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コーダ あいのうた CODA (2021)

2014年のフランスベルギー映画”エール!”のリメイク。
両親と兄が聴覚障害の家庭で育った少女の苦悩や葛藤を描く、監督、脚本シアン・ヘダー、主演エミリア・ジョーンズトロイ・コッツァーマーリー・マトリンダニエル・デュラントエウヘニオ・デルベスフェルディア・ウォルシュ=ピーロ他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:シアン・ヘダー
製作
フィリップ・ルスレ
ファブリス・ジャンフェルミ
パトリック・ワックスバーガー
ジェローム・セドゥ
オリジナル脚本
エール!
ヴィクトリア・ベドス
トマ・ビデガン
スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ
脚本:シアン・ヘダー
撮影:パウラ・ウイドブロ
編集:ジェロード・ブリッソン
音楽:マリウス・デ・ヴリーズ

出演
ルビー・ロッシ:エミリア・ジョーンズ
フランク・ロッシ:トロイ・コッツァー
ジャッキー・ロッシ:マーリー・マトリン
レオ・ロッシ:ダニエル・デュラント
ベルナルド・ヴィラロボス/ミスターV:エウヘニオ・デルベス
マイルズ:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
ガーティー:エイミー・フォーサイス
ブレディ:ケヴィン・チャップマン

アメリカ/フランス/カナダ 映画
配給 Apple TV+
2021年製作 111分
公開
北米:2021年8月13日
日本:2022年1月21日
製作費 $10,000,000
世界 $1,608,200


アカデミー賞
第94回アカデミー賞
・受賞
作品・脚色
助演男優賞(トロイ・コッツァー


ストーリー
マサチューセッツグロスター
高校生のルビー・ロッシ(エミリア・ジョーンズ)は、父フランク(トロイ・コッツァー)と母ジャッキー(マーリー・マトリン)、そして兄のレオ(ダニエル・デュラント)が聴覚障害者の家庭で健常者として育った。
漁師のフランクとレオと共に、早朝から船に乗り漁に出るルビーは、2人が周囲とコミュニケーションをとる役として、仕事現場には欠かせない存在だった。
友人のガーティー(エイミー・フォーサイス)と共に学校の部活動を選ぶことになったルビーは、密かに思いを寄せるマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が合唱部に入ったために自分も入部する。
ルビーは、合唱部の顧問ベルナルド・ヴィラロボス/ミスターV(エウヘニオ・デルベス)の指導を受けることになるものの、皆の前で歌えずにその場を去ってしまう。
後日、ミスターVと話をしたルビーは、聴覚障害の家族と育ったために、幼い頃に話し方がおかしかったことでからかわれた経験を伝える。
ミスターVは、合唱団にはどんな声の者でも入れると言ってルビーに歌わせ、その美しい歌声に関心する。
その後、ミスターVは、ルビーとマイルズをペアにして、発表会でデュエットさせることを考え、2人にレッスンを始める。
マイルズを家に招いたルービーは、それを知らずに愛し合う両親に気づき、恥をかいてしまう。
翌日、そのことでからかわれたルビーは、マイルズが皆に話したと思い込み、弁解する彼を非難して無視するようになる。
一方、フランクとレオは、漁業組合の新たな取り決めに不満を抱き、自分たちの会社を設立して、自力で魚を売る決心をする。
家族は、資金難の問題を抱えながら、ルビーを頼りにして新会社設立のために奮闘する。
マイルズの謝罪を受け入れたルビーは、関係を深めながら練習を再開する。
そんな時、ルビーの才能を認めるミスターVは、彼女に母校の”バークリー音楽大学”受験を勧める。
フランクとレオは、ルビーが乗船しないまま漁に出たため、監視員に通報され沿岸警備隊の処分を受け、罰金も科せられて窮地に追い込まれてしまう。
音楽の夢を叶えたいルビーは考えた末に、家族のために進学をあきらめて漁を手伝う決心をするのだが・・・。


解説 評価 感想

フランスベルギー映画”エール!”(2014)のリメイク。

短編映画を手がけ、「タルーラ 〜彼女たちの事情〜」(2016)で長編デビューして高い評価を得たシアン・ヘダーが、脚本を兼ねて監督した作品。

両親と兄が聴覚障害の家庭で育った少女の苦悩や葛藤を描くコメディ・ドラマ。

漁業の町として知られるグロスターを映し出す映像の素朴な美しさの中で、労働者階級の生活と共に、ユーモアをまじえた家族愛を見事に描いた、シアン・ヘダーの演出と脚本は絶賛された。

第94回アカデミー賞では、そのシアン・ヘダーの脚色、作品と助演男優賞(トロイ・コッツァー)を受賞した。
*本作はApple TV+が配給権を獲得し、動画配信サービスの映画が作品賞を初めて受賞した。

家族が聴覚障害であることを忘れてしまうようなシーンもある中で、娘の歌はおろか声さえも聴いたこともない両親と兄の状況を考え、映像の音量を消して字幕だけで観賞してみると、主人公が家族に伝えたい気持ちがより伝わることに気づいたのは私だけだろうか。
クライマックスで登場する、ジョニ・ミッチェル作詞、作曲による、どこか哲学的でもある”Both Sides, Now/青春の光と影”は心に沁みる名曲であり、エミリア・ジョーンズの素晴らしい歌声と共に、家族のために手話を使うシーンは涙なしでは観られない。

子役としての実績もあり、歌手のアレッド・ジョーンズの娘ということで歌唱力にも納得のエミリア・ジョーンズの、撮影当時17歳にして見事な演技は、各方面から称賛された。

労働者としての雰囲気に加えた素晴らしい表現力で、主人公の父親をユーモアをまじえながら演ずるトロイ・コッツァー、ダメな人間と自覚しながらも家族を愛する母親を好演するマーリー・マトリン、妹の将来を考える兄を熱演するダニエル・デュラント、主人公の才能を活かそうとする教師を味のある演技で演ずるエウヘニオ・デルベス、主人公と親交を深める少年フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、主人公の親友エイミー・フォーサイス、漁師のケヴィン・チャップマンなどが共演している。


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