大ヒット・アクション「ワイルド・スピード」シリーズ第6作。 国際犯罪組織を捕えるため再び集結した命知らずの男達と仲間の戦いを描くスーパー・ハード・アクション。 監督ジャスティン・リン、ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス他共演。 |
・ドウェイン・ジョンソン / Dwayne Johnson / Pinterest
・ガル・ガドット / Gal Gadot / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジャスティン・リン
製作
ヴィン・ディーゼル
ニール・H・モリッツ
クレイトン・タウンゼンド
製作総指揮
ジャスティン・リン
アマンダ・ルイス
サマンサ・ヴィンセント
クリス・モーガン
脚本:クリス・モーガン
原作:ゲイリー・スコット・トンプソン
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
編集
クリスチャン・ワグナー
ケリー・マツモト
音楽:ルーカス・ビダル
出演
ドミニク・トレット:ヴィン・ディーゼル
ブライアン・オコナー:ポール・ウォーカー
ルーク・ホブス:ドウェイン・ジョンソン
レティ・オルティス:ミシェル・ロドリゲス
ミア・トレット:ジョーダナ・ブリュースター
ローマン・ピアース:タイリース・ギブソン
テジ・パーカー:クリス”リュダクリス”ブリッジス
ハン・ルー:サン・カン
ジゼル・ヤシャ:ガル・ガドット
エレナ・二ベス:エルサ・パタキー
オーウェン・ショウ:ルーク・エヴァンス
ライリー・ヒックス:ジーナ・カラーノ
アルトゥーロ・ブラガ:ジョン・オーティス
マイケル・スタジアック捜査官:シェー・ウィガム
クラウス:キム・コールド
フィルツ:トゥーレ・リントハート
ヴェーグ:クララ・パジェット
ジャー:ジョー・タスリム
アドルフソン:ベンジャミン・デイヴィス
デリンジャー:サミュエル・M・スチュワート
オークス:マシュー・スターリング
アイボリー:デビット・アジャラ
レースのスターター:リタ・オラ
イアン・ショウ:ジェイソン・ステイサム
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2013年製作 130分
公開
北米:2013年5月24日
日本:2013年7月6日
製作費 $160,000,000
北米興行収入 $238,679,900
世界 $788,679,900
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
スペイン、カナリア諸島。
ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)はブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)と共に、息子を産んだ妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)の元に向かう。
ブライアンは息子の誕生をミアと共に喜ぶ。
ドミニクら仲間達は、大金を手に入れて、世界各地で自由な生活を送っていた。
モスクワ。
DSS(外交保安部)捜査官であるルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)は、ライリー・ヒックス(ジーナ・カラーノ)を部下にして、軍用車両から衛星部品が奪われた現場を調べる。
インターポール(国際刑事警察機構)。 ホブスは男を叩きのめし、ショウがロンドンにいることを聞き出す。 ドミニクは、警官の恋人エレナ・二ベス(エルサ・パタキー)と静かな生活を送っていたが、彼の前にホブスが現れる。 ホブスは、ドミニクにショウを捕える捜査への協力を依頼し、仲間に加わっていると思われる死んだはずの元恋人レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)の写真を見せられる。 驚いたドミニクは組織の情報提供を求め、それが無理だと分かり、仲間達と共に協力することを決める。 ドミニクは、ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)、テズ・パーカー(リュダクリス)、ジゼル・ハラボ(ガル・ガドット)、ハン・ルー(サン・カン)に連絡を入れ、ブライアンの元に向かう。 