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ゴーストバスターズ2 Ghostbusters II (1989)

大ヒット、ホラー・コメディの「ゴーストバスターズ」(1984)の続編。
業務停止処分となっていたゴーストバスターズが魔王ヴィーゴの復活を阻止しようとする姿を描く、製作、監督アイヴァン・ライトマンビル・マーレイダン・エイクロイドハロルド・ライミスシガニー・ウィーバーリック・モラニス共演による爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:アイヴァン・ライトマン

製作:アイヴァン・ライトマン
製作総指揮:バーニー・ブリルスタイン
脚本:
ダン・エイクロイド

ハロルド・ライミス
編集:
シェルドン・カーン

ドン・キャンバーン
撮影:マイケル・チャップマン
音楽:ランディー・エデルマン
主題歌:レイ・パーカーJr.

出演
ピーター・ヴェンクマン博士:ビル・マーレイ

レイモンド・スタンツ博士:ダン・エイクロイド
イゴン・スペングラー博士:ハロルド・ライミス
デイナ・バレット:シガニー・ウィーバー
ルイス・タリー:リック・モラニス
ジャニーン・メルニッツ:アニー・ポッツ
ウィンストン・ゼドモア:アーニー・ハドソン
レニー市長:デヴィッド・マーギュリーズ
ヤノシュ・ポーハ博士:ピーター・マクニコル
スティーブン”ザ・ハマー”ウェクスラー判事:ハリス・ユーリン
ジャック・ハダマイヤー:カート・フラー
警視総監:フィリップ・ベイカー・ホール
ヴィーゴ:ウィルヘルム・フォン・ホンブルグ
ヴィーゴ(声):マックス・フォン・シドー
市職員:ベン・スタイン
ミルトン・アングラント:ケヴィン・ダン
市長公邸のドアマン:ボビー・ブラウン
スライマー(声):アイヴァン・ライトマン

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1989年製作 108分
公開
北米:1989年6月16日
日本:1989年11月25日
製作費 $37,000,000
北米興行収入 $112,494,740
世界 $215,394,740


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク、あれから5年・・・
路上の割れ目からにじみ出たスライムを踏んだ、デイナ・バレット(シガニー・ウィーバー)の子供の乗るベビーカーが暴走を始める。

間一髪のところで、デイナがベビーカーの子供を救い出す。

一時は英雄となった”ゴーストバスターズ”だったが、その後はペテン師呼ばわりされ、ニューヨーク市から業務停止処分を受けていた。

レイモンド・スタンツ(ダン・エイクロイド)らは、仕方なく、ゴーストバスターズのコスチュームで、パーティーの余興のアルバイトなどをしていた。

研究所のイゴン・スペングラー(ハロルド・ライミス)に相談に行ったデイナだったが、元恋人ピーター・ヴェンクマン(ビル・マーレイ)との接触は避けようとする。

オカルト書店を経営していたスタンツを、スペングラーと、超常現象のテレビ番組を持つヴェンクマンが訪ねる。
...全てを見る(結末あり)

ヴェンクマンは、デイナのことを聞き出し、三人で彼女のアパートに向かう。

デイナはヴェンクマンが現れたことに驚くが、子供や部屋には異常はなく、彼らは異変があった路上を調べる。

地下の異常な反応に気づいたヴェンクマンら三人は、工事作業員に扮し、無許可で地面を掘り起こす。

その頃、デイナが勤める美術館で、“ウクライナのヴィーゴ”の肖像画に宿る魔王ヴィーゴ(ウィルヘルム・フォン・ホンブルグ/マックス・フォン・シドー:声)の霊は、ヤノシュ・ポーハ教授(ピーター・マクニコル)を利用して復活を企み、幼子を手に入れようとする。

ヴェンクマンらは、地下のスライムを発見するが、送電線を切ってしまい、大停電まで起こして逮捕されてしまう。

ヴィーゴは、ヤノシュにパワーを与え、デイナの息子を手に入れようとする。

裁判にかけられたヴェンクマンら三人は、頼りないルイス・タリー(リック・モラニス)の弁護で裁判に臨む。

しかし三人の主張は全く受け入れられず、スティーブン・ウェクスラー判事(ハリス・ユーリン)に、罰金2万5000ドルと18ヶ月の懲役を命ぜられる。

しかし、法廷にあった証拠品で、ヴェンクマンらが採取したスライムからゴーストが現れる。

ウェクスラー判事が死刑にした、殺人犯兄弟のゴーストは暴れ始め、判事は判決を撤回し、三人にゴーストの退治命令が言い渡す。

三人はゴーストの捕獲に成功して、ウィンストン・ゼドモア(アーニー・ハドソン)を加えた4人と、秘書のジャニーン・メルニッツ(アニー・ポッツ)の”ゴーストバスターズ”は、再びニューヨーク中で大活躍を始める。

