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迫害を受けながら自分たちに与えられた権利を守ろうとするモルモン教徒(末日聖徒イエス・キリスト教会)の苦難の日々を描く、製作ダリル・F・ザナック、監督ヘンリー・ハサウェイ、主演タイロン・パワー、リンダ・ダーネル、ディーン・ジャガー、ブライアン・ドンレヴィ、ジェーン・ダーウェル、ジョン・キャラダイン、メアリー・アスター、メアリー・アスター他共演の歴史ドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:ダリル・F・ザナック
原案:ルイス・ブロムフィールド
脚本:ラマー・トロッティ
撮影:アーサー・C・ミラー
編集:ロバート・ビショフ
音楽
アルフレッド・ニューマン
ロバート・ラッセル・ベネット(クレジットなし)
デヴィッド・バトルフ(クレジットなし)
シリル・J・モックリッジ(クレジットなし)
出演
ジョナサン・ケント:タイロン・パワー
ザイナ・ウェッブ:リンダ・ダーネル
ブリガム・ヤング:ディーン・ジャガー
アンガス・ダンカン:ブライアン・ドンレヴィ
エライザ・ケント:ジェーン・ダーウェル
ポーター・ロックウェル:ジョン・キャラダイン
メアリー・アン・ヤング:メアリー・アスター
ジョセフ・スミス:ヴィンセント・プライス
クララ・ヤング:ジーン・ロジャース
メアリー・ケント:アン・E・トッド
ヒーバー・キンボール:ウィラード・ロバートソン
ドク・リチャーズ:モロニ・オルセン
検察官:マーク・ローレンス
ハイラム・スミス:スタンリー・アンドリュース
ヘンリー・ケント:ディッキー・ジョーンズ
ケイレブ・ケント:セルマー・ジャクソン
ジム・ブリッジャー:アーサー・エイルズワース
ビッグエルク:チーフ・ジョン・ビッグツリー
エマ・スミス:クレア・デュ・ブレイ
判事:タリー・マーシャル
暴徒のリーダー:ディック・リッチ
暴徒のリーダー:エドウィン・マクスウェル
ジョン・テイラー:ジョージ・メルフォード
アメリカ陸軍少佐:ラッセル・シンプソン
レイダー:トム・ロンドン(クレジットなし)
暴徒:チャールズ・ミドルトン(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1940年製作 114分
公開
北米:1940年9月27日
日本:未公開
製作費 $2,700,000
■ ストーリー ■
1844年、イリノイ州、ナヴー。
モルモン教徒(末日聖徒イエス・キリスト教会)のケイレブ・ケント(セルマー・ジャクソン)の家でパーティーが開かれていたが、彼らを排除しようとする、カーセッジの町の男たちに襲撃される。
ケイレブの息子ジョナサン(タイロン・パワー)は、楽しんでいたザイナ・ウェッブ(リンダ・ダーネル)らを地下室に向かわせる。
家は焼かれ、ジョナサンは殴り倒され、ケイレブは鞭打たれて亡くなり、ザイナの父も射殺される。
被害の報告を受けモルモン教の創設者ジョセフ・スミス(ヴィンセント・プライス)は、政治的な解決を望む弁護士のアンガス・ダンカン(ブライアン・ドンレヴィ)や、復讐するべきだと言うポーター・ロックウェル(ジョン・キャラダイン)の意見を聞く。
我慢の限界だと考えたスミスは、人々に武器を持たせて反撃させる。
しかし、スミスは逮捕され、裁判にかけられる。
その場で、モルモン教徒のブリガム・ヤング(ディーン・ジャガー)が発言し、暴徒による襲撃の件を非難し、モルモン書を知りスミスに会った時のことを話し、自分たちの信じたいことをさせてほしいだけだと訴える。
ブリガムは、異なる信仰を有罪と言うなら、そちらが反逆者だと付け加えて発言を終える。
しかし、スミスは有罪となり、反論せずに後のことをブリガムに任せる。
その夜、拘留されていたスミスを暴徒が襲い殺害する。
ジョナサンは、母エライザ(ジェーン・ダーウェル)と共にザイナを訪ね、彼女がニューヨークに向かうことを知る。
ケント家で暮らすことを勧められたザイナは、モルモン教徒でないことを気にしながら、殺し合いが耐えられないとジョナサンとエリザに伝える。
不安になり涙するザイナは、落ち着くまで、しばらくケント家に世話になることにする。
その後ジョナサンらは、指導者となったブリガムの教えに従う。
ブリガムは、予言者のお告げを受けたスミスの正当な後継者だと言うアンガスの、妥協案ばかり考える意見を聞こうとしない。
ナヴーに軍隊が到着し、指揮官の少佐(ラッセル・シンプソン)から、暴徒を抑えきれないために町を出るよう警告されたブリガムは、自分たちの権利を守るために戦う決心をするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
製作ダリル・F・ザナック、「ベンガルの槍騎兵」(1935)などのヘンリー・ハサウェイが監督し、主演はタイロン・パワー、リンダ・ダーネル、ディーン・ジャガー、ブライアン・ドンレヴィ、ジェーン・ダーウェル、ジョン・キャラダイン、メアリー・アスター、メアリー・アスターなどが共演した作品。
迫害を受けながら自分たちに与えられた権利を守ろうとするモルモン教徒(末日聖徒イエス・キリスト教会)の苦難の日々を描くドラマ。
主演は、信仰と権利を守ろうとするモルモン教徒の青年を熱演するタイロン・パワーだが、タイトルの通り、指導者となり、苦悩しながら信者を約束の地に導くブリガム・ヤングを好演する、ディーン・ジャガーを中心に物語は進行する。
モルモン教徒の苦難の日々を描く、ヘンリー・ハサウェイの力強い演出が見どころの作品。
アルフレッド・ニューマンの勇ましい音楽も印象に残る。
主人公と惹かれ合う仲になる信者ではない女性を魅力的に演ずるリンダ・ダーネル、ブリガム・ヤングを支える妻メアリー・アン・ヤングのメアリー・アスター、モルモン教の創設者ジョセフ・スミス、ブリガム・ヤングと対立する弁護士ブライアン・ドンレヴィ、主人公の母親ジェーン・ダーウェル、ジョセフ・スミスの補佐で攻撃的なポーター・ロックウェル役ジョン・キャラダイン、ブリガム・ヤングの娘ジーン・ロジャース、主人公の妹アン・E・トッド、ブリガム・ヤングの友人で顧問となるヒーバー・キンボール役ウィラード・ロバートソン、同じく顧問のドク・リチャーズ役モロニ・オルセン、検察官のマーク・ローレンス、ジョセフ・スミスの兄ハイラム・スミス役スタンリー・アンドリュース、主人公の弟ディッキー・ジョーンズ、主人公の父親セルマー・ジャクソン、ブリガム・ヤングらが出会う砦の指導者アーサー・エイルズワース、ブリガム・ヤングらに友好的な先住民の酋長チーフ・ジョン・ビッグツリー、ジョセフ・スミスの妻エマ・スミス役クレア・デュ・ブレイ、判事のタリー・マーシャル、暴徒のリーダー、ディック・リッチとエドウィン・マクスウェル、ブリガム・ヤングの後継者ジョン・テイラー役ジョージ・メルフォード、アメリカ陸軍少佐のラッセル・シンプソン、暴徒のチャールズ・ミドルトン、他トム・ロンドンなどが共演している。