ブライアンはレティの写真を見せられるが、ホブスが混乱させようとしているだけだと言い張る。 しかしブライアンは、ドミニクには、それを調べる必要があると言われ、ミアにも仲間達と解決するべきだと助言される。 ロンドン。 もう一つの部品でそれが作れることを知らせたホブスは、レティの写真を見せる。 ブライアンはショウを捕えることを約束し、見返りとして仲間達全員の恩赦を要求する。 ホブスはそれを了承し、ドミニクらは準備にかかる。 痛めつけたショウの部下からアジトを聞き出していたホブスは、その男に盗聴器を付けさせて彼の元に向かわせる。 ショウがいることが確認されて警察が動き出すが、ドミニクらはインターポールを襲う計画にハメられたことに気づく。 ドミニクとブライアンらは、その場から逃亡したショウと部下のヴェーグ(クララ・パジェット)らを追う。 ショウの部下らの妨害に遭いながら、ブライアンはヴェーグを追うが車が横転してしまう。 ショウを追うホブスは、彼の車に飛び移るものの振り落とされる。 現れたレティを追ったドミニクだったが、車から降りたところを銃撃される。 ドミニクは、自分を見ながら撃ってきたレティのことを考え、胸の弾丸を取り出し、彼女を見捨てられないとブライアンに伝える。 レティはアジトに戻り、敵を調べると言って資料を部下に見せたショウは、ドミニクと共に写っている写真を彼女に確認させる。 覚えていないと言うレティの言葉を信じたショウは、詳細な情報を入手しようとする。 ドミニクは、ショウが乗っていた車を作った者を捜すことをローマン、ハン、ジゼルに、電子チップで破壊されない車を探すようテジに指示する。 テジは、ホブスと共に競売場に向かい車を手に入れる。 ローマンとハンに監視されながら、ジゼルとライリーは、フィルツ(トゥーレ・リントハート)の元に向かう。 ライリーがフィルツを痛めつけて、車をだれに売ったかを聞き出そうとする。 自分を撃った特殊な弾丸が質屋から流れたことを知ったドミニクは、ブライアンと共にその場に向かい、店主を脅し、それをレティが手に入れたことを確認する。 フィルツは調べる振りをしてショウの部下を呼び、レティもその場に現れる。 銃撃されたフィルツは、ジゼルに携帯電話があることと”ブラガ”と言い残して息絶える。 ライリーはレティを追い、ローマンとハンは、その場から逃れたジャー(ジョー・タスリム)を追って地下鉄構内に向かう。 レティとライリー、ローマンとハンはジャーと格闘になる。 階段から落下したレティは、ライリーが気を失っている間に地下鉄に乗って逃亡し、ローマンとハンはジャーに叩きのめされる。 ジャーと共にアジトに戻ったレティは、ミスを犯したことでショウに非難される。 車を整備するレティの元に向かったショウは、病院で記憶を失っていた彼女を、守る気になった時のことを話す。 だからこそミスをするのを見たくないと言うショウの言葉を遮り、レティは車でその場を離れる。 フィルツの携帯電話に、麻薬王アルトゥーロ・ブラガ(ジョン・オーティス)との取り引きの記録があったことを知らされたブライアンは、組織に潜入していたレティが、それでショウと組んだ考える。 ブライアンは、自分が捕えた、刑務所にいるブラガの元に向かいショウの居場所を突き止めようとする。 防犯カメラ映像にショウが全く映っていないことを不審に思ったホブスは、強引な方法でそれを手に入れようとする。 ロサンゼルス。 ブライアンは現れたブラガから、生きていたレティを殺すために病院に向かったショウが、彼女が記憶を失っていたことで、仲間に引き入れたと伝える。 殺されそうになったブライアンは相手を叩きのめし、ブラガを脅してショウの居場所を知ろうとするが無駄だった。 その頃、ドミニクはレティにレースを挑み、勝負がつかないまま車を降りて彼女と話す。 自分の全てを知っていると言うドミニクから、過去を語られたレティは動揺する。 ドミニクから、自分の物だというロザリオを渡されたレティは、車に乗り走り去る。 直後に現れたショウから手を引くように言われたドミニクだったが、その場合はレティも一緒だと伝える。 その場に、お互いを狙撃できる仲間がいることを知ったショウはその場を去る。 ショウを狙っていたホブスは、発信機のお蔭だと言って、気づいていたドミニクからそれを受け取る。 ホブスは、お互いの目的達成が近づいていることを確認する。 その頃ブライアンは、収穫を得たことをスタジアックに伝えて旅立つ。 アジトに戻ったショウは、ドミニクを殺せるかをレティに問い、彼女は自分の目を見て判断するよう伝え、ロザリオを手放してしまう。 