銀が採掘されるコマンチ居住区で起きる騒動を描く、監督ジョージ・シャーマン、主演モーリーン・オハラ、マクドナルド・ケリー、ウィル・ギア他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・シャーマン
製作:レナード・ゴールドスタイン
原案:ルイス・メルツァー
脚本
オスカー・ブロドニー
ルイス・メルツァー
撮影:モーリー・ガーツマン
編集:フランク・グロス
音楽:フランク・スキナー
出演
ケイティ・ハワード:モーリーン・オハラ
ジェームズ・ボウイ:マクドナルド・ケリー
ダヌル・シーガー:ウィル・ギア
ステイシー・ハワード:チャールズ・ドレイク
クジマ:ペドロ・デ・コルドバ
ウォルシュ:イアン・マクドナルド
パカナ:リック・ヴァリン
ブーザー:パーリー・ベア
サム:ジェームズ・ベスト
エド:エドモンド・コブ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1950年製作 76分
公開
北米:1950年5月1日
日本:1951年8月17日
北米興行収入 $1,600,000
■ ストーリー ■
先住民条約により、入植者がコマンチ族の居住地に居座ることは禁止されていた。
条約更新のために政府から派遣されたジェームズ・ボウイ(マクドナルド・ケリー)は、コマンチに追われるものの、ダヌル・シーガー(ウィル・ギア)に助けられる。
ダヌルの肩の傷の手当てをしたボウイは、再びコマンチに襲われ、2人は捕らえられる。
酋長のクジマ(ペドロ・デ・コルドバ)が現れ、ボウイは、彼に会いに来たことをダヌルに伝える。
2人の拘束を解いたクジマは、条約は守るので、白人もそれを守るようにと伝えて、ボウイにナイフ(ボウイナイフ)を返す。
数日その場で過ごしたボウイとダヌルは、クジマと友好的に別れる。
その後、ダヌルは、条約の議定書を政府から預かったものの、それを悪党に奪われたことをボウイに話す。
居住区では銀が発見され、それを採掘しようとする者たちが、条約更新を遅らせて居座ろうと考えていたのだった。
襲われた者の香水の匂いを覚えていたダヌルは、ボウイと共にその相手を捜そうとする。
町の酒場を経営する男勝りのケイティ・ハワード(モーリーン・オハラ)は、現れたボウイのせいで賭けに負けてしまい憤慨する。
銀行に向かったボウイは、そこもケイティが経営していることを知り、為替手形の換金を断られる。
仕方なくボウイは酒場に向かい、その場を任されているステイシー/ケイティの弟(チャールズ・ドレイク)に換金してもらおうとする。
ステイシーのボスのオフスに向かったボウイは、その場にいたのがケイティだったために驚く。
換金は無理だと思ったボウイは、ケイティとカードで賭けをして勝ち、手形と引き換えに5000ドルを受け取る。
プライドを傷つけられたケイティは、手形を破ってしまう。
ステイシーと話したボウイは、計画通り、自分が銀を買い集めようとしている考えを伝える。
香水の匂いで相手を捜していたダヌルは、ドレスを着てオフィスから出て来た、ケイティの香水がそれだと気づく。
ダヌルから議定書のことを訊かれたケイティはシラを切り、その場で殴り合いが始まる。
男たちを黙らせたケイティは、ボウイとダヌルを放り出すよう指示する。
ステイシーと話したケイティは、銀の買い手であるボウイをうまく利用するべきだと言われ、予定通りにコマンチの居住区に居座る計画を進めようとするのだが・・・。
西部劇やアクションを得意とするジョージ・シャーマンが監督し、主演はモーリーン・オハラ、マクドナルド・ケリー、ウィル・ギアなどが共演した作品。
銀が採掘されるコマンチ居住区で起きる騒動を描く西部劇。
物語は単純明快であり、条約を守れば友好的なコマンチに対し、白人側が彼らの土地に居座ろうとする陰謀が陰で進行する展開が面白い。
当初は反発し合う主人公と政府の使者の恋や、お決まりの酒場の喧嘩なども登場し、西部劇の醍醐味も十分に楽しめる作品に仕上がっている。
主演のモーリーン・オハラは画面に映える美しさであり、正に適役と言える勝ち気で男勝りの町の顔役を見事に演じ、得意の歌も披露してくれる。
紆余曲折の末に主人公と結ばれる、コマンチとの条約を更新するために政府から派遣されるジェームズ・ボウイのマクドナルド・ケリー、彼と手を組むウィル・ギア、主人公である姉までを騙し、居住地に居座ろうとするチャールズ・ドレイク、コマンチの酋長ペドロ・デ・コルドバ、その息子リック・ヴァリン、バーテンダーのパーリー・ベア、他ジェームズ・ベスト、エドモンド・コブなどが共演している。