1947年公開のヘンリー・コスター監督作品でケーリー・グラント主演「気まぐれ天使」のリメイク。 教会の窮地を救うために神から派遣された男と牧師家族との交流を描く、監督ペニー・マーシャル、主演デンゼル・ワシントン、ホイットニー・ヒューストン、コートニー・B・ヴァンス、グレゴリー・ハインズ、ライオネル・リッチー他共演のハートウォーミング・コメディ。 |
・デンゼル・ワシントン / Denzel Washington 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ペニー・マーシャル
製作:デブラ・マーティン・チェイス
原作:ロバート・ネイサン
脚本
ロバート・E・シャーウッド(オリジナル脚本)
レオナルド・ベルコヴィッチ
ナット・モールディン
アラン・スコット
撮影:ミロスラフ・オンドリチェク
編集:ジョージ・ボウワーズ
音楽:ハンス・ジマー
出演
デンゼル・ワシントン:ダドリー
ホイットニー・ヒューストン:ジュリア・ビッグス
コートニー・B・ヴァンス:ヘンリー・ビッグス牧師
グレゴリー・ハインズ:ジョー・ハミルトン
ジェニファー・ルイス:マーガレット・コールマン
ロレッタ・デヴァイン:ベヴァリー
ジャスティン・ピエール・エドムンド:ジェレマイア・ビッグス
ライオネル・リッチー:ブリスロー
ポール・ベイツ:ソウル
レックス・モンソン:オスバート
ダーヴェル・デイヴィスJr.:ハキム
ウィリアム・ジェイムス・スティガーズJr.:ビリー・エルドリッジ
マルセラ・ローリー:アンナ・エルドリッジ
シシー・ヒューストン:ハヴァーガル夫人
アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ
1996年製作 123分
公開
北米:1996年12月13日
日本:1996年12月21日
北米興行収入 $48,093,210
■ アカデミー賞 ■
第69回アカデミー賞
・ノミネート
作曲賞(ミュージカル/コメディ)
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
経営難に悩む、聖マタイ教会のヘンリー・ビッグス牧師(コートニー・B・ヴァンス)は、ゴスペル・シンガーで美しい妻ジュリア(ホイットニー・ヒューストン)と5歳の息子ジェレマイア(ジャスティン・ピエール・エドムンド)とで慎ましい暮らしを送っていた。
クリスマスが近づき、教会経営に行き詰ったヘンリーは、ただ神に祈るしかなかった。
そんな時、家の外で雪遊びをしていたジェレマイアと友達のハキム(ダーヴェル・デイヴィスJr.)の前に、奇妙な男が現れる。
その男ダドリー(デンゼル・ワシントン)は、ヘンリーに神から使わされたと伝えるが、それを信じてもらえない。
車のエンジンがかからず、神頼みをしたヘンリーの元に、再びダドリーが現れ、彼は自分を天使だと言い張る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
牧師ヘンリー・ビッグスは、ゴスペル・シンガーの美しい妻ジュリアと5歳の息子ジェレマイアとで慎ましい生活を送っていた。
教会は経営難で、しかもそれにつけこまれて、開発業者に立ち退きを要求されていた。
そんな時、一家の前に、神の使いだという男ダドリーが現れる。
ヘンリーらの窮地を救うために、神から派遣されたというダドリーだったが、それを全く信じてもらえない。
しかしヘンリーは、根気よく自分の使命を伝えるダドリーと握手を交わした瞬間、何かを感じるのだった・・・。
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ロマンチックな雰囲気を漂わせながら、ペニー・マーシャルが描く下町人情ドラマではあるが、歌手として頂点を極めていたホイットニー・ヒューストンの歌なども存分に楽しめる、娯楽作に仕上がっている。
第69回アカデミー賞では、ハンス・ジマーが作曲賞(ミュージカル/コメディ)にノミネートされた。
演技派として、着実にキャリアを築いていたデンゼル・ワシントンは、牧師一家の存在を邪魔することなく、控えめな演技で主人公の天使を演ずる。
表情や仕草だけでも観客を唸らせる見事な表現力を見せてはくれるが、人情味のある天使役では、なんとなく物足りなさを感じてしまうところが、また彼らしいとも言える。
献身的な牧師の妻を好演するホイットニー・ヒューストン、教区の信者のために奔走し、妻や息子への愛が疎かになってしまう牧師コートニー・B・ヴァンス、教区の土地を乗っ取ろうとする開発業者グレゴリー・ハインズ、牧師の義母ジェニファー・ルイス、秘書ロレッタ・デヴァイン、息子ジャスティン・ピエール・エドムンド、クラブのバンドマン、ライオネル・リッチー、H・ヒューストンの実母シシー・ヒューストンも聖歌隊のメンバーで出演している。