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KGBの殺し屋となった女が米ソ冷戦下でCIAとの攻防に巻き込まれる姿を描く、製作、監督、脚本リュック・ベッソン、主演サッシャ・ルス、ヘレン・ミレン、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィー他共演のアクション・スリラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：リュック・ベッソン
製作
マーク・シュミューガー
リュック・ベッソン
脚本：リュック・ベッソン
撮影：ティエリー・アルボガスト
編集：ジュリアン・レイ
音楽：エリック・セラ
出演
アナ・ポリアトヴァ：サッシャ・ルス
オルガ：ヘレン・ミレン
アレクサンダー”アレックス”チェンコフ：ルーク・エヴァンス
レナード・ミラー：キリアン・マーフィー
モード：レラ・アボヴァ
ぺーチャ：アレクサンドル・ペトロフ
ヴラド：ニキータ・パヴレンコ
ニカ：アナ・クリッパ
ジミー：アレクセイ・マスロドゥドフ
ワシリエフ：エリック・ゴードン
モサン：イヴァン・フラネク
サミー：ジャン＝バティスト・ピュシュ
アナに扮する女：ナースチャ・ステン
オレグ・フィレンコフ：アンドリュー・ハワード
フランス/アメリカ 映画
配給
Lionsgate（世界）
パテ（フランス）
2019年製作 119分
公開
フランス：2019年7月10日
北米：2019年6月21日
日本：2020年6月5日
製作費 €30,690,000
北米興行収入 $7,743,790
世界 $31,626,980
■ ストーリー ■
1985年、モスクワ。
KGBのワシリエフ長官（エリック・ゴードン）は、CIAの工作チーム全員を捕らえて抹殺する。
ラングレー、CIA本部。
チームの作戦指揮官レナード・ミラー（キリアン・マーフィー）は小包を受け取り、中身が工作員の生首だったために驚く。
1987年。
身寄りがなかったアナ・ポリアトヴァ（サッシャ・ルス）は、小悪人のペーチャ（アレクサンドル・ペトロフ）と知り合い同棲するが、虐げられた日々を送っていた。
事件を起こしたペーチャと共にアパートに戻ったアナは、その場にいたKGBのアレクサンダー”アレックス”チェンコフ（ルーク・エヴァンス）に暗殺者としてリクルートされる。
ペーチャは殺され、5年間で自由になれるという条件で引き受けるしかなかったアナは、基礎訓練を終えて、アレックスの上司オルガ（ヘレン・ミレン）に会い実戦に備える。
1990年、市場の売り子に扮したアナは、フランス人モデル・エージェントのサミー（ジャン＝バティスト・ピュシュ）にスカウトされパリに向かう。
同じモデルで同性愛者のモード（レラ・アボヴァ）と親しくなったアナは、忙しい日々を過ごす。
その後アナは、サミーのビジネスパートナーであるオレグ・フィレンコフ（アンドリュー・ハワード）を紹介され、交際を始める。
2か月後、ホテルのスイートルームに呼ばれたアナはオレグに会い、彼が武器商人であることを確認して射殺する。
オルガの指揮下で暗殺を続けるアナは、精神的に限界に達する。
ワシリエフにその件を訴えるものの、5年で自由にする約束は無視される。
KGBを去るには死を選ぶしかないと言うワシリエフに従うしかないアナは、仕方なく任務を続けるのだが・・・。
製作、監督、脚本リュック・ベッソン、主演サッシャ・ルス、ヘレン・ミレン、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィーなどが共演した作品。
KGBの殺し屋となった女が、米ソ冷戦下でCIAとの攻防に巻き込まれる姿を描くアクション・スリラー。
全体を通して正にリュック・ベッソン作品らしい内容であり、モデルを殺し屋役に起用して難あり・・・と思わせない彼の演出手腕は注目だ。
貧乏学生風に登場する主人公はモデルとなるが、実は殺し屋だったという序盤、そしてそれに至る過去が描かれ、また前後したりもする展開で進行しながらその正体が明らかになる、リュック・ベッソンの脚本もなかなか興味深い。
女版”ジョン・ウィック”的な、凄まじいアクションとその殺し屋としてのスキルを見せるサッシャ・ルスの体を張った熱演は見ものだ。
主人公をバックアップする役柄として、癖のある作戦指揮官ヘレン・ミレン、主人公をリクルートして愛し合うようになるルーク・エヴァンス、主人公を利用しながら愛し合うCIAを演ずるキリアン・マーフィーら豪華競演も見逃せない。
主人公と付き合う同僚モデルのレラ・アボヴァ、KGB以前の主人公の恋人で小悪党のアレクサンドル・ペトロフ、KGB長官のエリック・ゴードン、主人公をスカウトするモデル・エージェントのジャン＝バティスト・ピュシュ、そのビジネスパートナーで武器商人のアンドリュー・ハワード、ホテルでアナに扮する女ナースチャ・ステン他、イヴァン・フラネクなどが共演している。
