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黒の秘密 Black Legion (1937)

移民に昇進を阻まれた労働者が過激派組織に加わり活動する姿を描く、監督アーチー・メイヨマイケル・カーティス、主演ハンフリー・ボガートディック・フォーランエリン・オブライエン=ムーアアン・シェリダン他共演の犯罪ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ハンフリー・ボガート / Humphrey Bogart / Pinterest


スタッフ キャスト
監督
アーチー・メイヨ
マイケル・カーティス(クレジットなし)
製作:ロバート・ロード
原案:ロバート・ロード
脚本
アベム・フィンケル
ウィリアム・ウィスター・ヘインズ
撮影:ジョージ・バーンズ
編集:オーウェン・マークス
音楽
W・フランケ・ハーリング
ハワード・ジャクソン
ベルンハルト・カウン

出演
フランク・テイラー:ハンフリー・ボガート
エド・ジャクソン:ディック・フォーラン
ルース・テイラー:エリン・オブライエン=ムーア
ベティ・グローガン:アン・シェリダン
パール・ダンバース:ヘレン・フリント
クリフ・ムーア:ジョセフ・ソーヤー
マイク・グローガン:クリフォード・スービエ
アルフ・ハーグレイヴ:アロンゾ・プライス
ビリングス:ポール・ハーヴェイ
バディ・テイラー:ディッキー・ジョーンズ
判事:サミュエル・S・ハインズ
検察官:アディソン・リチャーズ
メトカーフ:エディ・エイカフ
グローガン夫人:ドロシー・ヴォーン
トミー・スミス:ジョン・リテル
ジョー・ドンブロウスキー:ヘンリー・ブランドン
オズグッド:チャールズ・ハルトン
ニック・ストランパス:パット・C・フリック
チャーリー:フランシス・セイルズ
バーハム:ポール・スタントン
ジョーンズ:ハリー・ヘイデン
ドンブロウスキー:エゴン・ブレーチャー
バイク警官:ロバート・ホーマンズ(クレジットなし)
裁判所書記官:ジャック・モワー(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1937年製作 83分
公開
北米:1937年1月30日
日本:未公開
製作費 $235,000


アカデミー賞
第10回アカデミー賞
・ノミネート
原案賞


ストーリー
フランク・テイラー(ハンフリー・ボガート)は、友人のエド・ジャクソン(ディック・フォーラン)と共に工場で働く労働者だった。
長年勤めていたフランクは、近々、昇進できると期待しながら、妻ルース(エリン・オブライエン=ムーア)と息子のバディ(ディッキー・ジョーンズ)が待つ家に帰宅し、職長になれるだろうと話し夢が広がる。
エドは、フランクの隣人マイク・グローガン(クリフォード・スービエ)と妻(ドロシー・ヴォーン)の家に下宿し、グローガン家の娘ベティ(アン・シェリダン)と惹かれ合っていた。
翌日フランクは、勤勉なポーランド移民のジョー・ドンブロウスキー(ヘンリー・ブランドン)が職長に昇進したことを知りショックを受ける。
エドとベティは、気落ちして苛立つフランクを慰めようとするものの、彼の気持ちは収まらなかった。
そんなフランクは、ラジオ放送でアメリカ第一主義をスローガンに掲げる、移民排斥活動をする秘密組織の存在を知る。
ベティと2人で映画を観てカフェに寄ったエドは、その場の雰囲気で彼女に求婚し承諾してもらう。
そこでエドは、女友達のパール・ダンバース(ヘレン・フリント)に声をかけられるが、婚約者と一緒だと言ってその場を去る。
フランクは、仕事場でのドンブロウスキーの言動が気に入らない。
フランクの同僚クリフ・ムーア(ジョセフ・ソーヤー)は、フランクがラジオで聴いた組織”ブラック・レギオン”のメンバーであり、仲間のオズグッド(チャールズ・ハルトン)のことを知らせる。
オズグッドのドラッグストアに向かったフランクは、その場でパールに出くわす。
オズグッドと話したフランクは地下に案内され、集会に参加していたクリフと共に組織の指導者アルフ・ハーグレイヴ(アロンゾ・プライス)の話を聞き、自分たちの生活を脅かす移民たちを排除するための活動に加わるのだが・・・。


解説 評価 感想
化石の森」(1936)のアーチー・メイヨマイケル・カーティス(クレジットなし)が共同で監督し、主演はハンフリー・ボガートディック・フォーランエリン・オブライエン=ムーアアン・シェリダンなどが共演した作品。

移民に昇進を阻まれた労働者が過激派組織に加わり活動する姿を描く犯罪ドラマ。

1935年5月にデトロイトで起きた、”公共事業促進局”の局員チャールズ A. プールの誘拐殺人事件を基にした作品。

社会の闇をリアルに描いた本作は批評家に高く評価され、昇進を移民に阻まれ犯罪組織に身を投じる労働者をハンフリー・ボガートが演じ、前年の「化石の森」(1936)に続き好演した彼は、トップスターになる道を切り開いた。

第10回アカデミー賞では、原案賞にノミネートされた。

主人公の友人である同僚ディック・フォーラン、主人公の妻エリン・オブライエン=ムーア、主人公の隣人である、エド(ディック・フォーラン)の恋人アン・シェリダン、主人公と付き合うことになる性悪女ヘレン・フリント、主人公を組織に誘う同僚ジョセフ・ソーヤー、ベティ(アン・シェリダン)の父親であり、主人公に変わり職長になったことで組織に暴行されるクリフォード・スービエ、ブラック・レギオンのリーダー、アロンゾ・プライス、主人公の弁護士ポール・ハーヴェイ、主人公の息子ディッキー・ジョーンズ、判事のサミュエル・S・ハインズ、検察官のアディソン・リチャーズ、主人公の同僚エディ・エイカフ、ベティの母親ドロシー・ヴォーン、主人公の上司ジョン・リテル、主人公の恨みを買う職長に昇進する移民の労働者ヘンリー・ブランドン、組織のメンバー、チャールズ・ハルトン、組織のメンバー、フランシス・セイルズポール・スタントンハリー・ヘイデンドンブロウスキー(ヘンリー・ブランドン)の父親エゴン・ブレーチャー、バイク警官のロバート・ホーマンズ、裁判所書記官のジャック・モワーなどが共演している。


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