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青春一座 Babes in Arms (1939)

”バックヤード・ミュージカル”シリーズの1作目。
親の巡業に同行できない芸人の子供たちが公演を成功させようと奮闘する姿を描く、製作アーサー・フリード、監督バスビー・バークレー、主演ミッキー・ルーニージュディ・ガーランドチャールズ・ウィニンガーガイ・キビージューン・プレイザーグレイス・ヘイズベティ・ジェインズ他共演のミュージカル。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル

ジュディ・ガーランド / Judy Garland / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:バスビー・バークレー
製作:アーサー・フリード
原作
Babes in Arms
リチャード・ロジャース
ロレンツ・ハート
脚本
ジャック・マッゴーワン
ケイ・ヴァン・ライパー
撮影:レイ・ジューン
編集:フランク・サリバン
音楽
ジョージ・ストール
ジョージ・バスマン

出演
ミッキー・モラン:ミッキー・ルーニー
パッツィ・バートン:ジュディ・ガーランド
ジョー・モラン:チャールズ・ウィニンガー
ジョン・ブラック判事:ガイ・キビー
”ベイビー”ロザリー・エセックス:ジューン・プレイザー
フローリー・モラン:グレイス・ヘイズ
モリー・モラン:ベティ・ジェインズ
ドン・ブライス:ダグラス・マクファイル
ジェフ・スティール:ランド・ブルックス
ドディ・マーティン:レニ・リン
マーサ・スティール:マーガレット・ハミルトン
エセックス:ジョセフ・クレハン
マドックス:ヘンリー・ハル
ラリー・ランドール:チャールズ・D・ブラウン
ブライス:ジョージ・マッケイ
ショウ:ヘンリー・ロクモア
ブライス夫人:リラ・タイラー
シド:シドニー・ミラー

アメリカ 映画
配給 MGM
1939年製作 93分
公開
北米:1939年10月13日
日本:1948年6月8日
製作費 $748,000
北米興行収入 $3,335,000


アカデミー賞
第12回アカデミー賞
・ノミネート
主演男優賞(ミッキー・ルーニー
音楽賞


ストーリー
1921年。
ヴォードヴィリアンのジョー・モラン(チャールズ・ウィニンガー)は、ステージ上で、妻フローリー(グレイス・ヘイズ)が男の子を出産したことを発表する。
その後も、ヴォードヴィルの人気は続き、ジョーとフローリーは、各地のステージに上がる。
1928年にトーキー映画が公開され、ヴォードヴィルは衰退し、仕事がなくなったジョーとフローリーは、その後、路頭に迷う。
ジョーは、昔の演目で地方公演をすることを思いつき、親友のブライス(ジョージ・マッケイ)に相談する。
ジョーの息子ミッキー(ミッキー・ルーニー)は作曲に夢中で、自分の曲”Good Morning”をガールフレンドのパッツィ・バートン(ジュディ・ガーランド)と共に歌い、ラリー・ランドール(チャールズ・D・ブラウン)に売り込む。
ミッキーは、ランドールが曲を100ドルで買ってくれたために驚き、気を失ってしまう。
パッツィに感謝したミッキーは、音楽クラスの金のピンを彼女に渡してキスする。
ジョーの提案で仲間たちが集まり、地方公演を行うことになる。
子供たちは巡業に参加せずに留守番することになり、ミッキーは、100ドルの小切手を見せて両親を驚かせる。
自分たちの実力を見せようとしたミッキーは、オペラ歌手志望の妹モリー(ベティ・ジェインズ)とパッツィに”You Are My Lucky Star”や”Broadway Rhythm”などを歌わせる。
しかしジョーは、かつての全盛期の演目に相応しくない曲だと言って、子供たちの同行には反対する。
ショックを受けたミッキーは憤慨しながら、両親の一座が窮地に立っていることをパッツィらに話す。
ミッキーは、パッツィやドン・ブライス(ダグラス・マクファイル)らと共に”Babes in Arms”を歌いながら、子供たちだけで力を合わせ、一人前だということを証明しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
1937年にブロードウェイで上演された、リチャード・ロジャースロレンツ・ハートのミュージカル”Babes in Arms”を基に製作された作品。

少年少女が自分たちだけでショーを上演する内容の”バックヤード・ミュージカル”シリーズの1作目。

*”バックヤード・ミュージカル”
・「青春一座」(1939)
・「ストライク・アップ・ザ・バンド」(1940)
・「ブロードウェイ」(1941)

製作アーサー・フリード、監督バスビー・バークレー、主演はミッキー・ルーニージュディ・ガーランドチャールズ・ウィニンガーガイ・キビージューン・プレイザーグレイス・ヘイズベティ・ジェインズなどが共演した作品。

両親の巡業に同行できない子供たちが、自分たちだけで公演を成功させようと奮闘する姿を描くミュージカル。

第二次大戦が勃発した直後に公開された作品であり、ヨーロッパの混乱などまったく感じさせない内容の、あらゆる世代が楽しめる快作に仕上がっている。

第12回アカデミー賞では主演男優賞(ミッキー・ルーニー)、音楽賞にノミネートされた。

主演のミッキー・ルーニーは、小柄ながらパワフルな演技で、大人を含めて他を圧倒する熱演を見せ、子供たちだけで公演を成功させようとするリーダーを力強く演じている。

2か月前に「オズの魔法使」(1939)が公開されたばかりのジュディ・ガーランドは、MGMのドル箱黄金コンビであるミッキー・ルーニーと共に、主人公を支える少女役を演じ、見事な歌声を披露してくれる。

主人公の父親であるヴォードヴィリアンのチャールズ・ウィニンガー、その妻グレイス・ヘイズ、その娘でオペラ歌手志望のベティ・ジェインズ、主人公の行動を理解する判事のガイ・キビー、ショーに加わろうとする映画の子役ジューン・プレイザー、主人公に協力する青年ダグラス・マクファイルベティ・ジェインズの夫)、主人公と対立する少年ランド・ブルックス、そのおばで、主人公らを職業学校に入れようとする福祉委員長マーガレット・ハミルトン、主人公の協力者である少女レニ・リン、少年のシドニー・ミラー、映画の子役の父親ジョセフ・クレハン、ジョー(チャールズ・ウィニンガー)の旧友である興行主ヘンリー・ハル、ドン(ダグラス・マクファイル)の父親である芸人ジョージ・マッケイ、その妻リラ・タイラー、芸人のヘンリー・ロクモアなどが共演している。


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