死の運命を背負った者達が体験する恐怖を描く、監督、脚本ジェームズ・ウォン、主演デヴォン・サワ、アリ・ラーター、カー・スミス、トニー・トッド、クリステン・クローク、ショーン・ウィリアム・スコット他共演のサスペンス・ホラー・シリーズの第1作。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジェームズ・ウォン
製作
グレン・モーガン
クレイグ・ペリー
ウォーレン・ザイド
製作総指揮
リチャード・ブレナー
ブライアン・ウィッテン
脚本
グレン・モーガン
ジェームズ・ウォン
ジェフリー・レディック
撮影:ロバート・マクラクラン
編集:ジェームズ・コブレンツ
音楽:シャーリー・ウォーカー
出演
アレックス・ブラウニング:デヴォン・サワ
クレア・リバース:アリ・ラーター
カーター・ホートン:カー・スミス
ウィリアム・ブラッドワース:トニー・トッド
ヴァレリー・ルートン:クリステン・クローク
ビリー・ヒッチコック:ショーン・ウィリアム・スコット
テリー・チェイニー:アマンダ・デトマー
トッド・ワグナー:チャド・ドネッラ
ジョージ・ワグナー:ブレンダン・フェア
ラリー・ムルナウ:フォーブス・アンガス
バーバラ・ブラウニング:バーバラ・タイソン
ケン・ブラウニング:ロバート・ウィスデン
ワグナー:ラリー・ギルマン
ウェイン捜査官:ダニエル・ローバック
シュレック捜査官:ロジャー・グエンバウア・スミス
ハワード・シーゲル:フレッド・キーティング
牧師:ジョン・ハインズワース
TVのニュースキャスター:マレット・グリーン
フライトアテンダント:ランディ・ストーン
副操縦士:マーク・ホールデン
アメリカ 映画
配給 ニュ ー・ライ ン・シネマ
2001年製作 98分
公開
北米:2000年3月17日
日本:2001年1月20日
製作費 $23,000,000
北米興行収入 $53,331,150
世界 $112,880,290
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク州。
高校生のアレックス・ブラウニング(デヴォン・サワ)は、母親バーバラ(バーバラ・タイソン)にフランスへの修学旅行の準備を手伝ってもらい、父親ケン(ロバート・ウィスデン)からは、楽しんでくるようにと言われる。
出発の日、クラスメイト達と搭乗手続きをしたアレックスは、荷物に最終目的地”ファイナル・デスティネーション”がパリだというタグを付けてもらう。
係員に、9月25日生まれの自分が9時25分に出発すると言われたアレックスは、何かを感じる。
親友のトッド・ワグナー(チャド・ドネッラ)と共にトイレに行ったアレックスは、飛行機事故で墜落した”ジョン・デンバー”の歌が聴こえてきたために気になる。
その後、180便に搭乗したアレックスは落ち着くことができず、動揺しながらトッドと席に着く。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「ファイナル・デスティネーション」(2000)
・「デッドコースター」(2003)
・「ファイナル・デッドコースター」(2006)
・「ファイナル・デッドサーキット 3D」(2009)
・「ファイナル・デッドブリッジ」(2011)
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク州。
高校生のアレックス・ブラウニングは、フランスへの修学旅行に旅立つため、空港に向い180便に搭乗する。
しかし、離陸直後の爆破墜落を予知したアレックスは騒ぎ始め、機外に連れて行かれる。
アレックスと揉めたカーターや友人のトッド、引率教師のヴァレリーやアレックスの言葉を信じたクレアら7人は、次の便に乗ることになりその場で待機する。
次の瞬間、180便は離陸直後に爆発して墜落する。
その後、FBIの取り調べを受けたアレックスは疑いを持たれ、犠牲者の遺族には恨まれ、ヴァレリーも彼を避けるようになる。
そんなアレックスは、トッドの危険を予知してしまい、彼の死を知り驚く。
そしてアレックスは、同じく予知能力を持つクレアと共に、事故の生存者に迫る規則性のある死の筋書きを知り、その謎を解明しようとするのだが・・・。
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逃れられない死の運命に立ち向かう少年達を描き、期待以上のヒットとなりシリーズ化された第一作。
テレビ・ドラマ「X-ファイル」などの脚本を担当していたジェームズ・ウォンの監督デビュー作で、彼は、シリーズ第三作の「ファイナル・デッドコースター」でも監督と脚本を担当している。
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本作は「X-ファイル」のエピソードとして考えられていた。
本作は、1996年に起きた”トランスワールド航空800便墜落事故”を参考にし、事故時のニュース映像なども使われている。
ジョン・F・ケネディ国際空港から飛び立ったボーイング747が、約40マイル飛行した地点で、ショートした電気配線の火が燃料タンクの気化ガスに引火し空中爆発して墜落した、事故の原因やロケーションなども本作の内容とほぼ同じである。
規則性のある死の筋書きがほぼ分かっていながら(死の連鎖ではない)、そのターゲットに迫る死の恐怖を緊迫感溢れる映像で描く、ジェームズ・ウォンの脚本と演出手腕は見ものだ。
その筋書き通りに行かない展開や、それを回避しようとする主人公らの行動や、死に至る描写にも工夫が凝らされている。
北米興行収入は約5300万ドルで、全世界では約1億1300万ドルのヒットとなった。
登場人物の名前は、往年のホラー映画の俳優や監督などからとったものである。
予知能力を持ち、自分やクラスメイトの死を知ってしまい、苦しみながらも運命に立ち向かうデヴォン・サワ、彼と同じ能力を持ち助け合うアリ・ラーター、5番目に死亡するカー・スミス、4番目のショーン・ウィリアム・スコット、2番目のアマンダ・デトマー、最初に死ぬチャド・ドネッラ、墜落事故で死亡するその兄ブレンダン・フェア、主人公に避けられない死の意味を悟らせる葬儀屋トニー・トッド、2番目に死ぬ引率教師クリステン・クローク、事故死する教師フォーブス・アンガス、FBI捜査官ダニエル・ローバックとロジャー・グエンバウア・スミス、主人公の両親バーバラ・タイソンとロバート・ウィスデンなどが共演している。