ホブスは、ショウのアジトの場所を突き止めてその場を調べるが、既に引き払われていた。 現場にあった軍用の特殊な塗料から、ホブスは襲われる基地を特定するようテジに指示を出す。 それがスペインのNATO基地だと分かり、ホブスは、ショウが既に現地入りしていると考えて、ドミニクらに連絡し直ちに現地に向かう。 スペイン、ルシタニア、NATO基地。 仲間達の元に戻ったブライアンは、レティの件は、全て自分のせいだったことをドミニクに話す。 ドミニクはその件を追求せず、今はレティのために命を懸けると、ブライアンに覚悟を伝えてスペインに向かう。 NATO基地。 ブラガから、ショウが姿を現すことはまずないと言われていたブライアンは、それをドミニクに伝え、彼らは基地ではなく輸送隊が狙われることに気づく。 輸送隊は襲われ、それを待ち受けていたドミニクらは、車両から戦車が現れたために驚く。 ハンとジゼルは、ショウらを援護するデリンジャー(サミュエル・M・スチュワート)の車を襲う。 ショウは砲撃を開始して反対車線に入り、ドミニク、ブライアン、ローマンがそれを追う。 後ろにつかれたローマンは、ワイヤーを戦車に引っかけて車を捨て、ブライアンの車に飛び移る。 車が邪魔になったショウは、それを外すようレティに命じ、彼女は車両の外に出る。 ショウはレティを見捨て、彼女は戦車から反対車線に飛び移り、それをドミニクが受け止めて二人は助かる。 通行車両を巻き込み暴走していた戦車は横転する。 チップを戦車ごと奪おうとしたショウは捕えられ、ドミニクは、彼の部下であるレティは、今は自分達の仲間だと主張し、暫く考える7時間が与えられる。 ホブスとライリーは目的を達成し、捕えたショウの元に向かう。 ブライアンは、潜入捜査をさせた自分に責任があると言ってレティに謝罪するが、彼女は、記憶はないが嫌ならば引き受けなかったはずだと答える。 惹かれ合うハンとジゼルは、東京で落ち着いて暮らすことを考える。 その時、ホブスに連れてこられたショウは、エレナが守っているはずのミアと息子の無事を確認するようブライアンに伝える。 ミアに電話をかけたブライアンは、彼女がショウの部下クラウス(キム・コールド)らに捕えられたことを知る。 ショウはブライアンに殴られそうになるが、チップを渡すよう要求する。 ホブスは、ショウが解放された瞬間に恩赦はなくなるとドミニクに伝えるが、ミアを見殺しにできるはずのない彼は、生まれた時からそれはないと答える。 解放されたショウは、レティに一緒に来るかを尋ねるが、実はスパイだったライリーが彼らと共にその場を去る。 ショウはミアを殺すよう指示し、現れた輸送機に車ごと逃げ込む。 それを追ったドミニクとブライアンも、輸送機に突入する。 銃撃戦が始まり、レティはライリーと格闘になり、ショウは輸送機を離陸させようとする。 ジゼルとハンは、フラップを壊して離陸を阻止しようとする。 ドミニクは、ブライアンとミアを車で逃がし、ヴェーグがそれを追うが、彼女の車は横転してしまう。 機内ではドミニクとショウが格闘となり、現れたホブスが巨漢のクラウスと戦う。 ジゼルは、ハンを助けようとして襲い掛かるアドルフソンを銃撃しながら車から落下する。 レティはライリーを殺し、二人を叩きのめしたドミニクとホブスは、機体が墜落することに気づく。 ドミニクは、テジの車に飛び移るようレティに指示し、ショウの逃亡を阻止し、彼は機外に放り出される。 機体は滑走路に接しながら炎上し、ドミニクは車で機首を突き破り脱出する。 テジの車に乗り移っていたホブスは、レティと共にドミニクの無事を確認する。 レティはドミニクに駆け寄り、ミアとブライアンは、ジゼルが命を落としたことを知りハンを慰める。 ドミニクは、数千万ドルの価値があるチップをホブスに渡し報酬として”1327”を要求する。 アメリカに戻ったドミニクらは、レティとの思い出の家である”1327番地”の家を与えられる。 エレナを部下にしたホブスが現れ、ドミニクらが自由になったことを伝える。 ホブスに別れを告げたドミニクは、エレナに残るよう伝える。 エレナは、ここはドミニクの家族であり、自分には”警察”がそれだと答えてその場を去る。 ドミニクはらは手を取り合い、命を落とした仲間を想い、ブライアンとミアの子供の誕生、レティとの再会、そして最高の車に感謝して祈りを捧げる。 東京。 車から現れた男(ジェイソン・ステイサム)は、持っていたロザリオをハンの車に投げ捨てる。 車は爆破炎上し、ドミニクに電話をかけた男は、自分をじきに知ることになるだろうと伝える。
