ビルの前で駐車するタリーの車に気づいたパトカーが、その後ろに停車する。
ドリルで扉に穴を空けたマイルズは、スコープで内部をチェックする。
屋上に戻ったエディだったが、1700万ドルのダイヤを独り占めにしようと考えるディーコンに銃撃され、停車中のパトカーに落下する。
タリーは車で逃走し、連絡を受けた他のパトカーが駆けつける。
扉を開けてダイヤを奪ったマイルズは、現れた警備員をかわしてエレベーターシャフトから屋上に向かう。
マイルズに銃を向けたディーコンは、バッグを奪いワイヤーを張った建設中の隣のビルの屋上に移る。
バッグにダイヤがないことに気づいたディーコンは、後を追ってきたマイルズに銃を向ける。
カッターでワイヤーを切ったマイルズは、落下して3階に飛び込み、ダイヤをその場の通気口に隠す。
現れた警官に逮捕されたマイルズは、落下死したエディに気づき、連行されながら住所を確認する。
2年後。
刑期を終えて出所したマイルズは、恋人のジャニス(タマラ・ジョーンズ)の元に向かうものの追い払われる。
その後、ダイヤを隠したビルに向かったマイルズは、その場がロサンゼルス市警の警察署となっていたために驚く。
ピザの配達人に扮し、3階の強盗/殺人課に向かおうとしたマイルズは、受付で注文記録がないと言われる。
その場にいた刑事カールソン(ルーク・ウィルソン)にピザを届けることを頼んだマイルズは、彼のIDカードを盗む。
ダイナーのオーナーである偽造屋のルー(リチャード・C・サラフィアン)の元に向かったマイルズは、新任刑事に扮する考えを伝えて、IDとバッジを用意してもらおうとする。
ビデオで警官についてを学んだマイルズは、強盗を続けているディーコンに警戒するようルーに言われ、出来上がった資料やIDとバッジを渡される。
IDを使い警察署の3階に向かったマイルズは、女性用トイレに入り通気口を調べようとする。
弁護士のメリッサ・グリーン(ニコル・アリ・パーカー)から、逮捕した容疑者の手錠を緩めるよう言われたカールソンは、油断をしたため男に逃げられてしまう。
男は女性トイレに入り窓から逃げようとするが、マイルズに気づく。
マイルズは男を叩きのめし、カールソンと共に現れた部署長のリッゾ(グラハム・ベッケル)は、開いている通気口から男が逃げようとしたとマイルズに言われる。
リッゾに何者だと言われたマイルズは、、”マローン刑事”だと答える。
見た顔だとリッゾに言われたマローンは、ボウリングのトロフィーを見てボウラーを装い、盗犯課に配属される。
カールソンと組むことになったマローンは、内勤でないことに不満ではあったが、逆らうことはできない。
新人で慎重なカールソンと共に強盗に遭った倉庫に向かったマローンは、”才能”を生かし、倉庫のオーナーの偽装強盗を見破るものの見逃す。
慎重すぎる運転のカールソンに代わりハンドルを握り暴走したマローンは、車が消火栓に激突した事故現場で車を止める。
カールソンが事故を見ている間にドラッグストアに向かったマローンだったが、その場に押入った強盗と店主が銃撃戦を始める。
犯人に銃を向けたマローンだったが、それがタリーだと知り焦ってしまう。
状況が把握できないまま驚くタリーを逃がしたマローンは、カールソンと共に店を出て路地に向かう。
ハードキャッスル刑事(ウィリアム・フォーサイス)も駆けつけるが、タリーが発砲しながら”マイルズ”と叫ぶ意味が分からない。
マローンは犯人がドラッグでハイになっていると伝え、交渉するように見せかけてタリーに近づく。
カールソンとハードキャッスルに知られないように、2万ドルを渡すことを約束して何も話すなとタリーに指示したマローンは、彼を痛めつけて逮捕する。
新人のカールソンはマローンの行動に感心して、署に戻り、同僚達にそれを話す。
リッゾに呼ばれたマローンは、資料による経歴と今回の件などを評価され、主任刑事を任されることになる。
その後、通気口を調べたマローンは、ダイヤがなくなっていることを確認し、パイプが破裂して洪水が起きたことをハードキャッスルから知らされる。
その頃、ルーを痛めつけたディーコンは、マイルズが警官に扮していることを知る。
マローンは、カメラ付きのラジコンをで通気口を調べる。
密輸業者のジャン・ラフロール(オレク・クルパ)が大量の麻薬を街に運び込むという情報が入り、それに関しての打ち合わせが行われる。
その場に現れたマローンは、勝手な意見を言うものの同僚に支持される。
タリーが自分を呼んでいるとハードキャッスルから言われたマローンは、取調室に向う。
マジックミラーでハードキャッスルとカールソンが監視しているため、マローンは、5万ドルを渡せと言って騒ぎ始めたタリーを痛めつける。
タリーの弁護を担当することになったメリッサは、マローンが暴力を振るっているため、取調室に向いそれを制止する。
