放浪の旅を続けるヴァンパイアの母娘の謎めいた過去と運命を描く、監督ニール・ジョーダン、主演シアーシャ・ローナン、ジェマ・アータートン、サム・ライリー他共演のドラマ。 |
・シアーシャ・ローナン / Saoirse Ronan / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ニール・ジョーダン
製作
スティーヴン・ウーリー
アラン・モロニー
エリザベス・カールセン
ウィリアム・D・ジョンソン
サム・イングルバート
製作総指揮
マーク・C・マニュエル
テッド・オニール
シャロン・ヘイレル
ダニー・パーキンス
ノーマン・メリー
原作:モイラ・バフィーニ
脚本:モイラ・バフィーニ
撮影:ショーン・ボビット
編集:トニー・ローソン
音楽:ハビエル・ナバレテ
出演
エレノア・ウェッブ:シアーシャ・ローナン
クララ・ウェッブ:ジェマ・アータートン
ダーヴェル:サム・ライリー
ルヴェン:ジョニー・リー・ミラー
フランク:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ノエル:ダニエル・メイズ
モラッグ:マリア・ドイル・ケネディ
ギャレス:ウォーレン・ブラウン
ワーナー:トゥーレ・リントハート
ケヴィン:トム・ホランダー
イギリス/アイルランド 映画
配給 StudioCanal
2012年製作 118分
公開
イギリス:2013年5月31日
アイルランド:2013年5月31日
北米:2013年6月28日
日本:2013年9月20日
製作費 £8,000,000
北米興行収入 $89,240
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
少女エレノア・ウェッブ(シアーシャ・ローナン)は、ある物語をメモするものの捨ててしまう。
それを拾った老人は、現れたエレノアに物語の内容が気に入ったことを伝え、彼女を家に招き入れる。
エレノアの母クララ(ジェマ・アータートン)は、ストリップ・クラブでダンサーをしていたがその場から逃れる。
クラブでクララを捜す男ワーナー(トゥーレ・リントハート)は、彼女追って捕え、エレノアがどこに居るかを聞き出そうとする。
老人は、エレノアに秘密があることを悟り、準備ができていることを伝える。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ヴァンパイアの少女エレノア・ウェッブと母親クララは、世間から身を隠す放浪の旅を続ける生活をしていた。
襲われたクララは、エレノアを連れて海辺の町にた辿り着き、母親を亡くした男性ノエルに出会う。
クララは、ノエルの母親の老朽化したゲストハウス”ビザンチウム”を娼館にして稼ぐことを考える。
エレノアはウエイターのフランクと知り合い、彼と親交を深めながら過去を振り返る。
19世紀、クララは軍人のルヴェン出会い娼館に連れて行かれて娼婦になる。
禁じられていた子供を産んでしまったクララは、殺される運である、エレノアと名付けられた娘を孤児院に預ける。
その後、死んだはずの同じ軍人ダーヴェルが戻ったことに驚いたルヴェンは、彼がヴァンパイアになったことを知り、秘密の地図を渡される。
ルヴェンに虐げられ肺病患っていクララは、地図を横取りして、永遠の命が得られるヴァンパイアになろうとするのだが・・・。
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「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994)でも同じヴァンパイアをテーマにしたニール・ジョーダンが監督したことで注目を集めた作品。
同作の衝撃には及ばないものの、若手実力派スター、シアーシャ・ローナンとジェマ・アータートンを起用し、隠された過去などを謎めいた雰囲気で描く、ホラー・サスペンスとしてまずまず見応えがある。
シアーシャ・ローナンは、撮影当時、主人公と同じ設定の16歳であり、落ち着いた抑えた演技は素晴らしい。
姉として登場するものの、悲しい過去を背負う主人公の母であるジェマ・アータートンの、体を張った好演も光る。
その彼女に大きく関わる軍人サム・ライリーとジョニー・リー・ミラー、主人公と親交を深める青年役ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ゲストハウスの所有者ダニエル・メイズ、教師マリア・ドイル・ケネディとトム・ホランダー、ヴァンパイアのトゥーレ・リントハートなどが共演している。