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アイルランドの古城で起きる惨劇を描く、製作ロジャー・コーマン、監督、脚本フランシス・フォード・コッポラ、主演ウィリアム・キャンベル、ルアナ・アンダース、バート・パットン、パトリック・マギー、メアリー・ミッチェル、エイスン・ダン他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：フランシス・フォード・コッポラ
製作：ロジャー・コーマン
脚本：フランシス・フォード・コッポラ
撮影：チャールズ・ハンナウォルト
編集：スチュアート・オブライエン
音楽：ロナルド・スタイン
出演
リチャード・ハロラン：ウィリアム・キャンベル
ルイーズ・ハロラン：ルアナ・アンダース
ビリー・ハローラン：バート・パットン
ケイン：メアリー・ミッチェル
ジャスティン・ケイレブ医師：パトリック・マギー
レディ・ハロラン：エイスン・ダン
ジョン・ハロラン：ピーター・リード
サイモン：カール・シュナザー
アーサー：ロン・ペリー
リリアン：デリー・オドノヴァン
キャスリーン・ハローラン：バーバラ・ダウリング
アメリカ 映画
配給 アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ
1963年製作 81分
公開
北米：1963年9月25日
日本：未公開
製作費 $40,000
■ ストーリー ■
アイルランド。
ある夜、湖に浮かぶボートで、伯爵家の家柄のジョン・ハロラン（ピーター・リード）と妻ルイーズ（ルアナ・アンダース）は話をする。
ルイーズは、義母（エイスン・ダン）を説得して、遺言を書き換えさせることをジョンに提案し、亡くなった娘キャスリーン（バーバラ・ダウリング）名義で、遺産をすべて寄付しようとしていることに納得できない。
それに同意するつもりのないジョンは、ボートを漕ぎながら心臓発作を起こしてしまう。
義母より先にジョンが死んだ場合には、遺産が一切受け取れないルイーズは、彼の薬もなかったために焦る。
ジョンはその場で死亡し、ルイーズは、彼の遺体を湖に投げ捨てる。
ルイーズは、ニューヨークに出張するという母宛の手紙をジョンがタイプしたように見せかけ、彼が生きていることを装う。
義母のことは何とかなると考えるルイーズだったが、問題はジョンの兄弟であり、弟のビリー（バート・パットン）はともかく、意見が合わない兄リチャード（ウィリアム・キャンベル）のことが気になる。
ルイーズは、毎年恒例のキャスリーンの追悼行事のために家族の城に向かい、ビリーと話し、キャスリーンが池で溺れて死んだことなどを知る。
空港に向かったビリーは、リチャードの婚約者ケイン（メアリー・ミッチェル）を迎える。
ケインが来てくれたことを喜ぶリチャードは、母に、彼女と結婚したいことを伝える。
リチャードは、明らかにケインを嫌っている母に、傷つけたら一生許さないと言って警告する。
その後、リチャードとルイーズは、お互いを牽制する。
儀式は始まり、今でもキャスリーンの死を悼むハロラン夫人は、その最中に毎年、気を失ってしまうのだった。
その様子を見ていたルイーズは、義母を気遣い手を貸し、花がキャスリーンの墓に触れたとたんに枯れたために気を失ったと言う彼女の話を聞く。
ルイーズは、義母が迷信深いことに気づき、子供の声が聴こえて、自分に何かを伝えようとしていると話し、彼女の信頼を得ようとする。
その後ルイーズは、キャスリーンの部屋から彼女のオモチャを持ち出し、それを池に沈めようとする。
池の底にキャスリーンの遺体が置かれていたために、ルイーズは驚き水面に向かうが、斧を振り回す何者かに殺されてしまう・・・。
ロジャー・コーマン（本作の製作）の下で低予算映画を手がけていたフランシス・フォード・コッポラが脚本を兼ねた長編デビュー作。
主演はウィリアム・キャンベル、ルアナ・アンダース、バート・パットン、パトリック・マギー、メアリー・ミッチェル、エイスン・ダンなどが共演した作品。
アイルランドの古城で起きる家族の惨劇を描くホラー。
まだ20代前半のフランシス・フォード・コッポラの演出は、低予算作品ということもあり粗削りだが、モノクロ映像を生かした古城のロケや恐怖感、さらに各登場人物の心理描写なども注目だ。
呪われた家族の長男ウィリアム・キャンベル、彼を牽制しながら遺産を狙う義妹ルアナ・アンダース、その義弟バート・パットン、長男の婚約者メアリー・ミッチェル、家族の主治医パトリック・マギー、娘の死を悼む家長のエイスン・ダン、その息子で、心臓発作で死亡するピーター・リード、殺される密猟者のカール・シュナザー、城の使用人ロン・ペリー、メイドのデリー・オドノヴァン メイド、亡くなった娘バーバラ・ダウリングなどが共演している。