他の情報があると話していたタリーを追及するハードキャッスルだったが、”マイルズ・ローガン”に5万ドルの貸しがあると言う彼の話を理解できない。
ある男から連絡があったことを知らされたマローンは、それがディーコンだと知る。
通気口のダイヤの場所を確認したマローンだったが、資料に名前もなくバッジのナンバーも登録されていないことをカールソンに指摘される。
自分が内偵捜査官だとカールソンに伝えたマローンは、不正が横行している署内を調べていると言って彼を納得させる。
証拠品保管庫の天井の通気口にダイヤがあることを確認したマローンだったが、空港で事件が発生したため急行するようにとリッゾに指示される。
カールソンとハードキャッスルと共に空港に向かい同僚のディアス(ジュリオ・オスカー・メチョソ)と合流したマローンだったが、既にFBIのグレイ(スティーヴ・ランキン)が現場を仕切っていた。
グレイに追い払われたマローンだったが、今回の件は麻薬密輸が絡んでいるとカールソンとハードキャッスルに指摘する。
ヘリコプターに連絡したマローンらは怪しいトラックを確認したことを知らされ、それを追う。
トラックを見つけて荷台を調べたマローンは、運転手が逃げたために追跡して捕え、ハードキャッスルは積み荷が麻薬だと確認する。
署に戻ったマローンは、FBIを出し抜いたことで喜ぶぺネリ署長(カーメン・アルジェンツィアノ)やリッゾに迎えられる。
麻薬と共に証拠品保管庫に向かおうとしたマローンだったが、犯人の取り調べを優先するようリッゾに指示される。
ハードキャッスルは、内偵捜査官だと言うカールソンの言葉を否定し、彼が最初から麻薬密輸を追っているFBIだと思うと伝える。
ようやく証拠品保管庫に入れたマローンは、通気口のダイヤを手に入れるが、リッゾが入ってきたため、それを押収した麻薬の間に落としてしまう。
FBIが分析することになった麻薬は運び出されてしまい、現れたグレイから黒幕がラフロールだと言われたため、マローンは、押収した麻薬を使った囮捜査を提案する。
それを担当させられたマローンは、邪魔なタリーを解放する。
囮捜査は開始され、仕方なくトラックに乗ったマローンを、グレイらが監視する。
署から出たトラックを、ディーコンが追跡する。
ある倉庫に着いたマローンは、荷台に向いダイヤを手に入れるが、そこにタリーが現れる。
銃を持ったディーコンも現れマローンからダイヤを奪うが、トラックはマグネットで引き上げられて移動する。
その場にいたラフロールは、マローンとタリーを疑って調べ、その様子をリッゾとグレイは見守る。
状況悪化を懸念するグレイに、優秀なマローンの考えた作戦だとリッゾは伝える。
マローンを警官だと疑うラフロールは、ディーコンにそれを認めさせる。
警官でない証拠にディーコンを撃つよう言われたマローンは、ラフロールから銃を渡されてディーコンを銃撃する。
射殺するよう言われたマローンはディーコンに銃を向けるものの、そこにリッゾの指示を受けた警官隊が突入する。
銃撃戦となり、マローンはディーコンからダイヤを奪おうとするが、カールソンの危険を察知して彼を助ける。
ラフロールは逮捕され、ディーコンはトラックを奪い逃走し、マローンはそれに飛び乗る。
警官もそれを追い、管轄外のメキシコ入りを阻止するようグレイが指示を出す。
ハードキャッスルはトラックに体当たりするが、街道の外に弾き飛ばされる。
マローンは、国境寸前でトラックから飛び降りる。
ディーコンは国境を突破してメキシコ側に逃げ込み、マローンは管轄外だと言うグレイを無視して追跡する。
マローンに信号弾を運転席に撃ち込まれたディーコンは、前方に出たマローンのパトカーに激突して横転する。
銃を向け合いながら逃れようのないことをディーコンに伝えたマローンは、警官と思われている自分を信じるように伝えて、助ける代わりに銃を渡すようにと説得する。
ディーコンから銃を受け取ったマローンは、警官が近づくのを確認して彼を蹴り倒す。
それを、カールソンやハードキャッスルらは、アメリカ側から監視する。
ディコーンをトラックと手錠で繫いだマローンは、その場を去ろうとする。
隠し持っていた銃を抜いたディーコンを射殺したマローンは、国境に向かう。
ハードキャッスルの無事を確認したマローンは、FBI支局長から今回の件を問われるが、リッゾが彼を擁護する。
グレイは、マローンの行動を評価してその場を去る。
調べても所属が分からないとリッゾに言われたマローンは、メキシコ政府に雇われていることを伝える。
メキシコに向かおうとしたマローンはカールソンに呼び止められ、彼が自分の正体を知っていたことに気づく。
歩み寄るハードキャッスルに、逮捕できないのは残念だと伝えるカールソンに驚くマローンは、国境を越えているので管轄外だと言われる。
カールソンとハードキャッスルに感謝して別れを告げたマイルズは、手にしていたダイヤを確認しながらその場を去る。