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炎の街 Flame of Barbary Coast (1945)

田舎から出てきたカウボーイとカジノ経営者との対決を描く、製作、監督ジョセフ・ケイン、主演ジョン・ウェインアン・デボラクジョセフ・シルドクラウトウィリアム・フローリーヴァージニア・グレイ他公演のミュージカル・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ミュージカル)

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ジョセフ・ケイン
製作:ジョセフ・ケイン
原案:プレスコット・チャップリン
脚本:ボーデン・チェイス
撮影:ロバート・デ・グラス
編集:リチャード・L・ヴァン・エンガー
音楽
モートン・スコット
R・デイル・バッツ

出演
デューク・ファーガス:ジョン・ウェイン
アン”フラクスン”タリー:アン・デボラク
ボス・ティト・モレル:ジョセフ・シルドクラウト
ウルフ・ワイリー:ウィリアム・フローリー
リタ・デーン:ヴァージニア・グレイ
サイラス・ダンヴァー:ラッセル・ヒックス
バイライン・コナーズ:ジャック・ノートン
キャリコ・ジム:ポール・フィックス
ゴーマン医師:マナート・キッペン
マーサ:イヴ・リン
ジョー・ディスコ:マーク・ローレンス
ビューラ:バタフライ・マックイーン
コリングスウッド:レックス・リース
ハンク:ハンク・ベル
ホースシュー・ブラウン:アル・マーフィ

アメリカ 映画
配給 リパブリック・ピクチャーズ
1945年製作 91分
公開
北米:1945年5月28日
日本:1950年12月27日
製作費 $600,000


アカデミー賞
第18回アカデミー賞
・ノミネート
音楽(ドラマ・コメディ)・録音賞


ストーリー
20世紀初頭、サンフランシスコバーバリー・コースト
モンタナから来た世間知らずのカウボーイ、デューク・ファーガス(ジョン・ウェイン)は、海岸にいたところ、馬車で通りがかった歌手のアン”フラクスン”タリー(アン・デボラク)に声をかけられる。
そこに、フラクスンと関係する大物ボス・ティト・モレル(ジョセフ・シルドクラウト)が現れ、デュークを馬車に乗せて街に向かう。
借金を返してもらうためにカジノ”エルドラド”に着いたデュークは、ティトに感謝して別れる。
カジノの所有者だったティトは、新人の歌手リタ・デーン(ヴァージニア・グレイ)に惹かれて採用しようとする。
フラクスンを呼んだティトは、リタの歌を聴いて満足し、彼女をフラクスンの代役に考える。
借金の返済を求める相手がティトだと知ったデュークは、黒馬の代金500ドルを金貨で要求する。
デュークは、ステージに上がり歌い始めたフラクスンに心を奪われる。
ティトがフラクスンと関係していること知ったデュークは、彼女を誘いギャンブルをする。
リタのことでティトを恨んだフラクスンは、細工したサイコロでデュークを勝たせ続け、大金を稼がせてキャリコ・ジム(ポール・フィックス)のカジノに向かう。
デュークはそこでもフラクスンのおかげで勝ち続け、憤慨したカジノのオーナーたちはティトの元に向かう。
ティトは、戻ってきたデュークとポーカーで勝負し、彼の勝ち分をすべて取り戻し、キャリコらに分配する。
翌朝、二日酔いで目覚めたデュークは、フラクスンからモンタナ行きの切符を渡され、彼女に別れを告げてその場を去る。
そこに現れたティトは、デュークは必ず戻ると考える。
モンタナに戻ったデュークは、フラクスンのことが忘れられず、彼女の愛を勝ち取るために、友人のウルフ・ワイリー(ウィリアム・フローリー)からギャンブルのすべてを教えてもらい、バーバリー・コーストに戻るのだが・・・。


解説 評価 感想

多くの西部劇を手がけたジョセフ・ケインが監督し、主演はジョン・ウェインアン・デボラクジョセフ・シルドクラウトウィリアム・フローリーヴァージニア・グレイなどが共演した作品。

田舎から出てきたカウボーイとカジノ経営者との対決を描くミュージカル・ドラマ。

主演のジョン・ウェインは、周囲を圧倒する雰囲気を持つ男を熱演し、モンタナから出てきた田舎者のカウボーイとして登場するが、作品の内容は西部劇ではなく、ミュージカルの要素も取り入れたロマンスであることに注目したい。

また、終盤で”サンフランシスコ地震”が起きる迫力映像も登場し、男の対決も見られる見応えある作品に仕上がっている。

第18回アカデミー賞では、音楽(ドラマ・コメディ)、録音賞にノミネートされた。

主人公と惹かれ合うようになる歌手を魅力的に演ずるアン・デボラク、その情夫で街を支配する大物であり主人公と対立するジョセフ・シルドクラウト、主人公にギャンブルのすべてを教える友人のウィリアム・フローリー、新人歌手のヴァージニア・グレイ、新聞社の社主ラッセル・ヒックス、記者のジャック・ノートン、カジノの経営者ポール・フィックス、医師のマナート・キッペン、ティト(ジョセフ・シルドクラウト)の秘書イヴ・リン、ギャンブラーのマーク・ローレンス、フラクスン(アン・デボラク)のメイド、バタフライ・マックイーン、ティトの部下レックス・リース、主人公の使用人ハンク・ベルなどが共演している。


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