ロサンゼルス市警のアウトロー刑事と謎の殺人軍団との戦いを描く、監督ジョージ・P・コスマトス、脚本、主演シルヴェスター・スタローン、ブリジット・ニールセン、レニ・サントーニ、アンドリュー・ロビンソン他共演の犯罪アクション。 |
・シルヴェスター・スタローン / Sylvester Stallone 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・P・コスマトス
製作
メナヘム・ゴーラン
ヨーラム・グローバス
製作総指揮:ジェームズ・D・ブルベイカー
原作:ポーラ・ゴズリング”A Running Duck”(Fair Game)
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:リック・ウェイト
編集
ドン・ジマーマン
ジェームズ・R・シモンズ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
出演
マリオン“コブラ”コブレッティ警部補:シルヴェスター・スタローン
イングリッド・ヌードセン:ブリジット・ニールセン
トニー・ゴンザレス巡査部長:レニ・サントーニ
モンテ刑事:アンドリュー・ロビンソン
ナイト・スラッシャー:ブライアン・トンプソン
チョー:ジョン・ハーツフェルド
ナンシー・ストーク:リー・ガーリントン
シアーズ:アート・ラフルー
ハリウェル:ヴァル・エイヴリー
ダン:デヴィッド・ラッシュ
スーパーマーケットの乱射男:マルコ・ロドリゲス
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1986年製作 87分
公開
北米:1986年5月23日
日本:1986年8月9日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $49,042,220
世界 $160,000,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
白昼、混雑するスーパーマーケットに現れた男(マルコ・ロドリゲス)は銃を乱射し、客を容赦なく殺す。
店を包囲したロサンゼルス市警のシアーズ警部(アート・ラフルー)は、部署内の”ゾンビ・スクワッド”である”コブラ”を呼ぶよう部下のモンテ(アンドリュー・ロビンソン)に命ずる。
愛車”Mercury Eight”で現場に現れたマリオン“コブラ”コブレッティ警部補(シルヴェスター・スタローン)は、トニー・ゴンザレス巡査部長(レニ・サントーニ)から、犯人が何者かを聞き店内に入る。
犯人の前に現れたコブレッティは爆弾を爆破すると言われ、牽制しながらナイフと銃で相手を殺害する。
...全てを見る(結末あり)
■ 解説 評価 感想 ■
*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス。
荒っぽい捜査で批判を浴びている市警のはみ出し刑事マリオン“コブラ”コブレッティ警部補は、多発している連続殺人事件の捜査を任される。
相棒のゴンザレスと共に聞き込みを始めたコブレッティは、ある男を目撃したモデルのイングリッドが襲われそうになった事件を担当する。
連続殺人集団のリーダー、ナイト・スラッシャーは、病院で手当てを受けたイングリッドの命を狙うが、それを阻止される。
イングリッドを守ろうとしたコブレッティは、再び襲いかかって来たナイト・スラッシャーらに戦いを挑み、相手を迎え撃つのだが・・・。
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1974年に発表された、ポーラ・ゴズリングの小説”A Running Duck”(Fair Game)を基に製作された作品。
前年の「ランボー/怒りの脱出」(1985)を監督して大ヒットさせたジョージ・P・コスマトスが、シルヴェスター・スタローンと再び組んだ犯罪アクション。
「ロッキー」(1976)と「ランボー」(1982)をヒット・シリーズにして大スターとなったシルヴェスター・スタローンが、新たなヒーローを創りだそうとして脚本を兼ねた作品。
個人的には全くそうは思えないが、「ダーティーハリー」(1971)の主人公を意識したと言われる、単にニヒルなだけな主人公に物足りなさを感じ、内容も単純で平凡な作品に終わり、続編の製作やシリーズ化には至らなかった。
*「ダーティーハリー」の出演者レニ・サントーニとアンドリュー・ロビンソンの配役を考えると、やはりオマージュだったのか・・・。
当時のシルヴェスター・スタローンは飛ぶ鳥を落す勢いで、並の作品ではファンが満足しなかったということもあり不評だったのだが、今観ると、若くて精悍な彼は非常に魅力的で、やはり、周囲とは違う雰囲気は、人を引き付けるものがある。
評判が悪かったのは、前年に結婚したブリジット・ニールセンを、シルヴェスター・スタローンが自分の好みのように起用したためとも言える。
因みに、二人は本作公開の翌年に離婚している。
ラジー賞主要部門にもノミネートされてしまった本作は、北米興行収入は約4900万ドルに留まるが、全世界では約1億6000万ドルのヒットとなった。
殺人集団に命を狙われるモデルのブリジット・ニールセン、主人公の相棒レニ・サントーニ、主人公を嫌う同僚アンドリュー・ロビンソン、殺人鬼を迫力で演ずるブライアン・トンプソン、その部下ジョン・ハーツフェルド、警察官である集団のスパイ、リー・ガーリントン、主人公の上司アート・ラフルー、署長ヴァル・エイヴリー、写真家デヴィッド・ラッシュ、スーパーマーケットの乱射男マルコ・ロドリゲスなどが共演している。