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ダークマン Darkman (1990)

その後「スパイダーマン」シリーズに大抜擢される撮影当時弱冠30歳のサム・ライミ原作、監督、脚本によるアクション。
主演リーアム・ニーソンフランシス・マクドーマンドラリー・ドレイク共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

フランシス・マクドーマンド / Frances McDormand / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:サム・ライミ

製作:ロバート・タパート
脚本
チャック・ファーラー

サム・ライミ
アイヴァン・ライミ
ダニエル・ゴールディン
ジョシュア・ゴールディン
撮影:ビル・ポープ
編集:デヴィッド・スティーヴン

音楽:ダニー・エルフマン

出演
ペイトン・ウェストレイク/ダークマン:リーアム・ニーソン

ジュリー・ヘイスティングス:フランシス・マクドーマンド
ロバート・G・デュラン:ラリー・ドレイク
ルイス・ストラックJr.:コリン・フリールズ
ポーリー:ニコラス・ワース
リック:テッド・ライミ
エディー・ブラック:ジェシー・ローレンス・ファーガソン
ヤナギモト:ネルソン・マシタ
ヘイスティングスが扮する男:ブルース・キャンベル

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1990年製作 95分
公開
北米:1990年8月24日
日本:1991年3月
製作費 $16,000,000
北米興行収入 $33,878,500
世界 $48,878,500


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
人工皮膚の研究を進める科学者ペイトン・ウェストレイク(リーアム・ニーソン)は、 その合成には成功するものの99分しか持たないという結果に頭を悩ます。

しかし、必ずそれが解決できると信じていたウェストレイクは、同棲している恋人で弁護士ジュリー・ヘイスティングス(フランシス・マクドーマンド)にプロポーズするが、 多忙な彼女は答えを先延ばしにしてしまう。

ジュリーは、土地開発業者ルイス・ストラックJr.(コリン・フリールズ)の収賄に絡む書類を、 開発区域の土地に目を付けている麻薬組織のロバート・G・デュラン(ラリー・ドレイク)が狙っていることを知る。

その頃ウェストレイクは、暗闇の中でなら、人工皮膚が99分以上持ちこたえることを突き止める。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
科学者ウェストレイクは、人工皮膚の研究を進めていたが、ある事件に巻き込まれて、研究所ごと爆破される。
ウェストレイクは、全身に火傷を負い、醜い姿となり、弁護士である恋人ジュリーに近づくことも出来ず絶望してしまう。
しかし、残った機材で、犯人達の皮膚を合成したウェストレイクは、彼らを罠にはめて復讐していく。
その後、自分の皮膚も再生に成功しジュリーに再会したウェストレイクだったが、驚異的なパワーを秘めた体の変化に気づく。
そしてウェストレイクは、ジュリーの命を奪おうとする、事件の黒幕で土地開発業者ストラックと対決することになる・・・。
__________

多くの変装のトリックやアクションもまとまりがあり、事件を大事にしていくヒーローもの独特の、いかにもご都合主義的なストーリーながら、サム・ライミのシャープな演出により、痛快な仕上がりを見せている作品。

”超能力”のような図抜けたパワーを誇示するヒーローではなく、どことなく悲しげな内に秘めた力強さが、大柄ではあるがアクション派ではないリーアム・ニーソンのイメージに合っている。

軽快な音楽はダニー・エルフマンが担当して、ラストで、主人公が扮する男で登場する、サム・ライミの親友である彼の作品の常連ブルース・キャンベルも登場する。

その後、実力派スタートして才能を開花させるリーアム・ニーソンは、長身を生かし、体を張ったスケールの大きな演技でアクションをこなしている。
続編ができそうな雰囲気で終わり、主人公の活躍を再び見たいという余韻を残す。
*劇場未公開版として、その後、続編2作がビデオ化された。

既に「ミシシッピー・バーニング」(1988)でアカデミー助演賞候補になり、演技派として高い評価を受けた頃のフランシス・マクドーマンドの敏腕弁護士役も、上記リーアム・ニーソンと共に今見ると実に新鮮だ。

麻薬組織のボスで殺し屋のラリー・ドレイク、その手下のニコラス・ワースサム・ライミの実弟テッド・ライミ、彼らを操る悪の黒幕役のコリン・フリールズ、冒頭で殺される悪党役のジェシー・ローレンス・ファーガソン、主人公の助手役のネルソン・マシタ等が共演している。


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