ナイトクラブのオーナーと友人であるダンサーそしてショーガールの三角関係を描く、製作ソル・C・シーゲル、原案アーヴィング・バーリン、監督スチュアート・ヘイスラー、主演ビング・クロスビー、フレッド・アステア、ジョーン・コールフィールド、ビリー・デウルフ、オルガ・サン・ファン他共演のミュージカル・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:スチュアート・ヘイスラー
製作:ソル・C・シーゲル
原案:アーヴィング・バーリン
脚本:アーサー・シークマン
脚色:アラン・スコット
撮影
チャールズ・ラング
ウィリアム・E・スナイダー
編集:リロイ・ストーン
音楽:ロバート・エメット・ドーラン
出演
ジョニー・アダムス:ビング・クロスビー
ジェド・ポッター:フレッド・アステア
メアリー・オハラ:ジョーン・コールフィールド
トニー:ビリー・デウルフ
ニタ・ノバ:オルガ・サン・ファン
フランソワ:ミハイル・ラサムニー
マック:フランク・フェイレン
マーサ:ヴィクトリア・ホーン
メアリー・エリザベス・アダムス:キャロライン・グリムズ
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1946年製作 104分
公開
北米:1946年10月16日
日本:1955年4月19日
製作費 $5,700,000
■ アカデミー賞 ■
第19回アカデミー賞
・ノミネート
ミュージカル音楽・歌曲賞”You Keep Coming Back Like a Song”
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
ラジオの人気者ジェド・ポッター(フレッド・アステア)は、思い出を語り始める。
第一次大戦後、ブロードウェイのトップ・ダンサーだったジェドは、思いを寄せるダンサーのメアリー・オハラ(ジョーン・コールフィールド)と共に、友人ジョニー・アダムス(ビング・クロスビー)が経営するナイトクラブに向かう。
メアリーは、店を売っては新店をオープンすることを繰り返しているが、魅力的なジョニーに興味を持ち惹かれてしまう。
その後、ダンサーそして歌手として成功したメアリーのジョニーに対する気持ちは変わらず、ジェドからは、結婚相手には相応しくないと忠告される。
ジョニーに自分からプロポーズしたメアリーは、夫にはなれないと言われてショックを受け、彼を忘れようとするのだが・・・。
原案アーヴィング・バーリンの楽曲(30曲以上)がちりばめられた、ナイトクラブのオーナーと友人であるダンサーそしてショーガールの三角関係を描くミュージカル・コメディ。
同じパラマウント作品で、アーヴィング・バーリンの原案、音楽、ビング・クロスビー、フレッド・アステア共演による「スイング・ホテル」(1942)に似ているストーリーで、2作ともアーヴィング・バーリンの楽曲を紹介する構成になっている。
マーク・サンドリッチが監督する予定だったが、製作準備段階で彼が心臓発作で亡くなり、スチュアート・ヘイスラーが演出することになった。
第19回アカデミー賞では、ミュージカル音楽、歌曲賞”You Keep Coming Back Like a Song”にノミネートされた。
本作は北米だけで570万ドルを記録し、同年の興行収入で最も稼いだ作品となった。
主演のビング・クロスビーは、人生に責任を負わされることを嫌うナイトクラブのオーナーを演じ、もちろん見事な歌声も披露し、友人ではあるが恋敵となるトップ・ダンサーを、フレッド・アステアがユーモアをまじえて好演している。
ダンサーとしては成功するものの、主人公2人との恋の関係に悩むジョーン・コールフィールド、ジョニー(ビング・クロスビー)のアシスタントであるコメディアンで重要な役を演じ、愉快な演技を見せてくれるビリー・デウルフ、彼と惹かれ合う歌手のオルガ・サン・ファン、主人公とヒロインの娘キャロライン・グリムズ、ヒロインの使用人ヴィクトリア・ホーン、他ミハイル・ラサムニー、フランク・フェイレンなどが共演している。