夜になり、様々なプレゼントを買い込み書店”リゾーリ”に向かったフランクは、入り口でモリーと接触して荷物を落としてしまう。
荷物を間違えたことに気づいたフランクは、それをモリーに渡し、お互いを気にしながら、二人は別れて帰宅する。
翌朝、妻アン(ジェーン・カツマレク)とベッドで寝ていたフランクは、息子のマイク(ウィリー・アール)とジョー(ジェシー・ブラッドフォード)に起こされる。
居間でプレゼントを開けたフランクは、アンのために買った本が選んだものと違うことに気づく。
ガーデニングがセーリングの本だったために、フランクは、書店の入り口で会った女性のものだと考える。
その頃、モリーも、夫ブライアン(デヴィッド・クレノン)のために買った本ではなかったために、書店にいた男性の本と間違えたことに気づく。
3か月後。
いつものように電車に乗ったフランクは、同じ車両にいたモリーが気になり、彼女も同じだった。
電車を降りたフランクはモリーとは”リゾーリ”で会ったことを思い出し、彼女にそれを伝える。
フランクのことを思い出したモリーは、本のことを話しただけで別れる。
ビルの建築現場に向かったフランクは、上司のヴィクター・ローリンズ(ヴィクター・アルゴ)からヒューストンへの赴任を頼まれ、考えておくと伝える。
入院したジョンを見舞ったモリーは、退院できない父の検査結果が悪いことを知る。
最悪の週末だったことをフランクに伝えたエドは、愛人との旅行を考えていたが、病気だと言う妻の代わりに子供の面倒見て映画館に向かうと、そこに彼女が男といたことを話す。
フランクは、電車である女性に会ったことをエドに話す。
同じ頃、モリーもフランクのことをイザベルに話し、気になる存在だと伝える。
エドから女性を誘うようにと促されたフランクは、アパートが空いているので使ってもいいと言われる。
駅で、モリーに再会した時に話しかける言葉を考えていたフランクは、馬鹿げていると思い帰りの電車に乗る。
同じ車両に乗ったモリーに気づいたフランクは、彼女の元に向かい話しかけて挨拶する。
二人は互いの仕事のことなどを話して、主婦だがフリーで広告用のイラストを書いていると言うモリーは、病気の父親の様子を見に頻繁に病院に行くことを伝える。
何か月も経って再会したことを不思議に思う二人は、互いが既婚者であることを確認する。
ドブス・フェリーに着くので、明日もこの電車に乗るかモリーに尋ねたフランクは、変な意味ではないと伝えて降りようとする。
モリーから、金曜日の9時4分の電車に乗ると言われたフランクは、その場を去る。
アンと子供達に迎えに来てもらったフランクは、修理に出していた車が直ったことを知るが、週末に取りに行くことにする。
帰宅したモリーは、考え込む。
金曜日。
ひとつ前の電車に乗れたにも拘らず、フランクは、モリーが乗ると言っていた電車の時間に合わせる。
ドブス・フェリーに着くものの、ホームにフランクの姿が見えないので戸惑うモリーは、発車寸前に乗っていた彼が隣に座ろうとしたために驚く。
フランクは、子供達のことなどをモリーに話す。
その後、建設現場でヴィクターから赴任の話をされたフランクは、好条件にも拘わらずそれを断り、その場のオフィスからモリーに電話をする。
ジョンの病室にかかってきたフランクからの電話を受けたモリーは、彼と会う約束をする。
病院の入り口で待っていたフランクからランチに誘われたモリーは、戸惑いながらレストランに向かうものの、彼の話を聞くだけで多くを語ろうとしない。
その後もモリーとデートしたフランクは、彼女が娘を出産したが、血管の病気で5日後に亡くなったことを知る。
それが1年前のことだと言うモリーは、医師である夫のブライアンは自自分を責めたことを話す。
数週間振りに会ったイザベルから、きれいになったと言われたモリーは、恋人ができたと考える彼女から、その件を訊かれる。
電車が同じで気が合う単なる友達だと話すモリーは、彼のことは何も知らないが、一緒にいたいとイザベルに伝える。
イザベルの意見を聞きたくないモリーは、連絡すると言ってその場を去り、フランクに電話をして会う約束をする。
チャイナタウンで待ち合わせたフランクとモリーは、楽しい時間を過ごす。
帰宅してブライアンと食事をしたモリーだったが、フランクのことが頭から離れない。
翌日、病院に向かったモリーは、動脈造影を行ったことを医師(ケネス・ウェルシュ)から知らされ、人工血管をつけるための本人の同意に半年かかっていると言われ、自分が話すと伝える。
建設現場に向かいフランクに会ったモリーは、父の容態が悪いと動揺しながら話し、悩んでいるのは、この関係を続けることだと伝えてその場を去ろうとする。
タクシーに乗るモリーに、5時45分に駅で待っていてほしいと伝えたフランクは、返事をしない彼女を見送る。
仕事があったフランクは遅れてしまい、6時過ぎまで待っていたモリーは、彼が現れないためにホームに向かう。
