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キング・オブ・マンハッタン Arbitrage (2012)

巨額損失を抱える大物投資家の追い詰められていく姿を描く、主演リチャード・ギアスーザン・サランドンティム・ロス他共演、監督ニコラス・ジャレッキーによるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:ニコラス・ジャレッキー

製作
ローラ・ビックフォード

ケヴィン・チューレン
ジャスティン・ナッピ
ロバート・サレルノ
脚本:ニコラス・ジャレッキー
撮影:ヨリック・ル・ソー
編集:ダグラス・クライズ
音楽:クリフ・マルティネス

出演
ロバート・ミラー:リチャード・ギア

エレン・ミラー:スーザン・サランドン
マイケル・ブライヤー刑事:ティム・ロス
ブルック・ミラー:ブリット・マーリング
ジュリー・コテ:レティシア・カスタ
ジミー・グラント:ネイト・パーカー
シド・フェルダー:スチュアート・マーゴリン
ギャヴィン・ブライアー:クリス・アイグマン
ジェームズ・メイフィールド:グレイドン・カーター
クリス・フォーグラー:ブルース・アルトマン

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート

2012年製作 100分
公開
北米:2012年9月14日
日本:2013年3月23日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $7,918,280
世界 $35,485,060


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
ヘッジ・ファンドを運営する大物ロバート・ミラー(リチャード・ギア)は、出張から戻った自宅で家族に迎えられ、60歳の誕生日を祝う。

妻のエレン(スーザン・サランドン)や娘のブルック(ブリット・マーリング)、そして家族全員に感謝したミラーだったが、ある悩みを抱えていた。

重役でもあるブルックに、なぜ会社を売るのかを問われたミラーは、家族との時間を増やしたいと答える。

会社に向かうとエレンに伝え外出したミラーは、愛人ジュリー・コテ(レティシア・カスタ)のアパートに向かい愛し合う。

ミラーとエレンの出資した、ギャラリーのオーナーのジュリーは展覧会の準備をしていた。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
ヘッジ・ファンドを運営する大物投資家のロバート・ミラーは、投資の失敗で巨額の損失をだす。
ミラーは、それを隠して事業は順調だと見せかけ、合併を計画する。
そんなミラーは、愛人のジュリーと別荘に向かおうとするが、事故を起こし彼女は死亡してしまう。
合併白紙の危機に、スキャンダルを避けようとするミラーは、元運転手の息子ジミーを現場に呼び偽装工作に協力させる。
その頃、事業を手伝う娘のブルックは帳簿の不明瞭な部分に気づき、ミラーが粉飾決算を指示していたことを知ってしまう。
それをブルックに問い詰められたミラーは、事故の捜査を始めた刑事ブライヤーにも疑われ窮地に立たされる・・・。
__________

人気スターのリチャード・ギアをはじめ、実力派ベテラン女優のスーザン・サランドンや個性派ティム・ロスの共演というキャスティングが注目の作品。

サスペンスと宣伝しているものの、そうとも言えない内容で、世の中の全てを金で牛耳ろうとする者の凋落、また、それを免れようとする姿を描く物語は珍しくもない。

しかし、”家族”が頻繁に強調される中で、主人公がそれを第一に考え、改心するのかと思いきや、あくまで世の中はそういうものだと割り切るところなどがなかなか興味深い。
ラストは”やはり?”という雰囲気では終わるが・・・。

主人公の行動や考えは短絡的であり、警察が捏造などしなくても、誰がどう見ても、事故の同乗者は明らかだと思える展開も今一だ。

それなりの雰囲気を出している、魅力的ではある主人公の投資家リチャード・ギア、その妻スーザン・サランドン、裏の手を使うところが彼らしいとも言える刑事ティム・ロス、主人公の娘ブリット・マーリング、主人公の愛人レティシア・カスタ、偽装工作に加担するネイト・パーカ、主人公の友人スチュアート・マーゴリン、主人公の部下クリス・アイグマン、合併相手グレイドン・カーターなどが共演している。


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