戦場で親友となった男女3人が権力が関わる陰謀に巻き込まれる姿を描く、製作、監督、脚本デヴィッド・O・ラッセル、主演クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、アンドレア・ライズボロー、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ロック、マティアス・スーナールツ、マイケル・シャノン、マイク・マイヤーズ、テイラー・スウィフト、ティモシー・オリファント、ゾーイ・サルダナ、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロ、エド・ベグリーJr.他共演のコメディ・ドラマ。 |
・マーゴット・ロビー / Margot Robbie / Pinterest
・アニャ・テイラー=ジョイ / Anya Taylor-Joy / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・O・ラッセル
製作
アーノン・ミルチャン
マシュー・バドマン
アンソニー・カタガス
デヴィッド・O・ラッセル
クリスチャン・ベール
製作総指揮
ヤリフ・ミルチャン
マイケル・シェイファー
サム・ハンソン
アデル“フューチャー”ヌア
脚本:デヴィッド・O・ラッセル
撮影:エマニュエル・ルベツキ
編集:ジェイ・キャシディ
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演
バート・ベレンゼン:クリスチャン・ベール
ヴァレリー・ヴォーズ/バンデンバーグ:マーゴット・ロビー
ハロルド・ウッドマン:ジョン・デヴィッド・ワシントン
ベアトリス・ファンデンフーヴェル:アンドレア・ライズボロー
リビー・ヴォーズ:アニャ・テイラー=ジョイ
ミルトン・キング:クリス・ロック
レム・ゲトワイラー刑事:マティアス・スーナールツ
ヘンリー・ノークロス:マイケル・シャノン
ポール・カンタベリー:マイク・マイヤーズ
エリザベス・ミーキンズ:テイラー・スウィフト
タリーム・ミルファックス:ティモシー・オリファント
イルマ・セントクレア:ゾーイ・サルダナ
トム・ヴォーズ:ラミ・マレック
ギル・ディレンベック将軍:ロバート・デ・ニーロ
ビル・ミーキンズ将軍:エド・ベグリーJr.
ディレンベック夫人:ベス・グラント
オーガスタス・ヴァンデンフーベル:ケイシー・ビッグス
エヴァ・オット:コリーン・キャンプ
ミスター・ネヴィンズ:リーランド・オーサー
ベルポート:トム・アーウィン
アルヴェリア・ヴァンデンフーベル:デイ・ヤング
マクガイア:クリストファー・ゲールマン
ヒルツ刑事:アレッサンドロ・ニヴォラ
アメリカ 映画
配給
20世紀FOX(北米)
ブエナビスタ(世界)
2022年製作 134分
公開
北米:2022年10月7日
日本:2022年10月28日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $14,947,970
世界 $31,245,810
■ ストーリー ■
1933年、ニューヨーク。
退役軍人を対象とした診療所を運営するバート・ベレンゼン(クリスチャン・ベール)は、新薬を使った奇抜な治療を行っていた。
ある日バートは、戦友で親友の弁護士ハロルド・ウッドマン(ジョン・デヴィッド・ワシントン)に呼ばれ、戦地での司令官だった尊敬するビル・ミーキンズ将軍(エド・ベグリーJr.)の娘エリザベス(テイラー・スウィフト)を紹介される。
ミーキンズが亡くなったことを知ったバートは驚き、父の自然死を信じないエリザベスから、死因を調べるために解剖を依頼される。
ミーキンズに恩があるバートはそれを引き受け、ハロルドと同じ戦友のミルトン・キング(クリス・ロック)と共に遺体を運ぶ。
バートは、知人である検視官イルマ・セントクレア(ゾーイ・サルダナ)の協力を得て解剖を行い、その結果、ミーキンズの胃の中の毒物を確認する。
その後バートとハロルドは、待ち合わせたエリザベスに解剖の結果を伝える。
エリザベスは、父が危険な何かを知り、それを公表しようとしたために殺されたと2人に話す。
エリザベスは、監視していた殺し屋タリーム・ミルファックス(ティモシー・オリファント)に道路に突き飛ばされ、車に轢かれて死亡する。
バートとハロルドは、タリームの証言で犯人として疑われ、その場から逃走する。
1918年、ニューヨーク。
バートは、妻ベアトリス・ファンデンフーヴェル(アンドレア・ライズボロー)と彼女の父で医師のオーガスタス(ケイシー・ビッグス)と妻アルヴェリア(デイ・ヤング)の指示で、第一次世界大戦に従軍する。
フランス。
バートは、ミーキンズ司令官の部隊で、アフリカ系アメリカ人の兵士ハロルドやミルトンと友人になる。