ピーターは、これを機会にデイナと寄りを戻そうとして、彼女の美術館を訪ねる。

デイナは、不気味なヴィーゴの絵に、時々見つめられているような気がすることをヴェンクマンに伝える。

その夜、デイナのアパートのバスタブにスライムが流れ込み、彼女はヴェンクマンの元に向かい助けを求める。

ヴェンクマンは、そのことをスタンツに知らせ、スペングラーは、魔術師で凶人だったヴィーゴとスライムに関係があることを指摘する。

翌日、美術館でヴィーゴの肖像画を調べたヴェンクマンらだったが、スタンツがヴィーゴに見つめられてしまう。

ヴィーゴの写真に、スライムが写っていたことに気づいたスタンツ、スペングラー、ゼドモアは地下を調べる。

ゴーストと遭遇しながら、スライムの川を見つけた三人は、ゼドモアが引き込まれてしまい、二人が後に続いて飛び込む。

一方、惹かれ合うタリーとメルニッツに子供を預け、食事をしていたヴェンクマンとデイナは、いいムードになる。

地上に這い出したスタンツらは、スライムが美術館や街を襲うことに気づき、それを食事中のヴェンクマンとデイナに知らせる。

レストランで騒ぎを起こし、再び拘束されたヴェンクマンらは、レニー市長(デヴィッド・マーギュリーズ)の元に向かう。

ヴェンクマンらは、人間の憎しみや怒りなどの悪い感情が、スライム化したと市長に説明する。

しかし、それは市長には全く理解されずに、アシスタントのジャック・ハダマイヤー(カート・フラー)は、4人を精神病院に入れてしまう。

ヴィーゴの僕となったヤノシュは、命令に従う代わりに、デイナを自分のものにする許可を得る。

そして、息子をさらわれたデイナは美術館に向かうが、既に美術館はスライムに囲まれていた。

子供を見つけたデイナだったが、ヤノシュに、ヴィーゴに選ばれた子だと言われ、彼女は拘束されてしまう。

その後、街中にゴーストが出現し、市長はヴェンクマンらを病院送りにしたハダマイヤーをクビにして、ゴーストバスターズのを復活させる。

ゴーストバスターズは美術館に到着するものの、強力なスライムに歯が立たない。

それに対抗する者が、善のシンボル”自由の女神”だと気づいたゴーストバスターズは、スライムの力で巨大な像を動かし美術館に向かわせる。

タリーもメルニッツとの愛を確認し、ゴーストバスターズに参加するため美術館に向かう。

そしてゴーストバスターズは、美術館の天井から内部に侵入し、デイナに迫るヤノシュにスライムを吹きかけて彼女と子供を救う。

肖像画から抜け出したヴィーゴは、ゴーストバスターズに攻撃を加え、子供を見つけて一体化しようとする。

その時、美術館の周辺にいた民衆の歌が響き渡り、それを気にしたヴィーゴの力が衰えていく。

ヴィーゴはスタンツに乗り移るが、ゴーストバスターズが彼を、美術館の外ではタリーがスライムを攻撃する。

ゴーストバスターズは見事にヴィーゴを倒し、タリーは、美術館のスライムを除去する。

デイナはヴェンクマンに感謝し、スタンツとヤノシュも正気を取り戻し、ヴィーゴの肖像画はゴーストバスターズの絵に変わる。

そしてゴーストバスターズらは、民衆の大歓声に迎えられる。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ゴーストバスターズ」(1984)
・「ゴーストバスターズ2」(1989)
・「ゴーストバスターズ」(2016)
・「ゴーストバスターズ/アフターライフ」(2021)

*(簡略ストー リー)
ニューヨークのゴーストを退治し、一躍ヒーローになったヴェンクマンらゴーストバスターズだったが、その後はペテン師呼ばわりされ、業務停止に追い込まれる。
ヴェンクマンの元恋人、デイナの子供に異変が起き、彼女はスペングラーに相談する。
スペングラーは、ゴーストバスターズのスタンツと、デイナが敬遠するヴェンクマンとで彼女の身辺を調べる。
その後、地下のスライムを発見した三人は、街を停電させてしまい逮捕されるが、法廷でゴーストを退治して活動を許される。
その頃、“ウクライナのヴィーゴ”の肖像画に宿る魔王ヴィーゴが、美術館に勤める、デイナの幼い息子を利用して復活しようと企んでいた・・・。
__________

公開3日間の興収$29,472,894は、当時の新記録を樹立したが、翌週公開された「バットマン」(1989)にあっさり破られてしまった。($40,505,884)

しかし、話題性は高く、前作は上回れなかったものの、北米興行収入は約1億1300万ドル、全世界で約2億1500万ドルのヒットとなった。
*前作
北米興行収入 $238,632,120
世界 $291,632,120

トレードマークのデザインや、音楽の斬新さに圧倒された前作に比べると、やや物足りない感じはする。

シガニー・ウィーバーに子供が生まれたことと、魔王ヴィーゴの登場意外は、メンバーの力を合わせた魔王退治に終始して、目新しさはあまりない。

しかし、人気者がお決まりのパターンで笑わせてくれるということを期待していると、その通りになった時には満足感が得られるという心理を、うまくついている。

前作の”マシュマロマン”と同じような設定で登場する歩く”自由の女神”は、さすがにニューヨークの象徴だけあって、なかなか興味深いシーンだ。

ゴーストバスターズの4人は、相変わらず、とぼけた理屈をこねて大奮闘、頼りにならないリック・モラニスの弁護士や、市長のデヴィッド・マーギュリーズ、判事のハリス・ユーリンが苛立ちカッカする場面なども面白い。

恋人となったデイナ(S・ウィーバー)にふられて、超常現象番組のホストとなっている主演のビル・マーレイ、オカルト書店を営むダン・エイクロイド、研究を続けるハロルド・ライミス、同僚アーニー・ハドソン美術館で絵画の修復をするシガニー・ウィーバー、弁護士リック・モラニス、彼と恋仲になるゴーストバスターズの秘書役アニー・ポッツ、市長デヴィッド・マーギュリーズ、その補佐カート・フラー、ヴィーゴの僕となるピーター・マクニコル、判事ハリス・ユーリン、警視総監のフィリップ・ベイカー・ホール、ヴィーゴのウィルヘルム・フォン・ホンブルグ、その声のマックス・フォン・シドー、他、市職員でベン・スタイン、超常現象作家ケヴィン・ダン、市長公邸のドアマン役のボビー・ブラウン、そして、スライマーの声他でアイヴァン・ライトマンが登場する。


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