリガンのピーター”ピート”ダナム(チャーリー・ハナム)は、今日も、ファーム”グリーン・ストリート・エリート/GSE”の仲間達と共に敵対する相手と争う。

マサチューセッツ州、ケンブリッジハーバード大学
政治家の息子であるルームメイトのジェレミー・ヴァン・ホールデン(テレンス・ジェイ)の身代わりになり、コカイン売買の罪で卒業の2か月前に放校処分になったマシュー”マット”バックナー(イライジャ・ウッド)は、その見返りに1万ドルを受け取る。

父親カール(ヘンリー・グッドマン)との連絡も取れなかったマットは、ロンドンに住む姉シャノン・ダナム(クレア・フォーラニ)を訪ねることを考える。

ロンドン
シャノンに会ったマットは退学の件を話し、相手がヴァン・ホールデンであるため、無実でありながら仕方なく処分に従ったことを伝える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ハーバード大学でジャーナリズムを学ぶ学生マシュー”マット”バックナーは、ルームメイトの罪を被りコカイン所持で放校処分になる。
卒業まで2か月だったマットは、出張中の記者の父に連絡もとれず、失意の内に、ロンドンに住む姉シャノンを訪ねる。
退学のことをシャノンに話したマットは、彼女の夫スティーヴに会う。
スティーヴの弟で、粗暴な青年であるピートと行動することになったマットは、彼が、プレミアリーグウェストハム・ユナイテッド”の熱狂的なサポーター、ファーム”GSE”のリーダーであることを知る。
記者とアメリカ人は嫌われると言われながら、仲間に紹介されたマットは、意外にもその場の雰囲気に馴染む。
その後マットは、過激な行動と暴力に明け暮れるピートらの世界に魅了されていく・・・。
__________

古くは19世紀末からの歴史があるイギリス(本作ではイングランド)の”フーリガン”の世界を描いた問題作で、ドイツ出身の女性映画監督レクシー・アレクサンダーが原案と脚本も兼ねたデビュー作。

女性でありながら、正に、男の世界を描くレクシー・アレクサンダーの演出力は見もので、”フーリガン”の戦いの日々をリアルに描く映像が印象的だ。

ビデオ用として2作の続編が製作された。

日本のスポーツがファッション、娯楽程度にしか思えない、ヨーロッパ・スポーツの、サポーターを含めた激しい”戦い”の迫力は凄まじいばかりだ。

昔からのサッカー・ファンなら分かるはずだが、実際の”フーリガン”の活動は本作とは比較にならないほど過激で、その凄まじいばかりの”暴挙”は度々話題になり、サッカーの試合がきっかけで戦争が起きるのも納得できる。

スポーツ大国アメリカのファンの熱狂も負けてはいないはずだが、異国の地で異様な世界を体験するのが、弱弱しいエリートのアメリカ人青年だという設定がなかなかいい。

その貴重な体験を生かして成長する青年を演ずるイライジャ・ウッド、”ファーム”のリーダーとしての気骨もあり、人間味も感じさせるチャーリー・ハナムの好演が光る。

主人公の姉クレア・フォーラニ、その夫で、かつて”ファーム”を率いた伝説のリーダー、マーク・ウォーレン、主人公を嫌う”ファーム”のメンバー、レオ・グレゴリー、その仲間のクリストファー・ヒアー、ロス・マッコールレイフ・スポールキーラン・ビュー、フランシス・ポープ、彼らと敵対する”ファーム”のリーダー、ジェフ・ベル、主人公の父親ヘンリー・グッドマン、主人公に罪を被せる大学のルームメイト、テレンス・ジェイなどが共演している。


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