大ヒットしたロマンチック・コメディの快作「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001)の続編。 30代の孤独な女性が悪戦苦闘の末ようやくパートナーを見つけるまでを描く、主演レネー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジム・ブロードベント共演、監督ビーバン・キドロン。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ビーバン・キドロン
製作総指揮:ヘレン・フィールディング
製作
ティム・ビーヴァン
ジョナサン・カヴェンディッシュ
エリック・フェルナー
原作:ヘレン・フィールディング
脚本
ヘレン・フィールディング
アンドリュー・デイヴィス
リチャード・カーティス
アダム・ブルックス
撮影:エイドリアン・ビドル
編集:グレッグ・ヘイデン
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演
レネー・ゼルウィガー:ブリジット・ジョーンズ
コリン・ファース:マーク・ダーシー
ヒュー・グラント:ダニエル・クリーヴァー
ジェマ・ジョーンズ:パメラ・ジョーンズ
ジム・ブロードベント:コリン・ジョーンズ
ジェームズ・フォークナー:ジェフリー
セリア・イムリー:ウナ・アルコンブリー
ジャシンダ・バレット:レベッカ・ギリース
シャーリー・ヘンダーソン:ジュード
サリー・フィリップス:シャザ
ジェームズ・キャリス:トム
ニール・ピアソン:リチャード・フィンチ
イギリス 映画
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ(世界)
ミラマックス(北米)
2004年製作 107分
公開
イギリス:2004年11月12日
北米:2004年11月12日
日本:2005年3月19日
製作費 $70,000,000
北米興行収入 $40,203,020
世界 $262,520,720
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
新年を迎えて、実家のパーティーに招かれたブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィガー)は、今年は、恋人の弁護士マーク・ダーシー(コリン・ファース)と一緒だった。
しかし、テレビ記者のブリジットは、相変わらずドジな行動を繰り返す日々を送っていた。
ブリジットの親友ジュード(シャーリー・ヘンダーソン)、トム(ジェームズ・キャリス)、シャザ(サリー・フィリップス)達は、彼女が幸せを掴んだ途端に、マークの浮気を警戒するよう忠告する。
残業のはずのマークが、レベッカ・ギリース(ジャシンダ・バレット)という女性といると知ったブリジットは、彼の家に偵察に向かう。
ブリジットは、その場に女性がいることを知り憤慨するが、それが弁護士仲間との会合だと分かり、誤解が解けて、彼との幸せを実感する。
そんな時、テレビ番組司会者に転身した”浮気男”ダニエル・クリーヴァー(ヒュー・グラント)がブリジットの前に現れ、未だ彼女に未練があるような、思わせぶりな態度をとる。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001)
・「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」(2004)
・「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」(2016)
*(簡略ストー リー)
TV記者のブリジット・ジョーンズは、弁護士の恋人マーク・ダーシーとの幸せな日々を送るものの、相変わらず、ドジな行動を繰り返す毎日だった。
ブリジットは、友人から、マークの浮気を警戒するよう忠告されたりもしていた。
同じ頃、テレビ番組司会者に転身した”浮気男”ダニエル・クリーヴァーがブリジットの前に現れ、未だに未練のあるような態度見せる。
弁護士協会のパーティに、意気込んで出席したブリジットは、マークに寄り添う同僚レベッカが気になり、大恥をかき、彼と仲違いしてしまう。
しかし、二人はお互いのとった態度を後悔して愛を確かめる。
その後ブリジットは、妊娠している希望も消えて、マークは両家の両親の前で、まだ結婚する意思がないことを宣言してしまう。
それを気にしたブリジットは、マークの元を去り、孤独な生活に戻る。
そんな時ブリジットは、ダニエルとタイへ共同取材に行くことになるのだが・・・。
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1999年に発表された、イギリスの作家ヘレン・フィールディングの同名小説のを基に製作された作品。
まず、意味不明な長い副題が気になるが、ついにつかんだ幸せとパートナーを、疑ったり寄りを戻したり、お互いの浮気疑惑と被害妄想やらで、前作を上回る大騒動が展開され、大いに笑わせてくれる。
前作の3倍近くになった製作費にも拘らず、北米での人気は低迷し、約4000万ドルに留まった興行収入だが、全世界では約2億6300万ドルで、前作と同等のヒットとなった。
前作のストーリー直後の設定ではあるが、主人公のレネー・ゼルウィガーは、一回り太った姿で登場して、重そうな体の彼女の仕草がまた可笑しい。
しかし、前作にはあった可愛らしさもなくなり、太り過ぎでグロテスクに見えなくもない。
浮気や不倫を、まるでスポーツのように楽しむ男ヒュー・グラントは、相変わらず発するセリフの面白さは抜群で、いつまでたってもぶっきら棒で、自発性のない、愛情表現が下手なコリン・ファースも、前作に続き好演している。
活躍が減ってしまったのが残念な、主人公の両親ジム・ブロードベントとジェマ・ジョーンズ、主人公のおじジェームズ・フォークナー、その妻セリア・イムリー、非の打ち所のないマーク(C・ファース)の同僚ジャシンダ・バレットが、同性愛者だったというオチには驚かされた。
主人公の親友シャーリー・ヘンダーソン、サリー・フィリップス、ジェームズ・キャリスなども前作に続き登場する。