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ブルーバレンタイン Blue Valentine (2010)

ある若いカップルの破局への道と2人の愛を現在と過去を交錯させながら描く、ライアン・ゴズリングミシェル・ウィリアムズ共演、監督デレク・シアンフランセによるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:デレク・シアンフランセ

製作総指揮
ダグ・ダイ
ライアン・ゴズリング

ジャック・レクナー
ミシェル・ウィリアムズ

製作
ジェイミー・パトリコフ

リネット・ハウエル
アレックス・オルロフスキー
脚本
デレク・シアンフランセ

ジョーイ・カーティス
カミ・ドラヴィーニュ
撮影:アンドリー・パレーク

編集
ロン・パターネ
ジム・ヘルトン
音楽:グリズリー・ベア

出演
ディーン・ペレイラ:ライアン・ゴズリング

シンシア”シンディ”ヘラー:ミシェル・ウィリアムズ
ジェリー・ヘラー:ジョン・ドーマン
フランキー:フェイス・ワディッカ
ボビー・オンタリオ:マイク・ヴォーゲル

フェインバーグ医師:ベン・シェンクマン

アメリカ 映画
配給 ワインスタイン・カンパニー

2010年製作 111分
公開
北米:2010年12月29日
日本:2011年4月23日
製作費 $1,000,000
北米興行収入 $9,706,330
世界 $12,355,730


アカデミー賞 ■
第83回アカデミー賞

・ノミネート
主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ペンシルベニア
ディーン・ペレイラ(ライアン・ゴズリング)とシンシア”シンディ”ヘラー(ミシェル・ウィリアムズ)は、娘のフランキー(フェイス・ワディッカ)と共に田舎町で暮らしていた。

シンディは資格を取り病院で忙しく働いていたが、ディーンは酒浸りで、家の壁のペンキ塗り程度の仕事しかせずに、まともな職業に就こうとしなかった。

二人は、お互いに対し不満を抱きながら毎日を送っていたが、何とか持ちこたえている、家族の絆を壊したくない思いでいた。
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ハイスクールをドロップアウトしたディーンは、ニューヨークの引越社で、客への思いやりもある青年だった。
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...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
結婚数年目のカップル、ディーン・ペレイラとシンディ・ヘラーは、互いに不満を抱きながら、何とか持ちこたえる日々を送っていた。
資格を取り病院で働くシンディに対し、ディーンは無気力で朝から酒を飲み、まともな職に就こうとはしなかった。
一人娘のフランキーを、シンディの父ジェリーに預けたディーンは、気分転換にと、ホテルを予約して彼女と楽しもうと考える。
シンディは、気乗りしないままそれに同意するが、途中、元恋人のボビーに出くわし、それがきっかけとなり、ディーンと気まずい雰囲気になる。
そして二人は、出会い愛を育てあげてきた時代を思い起こしながら、現在の関係の修復を試みるのだが・・・。
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小作でありながら、主人公の二人をはじめ、各方面、映画賞で絶賛された作品。

終局に向かう夫婦の関係と平行し、その二人の愛が生まれ、結ばれていく姿を対比して描く構成が実に興味深い。

世間にはよくある、何の変哲もないカップルのドラマではあるが、無気力だが愛だけは伝えたい夫、家事、子育て仕事に追われ、それを考え受け入れる気になれない妻、共感して身につまされる方は多いはずだ。

過去と現在がめまぐるしく変わる場面展開を、混乱させることなくまとめ上げた、新鋭デレク・シアンフランセに今後も期待したい。
ミシェル・ウィリアムズは、それほどの変化は感じないが、現在のライアン・ゴズリングは額を広くし、時代設定の区別をする工夫などもされている。

多くの夫婦が体験し、そして理解できるだろう、もどかしい関係を切実に演ずる二人、ライアン・ゴズリングと、実力派として輝かしい評価を受けるミシェル・ウィリアムズの、自然な演技は心を打つ。

ミシェル・ウィリアムズは、第83回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされた。

シンディ(M・ウィリアムズ)の父ジョン・ドーマン、娘フェイス・ワディッカ、元恋人役のマイク・ヴォーゲル、彼女に好意を持つベン・シェンクマンなどが共演している。


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