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市街 City Streets (1931)

恋人のためにギャングになった青年の生き様を描く、監督ルーベン・マムーリアン、主演ゲイリー・クーパーシルヴィア・シドニーポール・ルーカスガイ・キビー他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ルーベン・マムーリアン
製作:E・ロイド・シェルドン
原案:ダシール・ハメット
脚本:マックス・マーシン
脚色:オリヴァー・H・P・ギャレット
撮影:リー・ガームス
編集:ウィリアム・シェイ
音楽
カール・ヨハス(クレジットなし)
ラルフ・レインジャー(クレジットなし)

出演
キッド:ゲイリー・クーパー
ナン・クーリー:シルヴィア・シドニー
ビッグフェロー・マスカル:ポール・ルーカス
マッコイ:ウィリアム”ステージ”ボイド
アグネス:ウィン・ギブソン
ポップ・クーリー:ガイ・キビー
ブラッキー:スタンリー・フィールズ
パンジー:ベティ・シンクレア
警部:ロバート・ホーマンス

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1931年製作 83分
公開
北米:1931年4月18日
日本:1931年9月


ストーリー
ギャングのポップ・クーリー(ガイ・キビー)の娘ナン(シルヴィア・シドニー)は、射的屋キッド(ゲイリー・クーパー)に惹かれていた。
生活力のないキッドは、ポップからギャングになることを勧められるもののそれを拒む。
密造酒で荒稼ぎするギャングのボス、ビッグフェロー・マスカル(ポール・ルーカス)は、ブラッキー(スタンリー・フィールズ)の情婦アグネス(ウィン・ギブソン)を手に入れるために、ポップにブラッキーを殺害させる。
ポップがブラッキーを撃った銃を渡されたナンは、警官に追われて逮捕されてしまい、結局、服役することになる。
ナンを解放するためにギャングに加わるようポップに説得されたキッドは、仕方なく知れに従うのだが・・・。


解説 評価 感想

グルジア(現ジョージア)出身で舞台でも活躍するルーベン・マムーリアンの監督としては2作目であり、若きゲイリー・クーパーシルヴィア・シドニーが共演した作品。

射的屋として平凡に生きる青年が、恋人のためにギャングになり成り上がっていく様と恋も描かれるフィルム・ノワール

既に20作以上の映画に出演していたとは言え、まだ20代のゲイリー・クーパーの初々しさが印象的で、長身だけで線が細くひ弱な雰囲気がある彼が、裏社会で頭角を現していくという興味深い内容は注目だ。

同じくヒロインを演ずる20歳のシルヴィア・シドニーも、父親の犯罪に巻き込まれて服役までする、主人公の恋人役を魅力的に演じている。

主人公のボスで密造酒で荒稼ぎするギャングのポール・ルーカス、その部下で主人公と対立するウィリアム”ステージ”ボイド、ボスの情婦となるウィン・ギブソン、ギャングの一員であるヒロインの父親ガイ・キビー、ギャングのスタンリー・フィールズ、警部のロバート・ホーマンスなどが共演している。


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