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ルーク・ショートの連載ストーリー”Ambush”（1948）を基に製作された作品。 アパッチに連れ去られた女性の捜索のために騎兵隊に協力するスカウトの活躍を描く、監督サム・ウッド（遺作）、主演ロバート・テイラー、ジョン・ホディアク、アーレン・ダール、ドン・テイラー、ジーン・ヘイゲン他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督：サム・ウッド
製作
アーマンド・ドイッチ
サム・ウッド
原作：ルーク・ショート”Ambush”
脚本：マーガリット・ロバーツ
撮影：ハロルド・リップスタイン
編集：ベン・ルイス
音楽：ルドルフ・Ｇ・コップ
出演
ウォード・キンズマン：ロバート・テイラー
ベン・ロリソン大尉：ジョン・ホディアク
アン・デュヴェラル：アーレン・ダール
ライナス・デレイニー中尉：ドン・テイラー
マーサ・コノヴァン：ジーン・ヘイゲン
トム・コノヴァン：ブルース・コーリング
ブレヴァリー少佐：レオン・エイムズ
フランク・ホリー：ジョン・マッキンタイア
マック軍曹：パット・モリアリティ
ディアブリト：チャールズ・スティーヴンス
タナ：チーフ・サンダークラウド
ウォルバーソン大尉：レイ・ティール
ストロー中尉：ロビン・ショート
トレメイン中尉：リチャード・ベイリー
アメリカ 映画
配給 MGM
1950年製作 89分
公開
北米：1950年1月13日
日本：1951年7月10日
製作費 $1,754,000
北米興行収入 $2,108,000
世界 $3,215,000
■ ストーリー ■
1878年。
探鉱者兼スカウトのウォード・キンズマン（ロバート・テイラー）は、同僚のフランク・ホリー（ジョン・マッキンタイア）と共に騎兵隊の砦に向かう。
砦の司令官ブレヴァリー少佐（レオン・エイムズ）指揮下の部隊は、アパッチに連れ去られた将軍の娘メアリー・カーライルの捜索を行うことになる。
ベン・ロリソン大尉（ジョン・ホディアク）は、メアリーの妹アン・デュヴェラル（アーレン・ダール）と惹かれ合っていた。
ロリソンの部下ライナス・デレイニー中尉（ドン・テイラー）は、兵士のトム・コノヴァン（ブルース・コーリング）に虐げられる日々を送る妻マーサ（ジーン・ヘイゲン）と不倫関係にあった。
キンズマンとホリーは、ロリソンが指揮するメアリーの捜索部隊に加わる。
マーサとデレイニーの関係に気づいたコノヴァンは、泥酔状態でブレヴァリーに呼び止められ、農具で彼の腹部を刺してしまう。
野営するアパッチを襲ったロリソンらだったが、メアリーの姿はなく、戦士のタナ（チーフ・サンダークラウド）らを捕虜にする。
メアリーが、アパッチのリーダーであるディアブリト（チャールズ・スティーヴンス）に連れ去られたことが分かる。
砦の事件を知ったロリソンは部隊と共に戻り、手当てを受けたブレヴァリーから司令官代理を命ぜられる。
キンズマンは、デレイニーとコノヴァンの件や、アンが自分に惹かれていることなどを気にし、ロリソンと対立する。
その後、キンズマンはタナを同行させて、部隊と共に本格的なメアリーの捜索を始めるのだが・・・。
”サタデー・イブニング・ポスト”に掲載されたルーク・ショートの連載ストーリーを基に、監督サム・ウッド、ロバート・テイラー、ジョン・ホディアク、アーレン・ダール、ドン・テイラー、ジーン・ヘイゲンらが共演した作品。
本作は、数々の名作を残したサム・ウッドの遺作となり、彼が亡くなった4か月後に公開された。
また、1950年代に入り、MGMが最初に製作した作品としても知られている。
アパッチに連れ去られた女性の捜索のために、騎兵隊に協力するスカウトの活躍を描く西部劇。
アパッチとの戦いや捜索を単純に描く作品ではなく、騎兵隊内部の人間関係のトラブルなども描かれた内容が興味深い。
主演のロバート・テイラーは、40歳手前にして風格があり、騎兵隊に協力するスカウトを魅力的に演じている。
部隊を指揮する大尉で、司令官の負傷で代理も務めるジョン・ホディアク、その恋人であり、姉をアパッチに連れ去られた女性を演じる、美しさ際立つアーレン・ダール、部隊の中尉で主人公と共に活躍するドン・テイラー、彼と不倫関係にあるジーン・ヘイゲン、その夫ブルース・コーリング、砦の司令官である少佐レオン・エイムズ、主人公の相棒ジョン・マッキンタイア、アパッチのリーダー、チャールズ・スティーヴンス、主人公らに捕らえられるアパッチのチーフ・サンダークラウド、軍曹のパット・モリアリティ、大尉のレイ・ティール、中尉のロビン・ショートとリチャード・ベイリーなどが共演している。
