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夏の嵐 Summer Storm (1944)

1884年に発表された、アントン・チェーホフの小説”The Shooting Party”を基に製作された作品。 殺人にまで発展する男女の恋を描く、監督、脚色ダグラス・サーク、主演ジョージ・サンダースリンダ・ダーネルエドワード・エヴェレット・ホートンアンナ・リー他共演の恋愛ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト
監督:ダグラス・サーク
製作:シーモア・ネベンザル
原作:アントン・チェーホフThe Shooting Party
脚本
ローランド・リー
ダグラス・サーク
ロバート・ソーレン
撮影
オイゲン・シュフタン(クレジットなし)
アーチー・スタウト
音楽:カール・ハヨス

出演
フョードル・ミハイロヴィチ・ペトロフ判事:ジョージ・サンダース
オルガ・クズミニチナ・ウルベニン:リンダ・ダーネル
ピギー・ヴォルスキー伯爵:エドワード・エヴェレット・ホートン
ナディナ・カレニン:アンナ・リー
アントン・ウルベニン:ヒューゴ・ハース
クララ・ヘラー:ローリー・レーン
ポリュカルポス:ジョン・フィリバー
クズマ:シグ・ルーマン
ルニン:ジョン・アボット
カレニン夫人:メアリー・セルヴォス
カレニン:アンドレ・シャルロ
グレゴリー:ロバート・グレイグ
ジプシー歌手:ニナ・コシェッツ
オルロフ巡査:ポール・ハースト
医師:チャールズ・トロウブリッジ
乞食女:サラ・パデン
背の高い警官:マイク・マズルキ

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1944年製作 106分
公開
北米:1944年7月14日
日本:未公開


アカデミー賞
第17回アカデミー賞
・ノミネート
音楽賞(ドラマ)


ストーリー
1919年、ウクライナ人民共和国ハリコフ
ロシア革命後、財産を失った元貴族のピギー・ヴォルスキー伯爵(エドワード・エヴェレット・ホートン)が、出版社の編集長である旧友を訪ねる。
編集長は故人となり、その娘ナディナ・カレニン(アンナ・リー)が後を継いだことを知ったヴォルスキーは、彼女に会い話をする。
ヴォルスキーは、友人であり、ナディナの元婚約者でもあるフョードル・ミハイロヴィチ・ペトロフ判事(ジョージ・サンダース)が書いた原稿を渡して、出版することを勧める。
原稿を受け取ったナディアは、それを読みながら、かつてのことを思いだす。
__________
1912年、ハリコフ郊外のリゾート地ティルネヴァ。
フョードルは、裕福な者たちが夏を過ごす地で、婚約者である美しいナディナと共に優雅な日々を送っていた。
ある日、ヴォルスキーの屋敷に向かったフョードルは、婚約者であるナディナのことをヴォルスキーに話す。
そこに、会計士のアントン・ウルベニン(ヒューゴ・ハース)が現れるが、金に無頓着なヴォルスキーは、話を聞く気になれなかった。
ヴォルスキーと庭にいたフョードルは、激しい雨が降って来たために屋敷に戻る。
入ったその部屋には見知らぬ女性オルガ・クズミニチナ(リンダ・ダーネル)が眠っていたが、雷の音で彼女は目覚める。
フョードルとヴォルスキーに気づき驚いたオルガは、慌てて外に出る。
ヴォルスキーから、雨が降っているので戻るようにと言われたオルガは、部屋で眠っていたことを謝罪する。
オルガが屋敷の使用人クズマ(シグ・ルーマン)の娘だと知ったフョードルは、無学だが夢を語る美しい彼女に惹かれてしまう・・・。


解説 評価 感想
アントン・チェーホフの小説”The Shooting Party”を基に製作された作品。

ドイツからアメリカに亡命したダグラス・サークが脚色を兼ねて監督し、主演はジョージ・サンダースリンダ・ダーネルエドワード・エヴェレット・ホートンアンナ・リーなどが共演した作品。

殺人にまで発展する男女の恋を描く恋愛ドラマ。

故郷ドイツ時代から本作の構想を練っていたダグラス・サークが、亡命してハリウッドに移り、脚色を兼ねてそれを実現させた意欲作である。

第17回アカデミー賞では、音楽賞(ドラマ)にノミネートされた。

主演のジョージ・サンダースは、婚約者がいるものの、美しい平民の娘に心を奪われ身を亡ぼす判事を公演している。

主人公と惹かれ合うようになる、貴族の使用人の娘である誘惑的な女性を魅力的に演ずるリンダ・ダーネル、主人公の友人である伯爵をユーモアを交えて演ずるエドワード・エヴェレット・ホートン、主人公の婚約者である出版社のオーナー、アンナ・リー、ヴォルスキー伯爵(エドワード・エヴェレット・ホートン)の会計士でヒロインと結婚するヒューゴ・ハース、ヴォルスキーの使用人ローリー・レーン、フョードル(ジョージ・サンダース)の執事ジョン・フィリバー、ヴォルスキーの使用人であるヒロインの父親シグ・ルーマン、検察官のジョン・アボット、ナディナ(アンナ・リー)の母親メアリー・セルヴォス、その夫アンドレ・シャルロ、ヴォルスキーの執事ロバート・グレイグ、ジプシー歌手のニナ・コシェッツ、巡査のポール・ハースト、医師のチャールズ・トロウブリッジ、乞食女のサラ・パデン、背の高い警官のマイク・マズルキなどが共演している。


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