何不自由ない生活から最悪の状況となり様々なトラブルを抱える男性が巻き起こす騒動を描く、監督テッド・コッチェフ、主演トム・セレック、ドン・アメチー、アン・ジャクソン、クリスティーン・エバーソール、マイケル・マーフィ、ロバート・パストレリ他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:テッド・コッチェフ
製作
ヴィクター・ドレイ
マルコム・R・ハーディング
製作総指揮
マリオ・チェッキ・ゴーリ
ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ
脚本:ロバート・クレイン
撮影:ラリー・パイザー
編集:ジョアン・E・チャップマン
音楽:ミシェル・コロンビエ
出演
ジョン・アルドリッチ:トム・セレック
ハリー・アルドリッチ:ドン・アメチー
ミルドレッド・アルドリッチ:アン・ジャクソン
アーリーン・アルドリッチ:クリスティーン・エバーソール
オードリー・アルドリッチ:ウェンディ・クルーソン
エド/FBI捜査官:マイケル・マーフィ
フレッド:ロバート・パストレリ
タクシー運転手:ジョン・ファヴロー
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1992年製作 109分
公開
北米:1992年5月1日
日本:未公開
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $6,132,920
■ ストーリー ■
シカゴ。
株式仲買人として成功しているジョン・アルドリッチ(トム・セレック)は、妻オードリー(ウェンディ・クルーソン)と2人の子供たちと優雅な生活を送っていた。
ある日ジョンは、母親ミルドレッド(アン・ジャクソン)が病院に運ばれたという報せを受けてフロリダに向かう。
ミルドレッドの容態を確認したジョンは、8年ぶりに会う父ハリー(ドン・アメチー)の元に向かう。
ハリーが認知症だと知ったジョンは、その場で様々な問題を起こしてしまう。
その後、ハリーが誤って家を全焼させてしまい、ジョンは、妹のアーリーン(クリスティーン・エバーソール)に両親の世話を任せようとするが、それを拒まれてしまう。
そこにジョンの同僚のエド(マイケル・マーフィ)が現れ、実はFBI捜査官だった彼は、会社で行われていた不正行為のおとり捜査を行っていたことをジョンに伝える。
仕方なく両親を連れてシカゴに戻ったジョンは、オードリーに事情を話し同居することになる。
無実を主張するものの、職を失ってしまったジョンは窮地に追い込まれる。
さらにジョンは、認知症のハリーが巻き起こす騒動の結果、人生が最悪状態になり、オードリーも子供たちを連れて別居することになってしまう・・・。
「ランボー」(1982)などアクションでも知られるテッド・コッチェフが監督し、主演トム・セレック、ドン・アメチー、アン・ジャクソン、クリスティーン・エバーソール、マイケル・マーフィ、ロバート・パストレリなどが共演した作品。
何不自由ない生活から最悪の状況となり、様々なトラブルを抱える男性が巻き起こす騒動を描くコメディ。
主演のトム・セレックは、「スリーメン&ベビー」(1987)などでも愉快な演技を見せていたため、成功者から最悪の人生に転落する主人公を体を張った演技で熱演している。
しかし、なんともオーバーアクション気味な演技が不評で、ラジー賞にノミネートされてしまった。
トム・セレック他、魅力的なキャスが見どころの食品ではあるが、テッド・コッチェフの演出も平凡で、各個性を活かせなかったのは残念だ。
主人公の認知症の父親を好演する名優ドン・アメチー、その妻アン・ジャクソン、主人公の妹で金しか頭にないクリスティーン・エバーソール、主人公の妻ウェンディ・クルーソン、実はFBI捜査官だった主人公の同僚マイケル・マーフィ、アパートのドアマン役ロバート・パストレリ、その他タクシー運転手ジョン・ファヴローが端役で出演している。