恋人を奪い返すため極度の飛行機恐怖症にも拘らずパリに向かった女性と彼女に関わる男性の奇妙な恋を描く、監督ローレンス・カスダン、製作、主演メグ・ライアン、ケヴィン・クライン、ジャン・レノ、ティモシー・ハットン他共演のロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ローレンス・カスダン
製作
メグ・ライアン
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
キャスリン・ギャラン
製作総指揮:チャールズ・オークン
脚本:アダム・ブルックス
撮影:オーウェン・ロイズマン
編集:ジョー・ハッシング
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ケイト:メグ・ライアン
リュック・テシエ:ケヴィン・クライン
ジャン=ポール・カルドン刑事:ジャン・レノ
チャーリー・リットン:ティモシー・ハットン
ボブ:フランソワ・クリュゼ
ジュリエット:スーザン・アンビー
ジュリエットの母親:マリー=クリスティーヌ・アダム
コンシェルジュ:ローラン・スピルヴォーゲル
リリー・リットン:レニー・ハンフリー
M・キャンベル:マイケル・ライリー
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1995年製作 111分
公開
北米:1995年5月5日
日本:1995年11月18日
北米興行収入 $38,896,850
世界 $101,982,850
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
カナダ、トロント。
極度の飛行機恐怖症であるアメリカ人の歴史教師ケイトは(メグ・ライアン)は、それを克服できないでいた。
恋人の医師チャーリー・リットン(ティモシー・ハットン)と結婚を前提に付き合っていたケイトは、彼のパリ出張に同行できるはずもなかった。
チャーリーに説得されたケイトだったが、断固としてそれを拒み、カナダの市民権を取るまで出国できないことにする。
空港に向かう途中、売りに出されている理想的な家の前で車を止めたチャーリーは、地道に貯金をして約4万6000ドルの結婚資金を貯めてあることをケイトから知らされて驚く。
愛を確かめたチャーリーは、再びケイトをパリに誘うが、結局は彼女は旅立たなかった。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
カナダ、トロント。
アメリカ人歴史教師のケイトは、医師のチャーリーと結婚を考え市民権を得ようとしていた。
パリ出張にケイトを同行させようとするチャーリーだったが、極度の飛行機恐怖症の彼女はそれを拒む。
ところが、一人で旅立ったチャーリーは、ある女性と出会い恋に落ちてしまい、それを知ったケイトは、彼を奪い返すために仕方なくパリに向かう。
機内では風変わりなフランス人リュックが隣に座り、ケイトは離陸の恐怖と共に彼を迷惑に思う。
高価なネックレスを手に入れていたリュックは、申告を逃れるために、それをケイトのバッグに隠す。
パリに到着したケイトと共に市街に向かうリュックだったが、顔なじみの刑事のカルドンに出くわしてしまい、彼女と別れてしまう。
その後、ケイトはチャーリーの滞在するホテルに到着し、リュックも彼女を追いその場に向かうのだが・・・。
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ローレンス・カスダンと製作を兼ねる主演のメグ・ライアン、そしてカスダンとは何作もでコンビを組む、盟友とも言えるケヴィン・クラインの共演が話題になった作品。
純粋なコメディであるため深く追及する気はないが、ローレンス・カスダンを意識しなければ、彼の作品とは思えないような、深みやパンチも足りない平均点としか言えない内容で、魅力的なキャストに支えられている感がある。
豪華スタッフ・キャストにしては不評だった本作は、北米興行収入は約3900万ドイルに終わるが、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。
結婚を望む普通の女性を演ずるメグ・ライアンは、相変わらずキュートな魅力で主人公を熱演し、度々見せるオーバーアクションも、彼女だから許せてしまうと言ったところだろうか。
無神経なお騒がせ男的雰囲気で登場して主人公に関わるケヴィン・クラインは、コミカル且つ人間味のある役柄を軽妙に演じている。
リュック(ケヴィン・クライン)を追う刑事だが人情を感じさせるジャン・レノ、主人公の婚約者ティモシー・ハットン、彼と出会う現地女性スーザン・アンビー、その母親マリー=クリスティーヌ・アダム、パリの詐欺師フランソワ・クリュゼ、ホテル・ジョルジュ・サンクのコンシェルジュ、ローラン・スピルヴォーゲル、チャーリー(ティモシー・ハットン)の妹レニー・ハンフリー、カナダ大使館の担当官マイケル・ライリーなどが共演している。