別居中のセレブ夫婦が殺人を目撃したことで事件に巻き込まれる騒動を描く、監督、脚本マーク・ローレンス、主演ヒュー・グラント、サラ・ジェシカ・パーカー、サム・エリオット、メアリー・スティーンバージェン他共演のラブ・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マーク・ローレンス
製作総指揮
アンソニー・カタガス
ライアン・カバノー
製作
マーティン・シェイファー
リズ・グロッツァー
脚本:マーク・ローレンス
撮影:フロリアン・バルハウス
編集:スーザン・E・モース
音楽:セオドア・シャピロ
出演
ポール・マイケル・モーガン/ポール・フォスター:ヒュー・グラント
メリル・ジュディス・モーガン/メリル・フォスター:サラ・ジェシカ・パーカー
クレイ・ウィーラー:サム・エリオット
エマ・ウィーラー:メアリー・スティーンバージェン
ラスキー連邦保安官:セス・ギリアム
ジャッキー・ドレイク:エリザベス・モス
ヴィンセント:マイケル・ケリー
D・シモンズ医師:デヴィッド・コール
アール・グレンジャー:ウィルフォード・ブリムリー
アダム・フェラー:ジェス・リーブマン
ケリー:キム・ショウ
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2009年製作 103分
公開
北米:2009年12月18日
日本:2010年3月12日
製作費 $58,000,000
北米興行収入 $29,580,090
世界 $85,280,300
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク、マンハッタン。
イギリス人の人気弁護士ポール・モーガン(ヒュー・グラント)は、不動産業で大成功を収めている妻メリル(サラ・ジェシカ・パーカー)と、自分の浮気が原因で別居中だった。
後悔しているポールは、何とかメリルと復縁をしたいと考え彼女を食事に誘う。
その帰り道、歩きながらポールの浮気のことなどを話していた二人の前に、建物から人が落下してくる。
その人物を殺したと思われる犯人に顔を見られた二人は、ラスキー連邦保安官(セス・ギリアム)の事情聴取を受ける。
殺されたのは国際的な武器密売人で、当局側に情報を流していたために殺されたとのことだった。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
大成功している弁護士のポール・フォスターと不動産業者メリルのモーガン夫妻は、彼の浮気が原因で別居中だった。
未練のあるポールは、メリルを食事に誘い復縁を迫ろうとしていたのだが、二人は殺人事件の目撃者として、組織犯罪を暴くための重要証人になってしまう。
当局から”証人保護プログラム”の適用を言い渡され、ワイオミングの田舎町で保護されることになった二人は、結局は共に暮らすことになってしまう。
現地で、連邦保安官クレイ・ウィーラーとエマ夫妻の保護下に入ったポールとメリルは、慣れない田舎暮らしに四苦八苦する。
その頃、組織の殺し屋ヴィンセントは、二人の居場所を突き止め、彼らの抹殺のため現地に向かう・・・。
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「トゥー・ウィークス・ノーティス」(2002)、「ラブソングができるまで」(2007)でもヒュー・グラントと組んだマーク・ローレンス監督、脚本による痛快コメディ。
魅力的な出演者が注目の作品ではあるが、意外に評価は低く北米興行収入は3000万ドル弱、全世界トータルでも約8500万ドルに留まる結果に終わった。
都会人に臆することのない素朴な田舎暮らしの人々の人情や生活ぶりが、人間味溢れるかたちで描かれている。
辣腕弁護士には見えない、やや頼りない主人公を演ずるヒュー・グラントは、彼の個性を活かした好演で楽しませてくれる。
弱音を吐かないやり手の不動産業者として登場するサラ・ジェシカ・パーカーが、田舎生活に順応し、女性らしく温和になっていく姿も興味深い。
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中盤以降、ややブリッ子的な演技のせいかラジー賞にノミネートされてしまったのは気の毒な気もする・・・。
多くを語らない人間味ある連邦保安官、彼らしい役柄で実にいい味を出しているサム・エリオット、銃を持つ姿がややぎこちないが、ご愛嬌のその妻役メアリー・スティーンバージェン、主人公達の助手役エリザベス・モスとジェス・リーブマン、殺し屋のマイケル・ケリー、町医者デヴィッド・コール、看護師キム・ショウ、カフェのオーナーのウィルフォード・ブリムリー、連邦保安官のセス・ギリアムなどが共演している。