駅に着いたフランクだったが、電車は出たところだった。
フランクは気落ちするが、電車に乗っていなかったモリーは彼に声をかける。
その場でモリーにキスしたフランクは、彼女に愛を告げる。
週末、温室で花の世話をするアンから、明日は子供達とヤンキースの試合を見に行く約束だと言われたフランクは、仕事があることを伝える。
自分が連れて行くと言うアンに感謝したフランクは、エドが離婚を考えていることを伝えて考え込む。
翌日、フランクに会うために身支度をするモリーは、浮かれていることに気づき、自分がしていることを疑問に思う。
始めて会った場所”リゾーリ”で待ち合わせたフランクとモリーは、様々なことを考えながら、エドのアパートに向かい愛し合おうとする。
その気になれないと言うモリーはフランクに謝罪し、二人は電車でウエストチェスターに向かう。
今後のことを考えると辛いフランクとモリーだった。
ドブス・フェリーで電車を降りたフランクはアンと子供達に迎えられ、その様子をモリーは見つめる。
帰宅しモリーは、父ジョンが亡くなったことをブライアンから知らされる。
父の葬儀を行うモリーとブライアンは悲しみ、病院に電話をしたフランクは、彼女と連絡がとれない理由を知る。
墓地でモリーは取り乱してしまい、ブライアンが彼女を落ち着かせる。
その後、自宅で静養するモリーは、訪ねてきたイザベルに、フランクのことばかり考えていることを伝える。
ブライアンは父の死が原因だと思っていると話すモリーは、フランクを愛していることを伝え、イザベルの意見を聞くまでもなく、どうにもならないことだと考える。
一緒にならなくても愛し合う運命だと言うモリーは、生きる道を間違えたとイザベルに伝える。
帰宅したフランクは、ヒューストン赴任の件を受けることにしたとアンに話す。
自分は構わないと言うアンから、いつ引っ越すか訊かれたフランクは、家族で直ぐだと伝える。
隠し事があるのを察していたアンは、それをフランクに尋ね、何もないと言われるものの信じようとしない。
迷うフランクは電車である女性と出会ったと話し、間違いはなかったと伝える。
何もないまま終わり、もう会っていないと伝えたフランクは、アンから、その方がもっと酷いと言われる。
数週間、離れて暮らすと言うアンは、子供を連れてデンバーの母の家に行くとフランクに伝える。
何も話さないフランクの頬を叩いたアンは、席を立つ。
子供達の寝顔を見たフランクは、自分のしたことを後悔する。
車で出かけたフランクはモリーの家に向かい、考え込む。
その後、引っ越しの準備をしたフランクは、デンバーのアンに電話をする。
モリーにも電話をしたフランクは、互いに恋しいことを確認して、今夜ヒューストンに発つことを伝える。
どうしていたと訊かれたモリーは酷い状態だったと伝え、フランクから発つ前に会いたいと言われる。
無理だと伝えたモリーはフランクから自宅の住所を知らされ、ブライアンが部屋に入って来たため、成功を祈っていると伝えて電話を切る。
全てを察していたブライアンは、これで終わったわけだとモリーに伝える。
フランクに会うことを決めたモリーは、それをブライアンに伝えて、理解できないと言う彼の意見を聞かずに出かける。
タクシーは着くものの、フランクは暫く待たせる。
雨の中、車を飛ばすモリーはフランクの家に向かう。
モリーに電話をしたフランクは、対応したブライアンから、話したくない様子の彼女は寝ていると言われる。
焦るモリーは、列車が通過する踏切の手前で急停車する。
諦めたフランクは家を出て、車で駅に向かう。
踏切は開くものの、エンジンがかからなくなったモリーは車を降りて、雨の中たたずむ。
クリスマス・シーズン。
ニューヨークでエドに会ったフランクは、再会を喜ぶ。
エドが離婚して結婚することを知ったフランクは、ヒューストンに永住することは未定で、アンは実家に帰ったと話す。
子供を預かっているので、デンバーに寄ってヒューストンに戻ることを伝えたフランクは、エドの再婚を祝福する。
イザベルと街に出ていたモリーは、旅行に誘われるものの、それを断り彼女と別れる。
タクシーで渋滞にはまったフランクは、”リゾーリ”の前だったためにそこで降りる。
店に入り、あの日を想い出すフランクは、その場にいたモリーから声をかけられる。
驚く二人は近況などを話し、モリーは、さよならを言えなかったことを謝罪し、会いに行こうとしたことを伝える。
気にしなくていいと言うフランクは、電話したのが間違いだったと伝え、家族のことなどを訊かれる。
子供達は元気だと伝えたフランクはブライアンのことを尋ね、自分達のことを話そうとしたモリーは、会えてよかったと言って彼と別れる。
心残りのフランクは、モリーを追う。
ウエストチェスター行きの電車に乗ったモリーはフランクに気づき、近づいてきた彼と抱き合う。