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喝采 Applause (1929)

落ち目のダンサーと娘の親子愛を描く、製作ウォルター・ウェンジャー、監督ルーベン・マムーリアン、主演ヘレン・モーガンジョーン・ピアーズ他共演のミュージカル・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ミュージカル)


スタッフ キャスト
監督:ルーベン・マムーリアン
製作
モンタ・ベル
ジェシー・L・ラスキー
ウォルター・ウェンジャー
原作:ベス・ブラウン
脚本:ギャレット・フォート
編集:ジョン・バスラー
撮影:ジョージ・フォルシー

出演
キティ・ダーリン:ヘレン・モーガン
エイプリル・ダーリン:ジョーン・ピアーズ
ヒッチ・ネルソン:フラー・メリッシュJr.
ジョー・キング:ジャック・キャメロン
トニー:ヘンリー・ワズワース
修道院長:ドロシー・カミング
スリムの兄:マック・グレイ
歌手:デヴィッド・ホルト

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1929年製作 80分
公開
北米:1930年1月4日
日本:1930年4月


ストーリー
ニューヨーク
バーレスク・ダンサーのキティ・ダーリン(ヘレン・モーガン)は、ショーを終えて、婚約者で道化師のジョー・キング(ジャック・キャメロン)と共に楽屋に向かう。
ジョーは、気分が悪いというキティのことを心配して医師を呼ぶ。
妊娠していたキティは女の子を出産し、ジョーやダンサーたちに祝福される。
数年後、成長したキティの娘エイプリルは、ダンスに興味を持つものの、ジョーは、ショービジネスの世界が子供が育つ環境に相応しくないと考える。
ジョーに説得されたキティは、エイプリルを修道院に預ける。
時は流れ、キティの人気に陰りが見え、彼女の酒の量が増えていた。
ジョーに先立たれたキティは、自分の稼ぎを当てにするコメディアンのヒッチ・ネルソン(フラー・メリッシュJr.)と暮らしていた。
ヒッチは、キティが長年にわたってエイプリルの教育費を負担してきたことを知り、成長した彼女を呼び戻すようキティに迫る。
世話になった修道院長(ドロシー・カミング)に感謝して別れを告げたエイプリルは、汽車でニューヨークに向かう。
現地に着いたエイプリルは、内気で世間知らずだったために戸惑いながら、エイプリルのショーに連れて行ってもらう。
男性向けの淫らなショーに驚いたエイプリルは、動揺しながら楽屋に向かい、キティとの再会を喜ぶ。
キティは、エイプリルに恥をかかせないようにヒッチと結婚する。
その後ヒッチは、キティが落ち目だということもあり、若くて美しいエイプリルを無理矢理ショービジネスの世界に引き込もうとする。
そんな時エイプリルは、親切な水兵トニー(ヘンリー・ワズワース)と知り合い、意気投合して明け方まで過ごし、結婚を決意するのだが・・・。


解説 評価 感想

製作ウォルター・ウェンジャー、監督ルーベン・マムーリアンヘレン・モーガンジョーン・ピアーズなどが共演した作品。

1920年代~1930年代に活躍し、1941年に41歳の若さで他界したヘレン・モーガンの主演作で、落ち目のバーレスク・ダンサーを見事に演じた彼女にとって最初のトーキー作品となった。

トーキー初期とは思えない、ほぼ完ぺきなサウンドシステムと、画期的なカメラワークや映像などが注目の作品。

2006年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

内気で世間知らずな少女から、様々のことを経験して新たな人生を見つける主人公の娘を好演するジョーン・ピアーズ、落ち目の主人公を見捨てて娘を利用し稼ごうとするコメディアンのフラー・メリッシュJr.、主人公の婚約者で道化師のジャック・キャメロン、エイプリル(ジョーン・ピアーズ)と愛し合うようになる水兵ヘンリー・ワズワース、エイプリルを預かる修道院長のドロシー・カミング、エイプリルを弟に劇場に案内させるマック・グレイ、歌手のデヴィッド・ホルトなどが共演している。


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