原作、製作、監督を兼ねるロン・ハワードが、自分のルーツと生まれ育ったオクラホマに思いを込めた作品。 主演トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、トーマス・ギブソン、ロバート・プロスキー他共演のアドベンチャー・ロマン大作。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ロン・ハワード
製作
ブライアン・グレイザー
ロン・ハワード
原作
ロン・ハワード
ボブ・ドルマン
撮影:ミカエル・サロモン
編集
マイケル・ヒル
ダニエル・P・ハンリー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
主題歌:エンヤ”BOOK OF DAYS”
出演
ジョセフ・ドネリー:トム・クルーズ
シャノン・クリスティー:ニコール・キッドマン
スティーブン・チェイス:トーマス・ギブソン
ダニエル・クリスティー:ロバート・プロスキー
ノーラ・クリスティー:バーバラ・バブコック
マイク・ケリー:コルム・ミーニイ
パディ:ジャレッド・ハリス
ダンティー・ダフ:シリル・キューザック
モリー・ケイ:アイリーン・ポロック
フリン:クリント・ハワード
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1992年製作 140分
公開
北米:1992年5月22日
日本:1992年7月
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $58,883,800
世界 $137,783,800
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1892年、アイルランド西部。
貧困に喘ぐ農民達は、地主に対し反抗を始めた。
騒ぎを起こした農民の中で、ジョセフ・ドネリー(トム・クルーズ)の父は傷を負い、人とは違った考えを持つ息子に、土地を手に入れることを言い残し息を引き取る。
父親の葬儀の日、地主ダニエル・クリスティー(ロバート・プロスキー)の財産管理人スティーブン・チェイス(トーマスギブソン)から地代を催促されたジョセフは、家を焼かれてしまう。
ついに、ジョセフは銃を手に復讐を決意し、クリスティーの元に向かう。
途中、偶然にも酒場でクリスティーに出合ったジョセフは、意外にも、彼が気さくな人物だと知るが後を追って殺そうとする。
結局は、それを果たせなかったジョセフは、クリスティーの大邸宅にたどり着き、厩舎に忍び込み一夜を過ごす。
それをクリスティーの娘シャノン(ニコール・キッドマン)に見つかったジョセフは、彼女に傷つけられてしまう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
アイルランドの貧しい農民の息子ジョセフ・ドネリーは、父親を亡くした上に地主であるクリスティーに地代の支払いを迫られ、家まで焼かれてしまう。
怒りを抑えきれないジョセフは、クリスティーに復讐を誓うが失敗し、逆に傷を負い屋敷に監禁されてしまう。
クリスティーの娘シャノンから、アメリカの土地を提供されるという、レースの話を聞き誘われたジョセフは、彼女と二人でボストンに向かうことになる。
ボストンで金品を奪われ、苦難の生活を送ったジョセフとシャノンは、次第に惹かれ合っていく。
その後、ある事件で負傷したシャノンを助けるために、後を追って来たクリスティーに彼女を託して、ジョセフは姿を消す。
時は流れ、ジョセフとシャノンは、お互いを意識しながら、互いにオクラホマの土地を目指すことになる・・・。
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なんと言っても話題は、結婚したばかりのトム・クルーズとニコール・キッドマンの共演、世界初の”スーパー・パナビジョン70ミリ方式”での撮影などが注目された作品。
その新方式を生かした、アイルランドやアメリカの大地他の、雄大な映像は見応えがある。
北米での興行成績の期待は外れの約5900万ドル、全世界では約1億3800万ドルに迫るまずまずのヒットとなった。
随所にユーモアも交えた、ロン・ハワードの演出は飽きることはないが、鍛え上げられた肉体は逞しいものの、いかにスターであっても、小柄なトム・クルーズのイメージが、スケールの大きな映像にマッチしない感じで、期待が大きかった作品だけに、やや物足りない気もする。
巨匠ジョン・ウィリアムズの音楽も、意外なほど印象に残らない。
主演のトム・クルーズとニコール・キッドマンは、おしどり夫婦として息の合ったところを見せてくれる。
貧しい農民にはあまり見えないトム・クルーズが、ワイルドな雰囲気を出すために努力しているのは感じられて、20代半ばのニコール・キッドマンは、美しさが際立っている。
地主の財産管理人トーマス・ギブソン、恨まれるほど悪人には描かれていない、大地主役のロバート・プロスキー、その妻役のバーバラ・バブコック、ボストンの顔役コルム・ミーニイ、ロン・ハワードの弟クリント・ハワード等も共演している。