戦闘で負傷したバートは右目を失い、同じく重傷のハロルドと共に、看護師ヴァレリー・バンデンバーグ(マーゴット・ロビー)に看護され、やがて回復する。
終戦となり、ハロルドとヴァレリーは惹かれ合うようになる。
ハロルドとバートは、ヴァレリーが負傷兵の傷口から取り出した破片で芸術品を作ることを知り、風変わりな彼女と親交を深める。
3人はアムステルダムに向かい、一緒に暮らすようになる。
バートは、ヴァレリーの知人で義眼の製造者ポール・カンタベリー/MI6の情報員(マイク・マイヤーズ)とパートナーのヘンリー・ノークロス/アメリカ海軍情報部(マイケル・シャノン)を紹介され、右目に義眼を入れる。
その後、バートはベアトリスが恋しくなり、フランクとヴァレリーに引き止められるもののニューヨークに戻る。
1919年、ニューヨーク。
退役軍人の面倒をみるバートは、その件で義父オーガスタスと対立し、独立して診療所を開設する。
その後、鎮静剤などの乱用でバートが逮捕されてしまい、それを知ったハロルドは、彼や退役軍人を助けるために弁護士になりたいという夢もあり、それを理解してくれたヴァレリーが姿を消した後にニューヨークに向かう。
ハロルドは弁護士となり、バートに協力して10年以上を過ごす。
バートは、ハロルドと共にベアトリスの元に向かい、エリザベスが接触した人物が”ヴォーズ”だということが分かる。
バートとハロルドは、その場に現れた退役軍人の刑事レム・ゲトワイラー刑事(マティアス・スーナールツ)とヒルツ刑事(アレッサンドロ・ニヴォラ)に事件のことを話し、その件を追及されるものの何とかやり過ごしてヴォーズ邸に向かう。
家主トム・ヴォーズ(ラミ・マレック)の妻リビー(アニャ・テイラー=ジョイ)に迎えられたバートとハロルドは、その場にトムの妹だったヴァレリーがいたために驚く。
バートとハロルドは、ヴァレリーがエリザベスに自分たちを紹介したことと、彼女が神経疾患とてんかんを患っていることを知る。
トムと話をしたバートとハロルドは、ミーキンズと同じ退役軍人であるギル・ディレンベック少将(ロバート・デ・ニーロ)が何かを知っていると言われ、何とか彼に会おうとするのだが・・・。
1933年、スメドリー バトラー少将に政権を握らせ、フランクリン・D・ルーズベルト大統領の政府を打倒しようとする陰謀”ビジネス・プロット”を基に製作された作品。
デヴィッド・O・ラッセルが製作と脚本を兼ねて監督し、主演はクリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、アンドレア・ライズボロー、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ロック、マティアス・スーナールツ、マイケル・シャノン、マイク・マイヤーズ、テイラー・スウィフト、ティモシー・オリファント、ゾーイ・サルダナ、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロ、エド・ベグリーJr.などが共演した作品。
戦場で親友となった男女3人が、権力が関わる陰謀に巻き込まれる姿を描くコメディ・ドラマ。
豪華スター競演、その各個性を生かしスリラータッチでも描く、デヴィッド・O・ラッセルの丁寧な演出が見どころの作品ではあるが、やや中だるみする内容など賛否が分かれた。
批評家には酷評された本作は、北米興行収入約1500万ドル、全世界でも約3100万ドルに終わり、8000万ドルの製作費を回収するどころか、約1億ドルの損失を出してしまった興行的には大失敗作。
退役軍人のための診療所を運営しながら、国家を揺るがす陰謀に巻き込まれる医師クリスチャン・ベール、彼と戦場で知り合い親交を深める看護師だった女性を怪演するマーゴット・ロビー、主人公と共に彼女と親交を深め愛し合うようになる弁護士ジョン・デヴィッド・ワシントン、主人公の妻アンドレア・ライズボロー、陰謀に関わるヴァレリーの兄ラミ・マレックの妻アニャ・テイラー=ジョイ、主人公らの戦友クリス・ロック、退役軍人であり主人公に世話になる刑事マティアス・スーナールツ、その同僚アレッサンドロ・ニヴォラ、義眼製造者を装いながら陰謀を阻止しようとするアメリカ海軍情報部のマイケル・シャノン、その同僚でMI6の情報員マイク・マイヤーズ、主人公らの上官である将軍エド・ベグリーJr.の娘テイラー・スウィフト、彼女を殺害する殺し屋ティモシー・オリファント、主人公と惹かれ合う検死官ゾーイ・サルダナ、陰謀に巻き込まれる、退役軍人を支援する将軍ロバート・デ・ニーロ、その妻ベス・グラント、主人公の義父である医師ケイシー・ビッグス、その妻デイ・ヤング、主人公の秘書コリーン・キャンプ、陰謀に関わる財界の大物リーランド・オーサー、トム・アーウィンなどが共演している。