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1950年に公開された「一ダースなら安くなる」の続編。 効率化の専門家だった亡き夫の研究を受け継いだ妻の奮闘を描く、監督ヘンリー・レヴィン、主演ジーン・クレイン、マーナ・ロイ、デブラ・パジェット、ジェフリー・ハンター、エドワード・アーノルド、ホーギー・カーマイケル、バーバラ・ベイツ他共演のコメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・レヴィン
製作:サミュエル・G・エンゲル
原作
”続 一ダースなら安くなる/Belles on Their Toes”
フランク・B・ギルブレスJr.
アーネスティン・ギルブレス・ケイリー
脚本
ヘンリー・エフロン
フィービー・エフロン
撮影:アーサー・E・アーリング
編集:ロバート・フリッチ
音楽:シリル・J・モックリッジ
出演
アン・ギルブレス:ジーン・クレイン
リリアン・モラー・ギルブレス博士:マーナ・ロイ
マーサ・ギルブレス:デブラ・パジェット
ボブ・グレイソン医師:ジェフリー・ハンター
サム・ハーパー:エドワード・アーノルド
トーマス・ジョージ・ブラッケン:ホーギー・カーマイケル
アーネスティン・ギルブレス:バーバラ・ベイツ
フランク・ギルブレスJr.:ロバート・アーサー
リオラ・シモンズ:ヴェルナ・フェルトン
学生:メリー・アンダース(クレジットなし)
ジャック・ギルブレス:テディ・ドライヴァー(クレジットなし)
フレッド・ギルブレス:ジミー・ハント(クレジットなし)
ウィリアム・ギルブレス:トミー・アイヴォ(クレジットなし)
ボブ・ギルブレス:ロディ・マッカスキル(クレジットなし)
アル・リンチ:マーティン・ミルナー(クレジットなし)
リリー・ギルブレス:キャロル・ニュージェント(クレジットなし)
ダン・ギルブレス:アンソニー・サイデス(クレジットなし)
ジェーン・ギルブレス:ティナ・トンプソン(クレジットなし)
フランク・バンカー・ギルブレス:クリフトン・ウェッブ(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1952年製作 89分
公開
北米:1952年5月2日
日本:未公開
製作費 $1,130,000
北米興行収入 $4,360,000
■ ストーリー ■
心理学者のリリアン・モラー・ギルブレス博士(マーナ・ロイ)は、長女アン(ジーン・クレイン)や次女アーネスティン(バーバラ・ベイツ)ら子供たちと共に、末っ子ジェーン(ティナ・トンプソン)の大学の卒業式に出席し、効率化の専門家だった亡き夫フランク・バンカー・ギルブレスのことを思い出す。
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フランクの死後リリアンは、生活苦の中で12人の子供たちを一人で育てなければならなくなるが、フランクの仕事を継ぐことを決める。
リリアンは、訪ねて来たいとこのリオラ・シモンズ(ヴェルナ・フェルトン)から、子供たちの何人かを引き取ることを提案されるものの、それを断る。
フランクが予定していたヨーロッパの講演旅行に出発するつもりのリリアンは、料理人兼雑用係のトーマス・ジョージ・ブラッケン(ホーギー・カーマイケル)と共に、子供たちをナンタケット島の別荘に向かわせる。
アンらは島で暮らし始め、アーネスティンは、大学生のアル・リンチ(マーティン・ミルナー)と惹かれ合うようになり婚約する。
リリアンは家族の元に戻り、講演旅行が成功しなかったことをアンに話し、別荘を貸す必要があったために、一家はモントクレアに戻る。
家族は、一緒に暮らすために節約する日々を送る。
ある日アンは、弟たちを連れて理髪店に向かい、その場に居たハンサムなボブ・グレイソン医師(ジェフリー・ハンター)と出会うものの、彼を理髪師だと思う。
ボブは、理髪師に扮してアンをからかい、そこに店主が戻り医師だとバレてしまうが、互いが気になる存在になる。
ある日、ハーパー・エレクトリック社のサム・ハーパー(エドワード・アーノルド)が、ギルブレス家を訪ねる。
リリアンと話をしたハーパーは、フランクが育てた優秀な人材を探していることを伝える。
フランクと共に研究していたリリアンは、自分が人材を育てる自信があることを伝えて、ハーパーに協力しようとする。
女性を見下すハーパーにリリアンは反論するが、彼はその提案に興味を示さずに立ち去る。
しかし、考えを変えたハーパーは、リリアンに2人の社員を教育することを頼む。
リリアンは、6人まで可能なので2人では非効率だと言ってハーパーを説得し、学校を始める準備をするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1950年に公開された「一ダースなら安くなる」の続編。
1950に発表された、フランク・B・ギルブレスJr.とアーネスティン・ギルブレス・ケイリーの著書”続 一ダースなら安くなる/Belles on Their Toes”を基に製作された作品。
スティーヴ・マーティン主演の「12人のパパ」(2003)はリメイクで、続編「12人のパパ2」(2005)も公開された。
「ジョルスン再び歌う」(1949)などのヘンリー・レヴィンが監督し、主演はマーナ・ロイ、ジーン・クレイン、デブラ・パジェット、ジェフリー・ハンター、エドワード・アーノルド、ホーギー・カーマイケル、バーバラ・ベイツなどが共演した作品。
効率化の専門家だった亡き夫の研究を受け継いだ妻の奮闘を描くコメディ。
主演のマーナ・ロイは、亡き夫フランク・バンカー・ギルブレスの研究を受け継ぎ奮闘する心理学者リリアン・モラー・ギルブレスを熱演している。
前作で12番目に誕生するのは息子のロバートだが、本作での末っ子は娘ジェーンであり(実際には彼女が末っ子)、彼女の大学の卒業式での母リリアン・モラー・ギルブレスの回想で物語は始まる。
家長フランク・バンカー・ギルブレスの急死により、生活苦となった家族の苦労がコミカルに描かれる内容であり、様々なエピソードが展開して、前作同様にまとまりがあり大いに楽しめる作品に仕上がっている。
家族の長女で、弟妹のために自分を犠牲にしながら恋を実らせるジーン・クレイン、その母親で、夫の研究を受け継ぎ奮闘するリリアン・モラー・ギルブレス博士のマーナ・ロイ、三女のデブラ・パジェット、アン(ジーン・クレイン)と惹かれ合う医師のジェフリー・ハンター、リリアンに協力を依頼する実業家のエドワード・アーノルド、ギルブレス家の料理人兼雑用係ホーギー・カーマイケル、次女アーネスティン・ギルブレスのバーバラ・ベイツ、息子フランク・ギルブレスJr.のロバート・アーサー、子供たちを養子に取ろうとするリリアンのいとこヴェルナ・フェルトン、学生のメリー・アンダース、リリアンの息子テディ・ドライヴァー、ジミー・ハント、トミー・アイヴォ、ロディ・マッカスキル、アーネスティン(バーバラ・ベイツ)のボーイフレンド、マーティン・ミルナー、リリアンの娘キャロル・ニュージェント、息子のアンソニー・サイデス、娘のティナ・トンプソン、そして、リリアンの亡き夫フランク・バンカー・ギルブレス役でクリフトン・ウェッブがラストに登場する。