容疑者の一人が検挙されたため、ホブスはその男を手荒な方法で尋問し、国際犯罪組織のボス、オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の居場所を知ろうとする。
...全てを見る(結末あり)
ドミニクらを前にしたホブスは、元イギリス空挺部隊の少佐ショウが、弾道ミサイル制御回路とコンピューター・ウィルスなどを利用し、軍の通信網を24時間遮断できる特殊装置”ナイトシェード”を作るのが目的であることを伝える。
FBIの元同僚マイケル・スタジアック捜査官(シェー・ウィガム)の協力で、囚人として刑務所に入ったブライアンは、暴れて独房に入りブラガに近づく。
ショウの部下アドルフソン(ベンジャミン・デイヴィス)らは、兵士に扮して内部に向かう。
警備システムを破壊したアドルフソンは捕えられ、ホブスは、ショウが現れる前に部品を他の場所に移すことを考える。
暴走するハンは二台の車に追われ、ある車に衝突されて横転する。
参考:
・「ワイルド・スピード」(2001)
・「ワイルド・スピードX2」(2003)
・「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(2006)
・「ワイルド・スピード MAX」(2009)
・「ワイルド・スピード MEGA MAX」(2011)
・「ワイルド・スピード EURO MISSION」(2013)
・「ワイルド・スピード SKY MISSION」(2015)
・「ワイルド・スピード ICE BREAK」(2017)
・「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」(2021)
・「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」(2023)
・「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(2019)
*(簡略ストー リー)
車を使った強盗団のドミニク・トレットらは、手に入れた大金で、それぞれが静かな生活を送っていた。
そんなドミニクの前にDSS(外交保安部)捜査官ホブスが現れ、国際犯罪組織のボス、ショウを捕えるための協力を求められる。
死んだはずの元恋人レティが、ショウと組んでいることを知ったドミニクは、真相を突き止めるためにホブスへの協力を約束する。
ドミニクは、妹のミアとの間に息子も生まれたブライアンにその件を話して、仲間達を集め、全員の恩赦を条件にショウを捕える準備を始めるのだが・・・。
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今回は舞台をヨーロッパに移し、回を追うごとに激しくなるアクションは超重量級、そのパワフルで玄人受けする展開は見応え十分。
命を落としたレティの復活の謎が並行して描かれ、主人公の気持ちは、犯罪組織を追う事よりもそれに重点が置かれた設定となっているため、アクションばかりを強調していない内容もなかなかいい。
興行収入は第3作以外は順調に増え続けて、北米では約2億3900万ドル、全世界では7億8900万ドルのメガ・ヒットとなった。
また、今回の敵の兄役でジェイソン・ステイサムがラストに登場し、次回作が期待できるのだが、ポール・ウォーカーのクランク・アップ前の事故死により、第7作は2015年4月10日に延期となった。
何とも言えない雰囲気を漂わせる主人公ヴィン・ディーゼル、彼の死を考えながら観るとやや辛い親友ポール・ウォーカー、今回も迫力のDSS捜査官を演じるドウェイン・ジョンソン、記憶を失った主人公の元恋人ミシェル・ロドリゲス、主人公の妹ジョーダナ・ブリュースター、そして仲間達、タイリース・ギブソン、クリス”リュダクリス”ブリッジス、サン・カン、ガル・ガドット、主人公の新しい恋人エルサ・パタキー、犯罪組織のボス、ルーク・エヴァンス、DSS捜査官ジーナ・カラーノ、麻薬王のジョン・オーティス、FBI捜査官シェー・ウィガム、車の製造者役のトゥーレ・リントハート、犯罪組織の一員キム・コールド、クララ・パジェット、ジョー・タスリム、マシュー・スターリング、デビット・アジャラ、ベンジャミン・デイヴィス、街頭レースのスターター役リタ・オラなどが共演し、そしてラスト、ジェイソン・ステイサムがショウ(L・エヴァンス)の兄役で登場する。